gzmlhzmkwq7w3の日記

 自分の趣味とか雑感その他を、気が向いた時に書き連ねる予定です。【2023/12/20追記:昨今の問題について筆者のスタンスを書きましたので、ブログトップに表示しています。】

猪狩蒼弥くんの誕生日を祝いたい

 9月20日は猪狩蒼弥くん(ジャニーズJr./HiHi Jets)の誕生日です。おめでとうございます。

 

 HiHi Jetsを面白いグループだと思った発端は間違いなくガリさんです。
 ジャニーズJr.についてまだよく知らない頃に見たDecoLuの理想の休日発表会。
 自作の画像で圧倒的なインパクトを残すだけでなく、藤原丈一郎さん(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)とのやり取りでも笑いを取り、最終的には理想の休日MVPに輝いてしまうガリさん。慇懃無礼の対義語みたいな人だと思って、ガリさんとHiHi Jetsに初めて興味が湧きました。

https://www.youtube.com/watch?v=-2BOcP-O30Y

https://www.youtube.com/watch?v=fxRaWRMCpng


 実はジャニーズに片足踏み入れる前からザ少年倶楽部(NHK BSプレミアム)を見ていたんですけど、そこでのガリさんの印象は、「生意気そうな人」でした。
 自作ソロ曲「Fence」が放送された時はめちゃくちゃ衝撃を受けたのを覚えています。だがしかしその世界観をかみ砕くことができなかった筆者は同時にガリさんのことが怖くなってしまい、ハードディスクからその回の録画を消してしまいました。なんてことを。

 しばらくの時を経て、ガリさんに興味を持った筆者はYouTubeおよびISLAND TVを漁りました。猪狩蒼弥クイズ、ひらめき脳企画などを見て、頭の回転の速さに圧倒されました。パフォーマンス動画やダンスリハーサルで見せるローラースケートの技術や、ラップする時の声や表情が格好いい。そして結構かわいい。
 そんなことを思っているうちに見つけた「閑古鳥の鳴く部屋で」の漫談。これで完全に打ちのめされました。驚異的に踏まれている韻が心地良く、和装が似合う。何よりも、どんなことをしていても感じられる圧倒的な自己肯定感が清々しく美しかった。若さのみならず実力を兼ね備えている彼に、生意気そうという先入観を抱いていたことを恥じました。

https://j-island.net/movie/play/id/4861

 

『My Lifeの1ページ目 2002年9月』に筆者が目眩を起こしかけたのはさておき、ガリさんはまだ18歳です。
 ガリさんのメンバーカラーである「蒼」い緑色が、「弥」が意味するように大きな世界へ広く行き渡っていくような1年になりますように。

 

 応援している人の誕生日が来るのはこの日記を書いてから初めてなので、日が浅いうちにガリさんについての印象を書いてみようと思いました。
 今回みたいな感じでHiHi Jets全員に対して書いておきたい気持ちはあるけど、これから全員秋生まれという誕生日ラッシュが待っていると思うとできるか不安。そして失礼な記述があったら申し訳ありません。
 ひとまず次に控える作ちゃんのターンに記事公開できるかが勝負かな。頑張ろう。

 読んでいただき、ありがとうございました!

「恋の病と野郎組」を315プロダクションでも見たい

 

 ジャニーズの世界に踏み込んだのをきっかけに、約1年遅れで「恋の病と野郎組」を見た。
 面白い。なぜ去年の今頃はこの存在を知らなかったのだろう?こういうの、SideMでもやろうよ。

 というわけで再び空想記事です。

 世の中には「野郎組」の面白さを的確に伝えている素晴らしいブログ、SNSなどがすでに沢山あるので、私なりの切り口で書いたらどうだろうと考えた結論がこれだった。だって、好きなものと好きなものを掛け合わせたらきっと315でしょう?
 さらに「野郎組」のHuluでの独占配信は9月20日までらしい。1週間切っている、つまり時間がない中で一気に筆を進めるにはこの方法しか思いつかなかった。あと担当の上位イベが始まったので早めに仕上げとかないと。

 

※「恋の病と野郎組」は、2019年7月クールにBS日テレで放送されたテレビドラマ。共学高にできた男子クラスにいる8人の男子生徒が、「女子と話せない病」を克服してあわよくば恋人を作ろうと奮闘するというあらすじの青春ラブコメディ。メインキャストはジャニーズJr.で、担任教師役はジャニーズWESTの濵田崇裕さん。
 そしてSideMもとい「アイドルマスターSideM」は、THE IDOLM@STERの世界をモチーフにしたソーシャルゲーム。315プロダクションという事務所に所属するプロデューサーとなって、前職持ちの個性豊かな男性アイドルたちとトップアイドルを目指すというあらすじの「ドラマチックアイドル育成カードゲーム」。リズムゲームをプレイできるアプリ「LIVE ON ST@GE!」も展開中。
 それぞれの公式ホームページのリンクを貼っておくので、ひとまずご覧ください。SideMに関してもプロデューサー有志が各所に素敵なアイドル紹介記事を作ってくれているのでチェックしてみてください。興味が出たら一度プレイのご検討を。同僚さんをお待ちしております!※
https://www.bs4.jp/yarougumi/

https://side-m.idolmaster.jp/

https://side-m.idolmaster.jp/lo-stage/

 

 解釈違いがあればごめんなさい。それではいきます。

 

  • 一条大地 <あだ名:ジョー>
     野郎組のリーダー格で自信家。ガツガツしていて威勢がいい。彼がいなければ物語が始まらなかった。
    天ヶ瀬冬馬くん(Jupiter)を推します。女性に対してうぶなところもありつつ素直で熱いリアル17歳なので、親和性高いと思う。それに、野郎組を率いる構図が似合う。
     次点は木村龍くん(FRAME)。演じているのが髙橋優斗くん(HiHi Jets / ジャニーズJr.)だからか、ジョーは声が大きいし顔芸が多い。特に最終話が顕著で、机に突っ伏しながら見せた三白眼はすごかった。すでに成人しているけれど、龍くんはエネルギッシュに演じてくれそうだし、優斗くんに一番近いジョーになりそう。
     この発想もあったことを残しておきたいのは秋山隼人くん(High×Joker)。彼もまた17歳で、モテ願望が強い。最終話のジョーの台詞「大人になって懐かしむのは大人になったオレがすればいいよ!今17歳のオレが困ってんだ!」を聞いてみたい。

  • 二葉桜太郎 <あだ名:フタちゃん>
     明るくて無邪気なお坊ちゃん。携帯電話を持てないし、定期的な小遣いも貰えないくらい親が厳しい。
    →一番悩んだけど、秋月涼くん(F-LAGS)がいいかな?似合うのはミムりん、ヨツヤ、ロクちゃん系統だと思うけど、芸歴が長い涼くんなので、フタちゃんをあざとさなく過不足なく表現してくれそうな気がする。あと、第2話(フタちゃんメイン回)で18禁サイトにアクセスしようとするフタちゃん、いけないと思いつつ涼くんでちょっと見てみたくないですか?
     他に候補に挙げたのは、ピエールくん(Beit)御手洗翔太くん(Jupiter)冬美旬くん(High×Joker。もう少し若ければ柏木翼さん(DRAMATIC STARS)も挙げたと思う。フタちゃんの何が難しいって、演じている佐藤龍我くん( 少年 / ジャニーズJr.)が長身で美形かつものすごくあどけなさを持っていることなんですよ。315プロにこんな子いない。だから、ルックスは抜きに選ばざるを得なかった。

  • 三村蓮 <あだ名:ミムりん>
     冷静で毒舌な眼鏡っ子。野郎組の中では頭脳派で、何かと物語の転機になるもの(メンタルトレーニングなど)を持ち込みがち。「刹那」という言葉が気に入っているっぽい。筆者の好きなキャラ1人目。
    北村想楽くん(Legenders)が良いです。野郎組の暴走する言動に冷静に突っ込みを入れるのが似合う。第3話(ミムりんメイン回)でオセローを名乗るのも、最終話でジョーに武者小路実篤の「友情」を渡すのも、文系の想楽くんはしっくりくる。あと、オープニングで砂にまみれながら「ああ野郎組」を歌う想楽くんも見たいし、そろそろ演技のお仕事で眼鏡掛けてほしい。問題は第5話の野郎組バンドでベース弾くところの再現だけど、アルトサックスを習得した想楽くんならきっと大丈夫*1
     他にはというと、冬美旬くん榊夏来くん(High×Joker)が浮かんだ。文系物書きという共通点は九十九一希くん(F-LAGS)が持っているんだけど、彼は野郎組っぽくないかなと。

  • 四谷翼 <あだ名:ヨツヤ>
     大のアニメオタクで、「マジカルアイドル近衛アイ」(1期5話までは苦行だけどそこから面白い、設定が激重)のファン。普段は大人しくて目立たないが、野郎組で最初に女子と顔を合わせて会話できたのは彼。
    →個人的願望で蒼井享介くん(W)にやってほしい。享介くんは元プロサッカー選手なのでヨツヤを演じている織山尚大くん(少年忍者 / ジャニーズJr.)ほど華奢ではないと思いますが、近衛アイのコスプレはきっと似合うし、ノリノリでやってくれる。ちなみに、享介くんの双子の兄・蒼井悠介くん(W)は「年下彼氏」*2#1の拓海役と心に決めています(?)。
     ヨツヤは小柄で可愛い感じのアイドルが似合うと思ったので、候補には秋山隼人くんを選んでいました。今にして思えば、御手洗翔太くんも合いそうかも。条件には合うけどコスプレはプロデュース方針に反するかな……という理由で選ばなかったのは、神楽麗くん(Altessimo)

  • 五島律 <あだ名:ゴトゥー>
     俺様なナルシスト。各話どこかで女子にディスられがち。何かとクセは強いけど、なんだかんだで他人思いのいいやつ。筆者の好きなキャラ2人目。
    →可能なら牙崎漣くん(THE 虎牙道)をキャスティングしたい。漣くんとゴトゥーで俺様のベクトルが違うのは重々承知だけど、他にゴトゥーをできそうなアイドルがあんまり居ない。それに漣くんが学生服いけるのは「ドラマ[卒業]ガシャ」*3で立証済みだし、ちょっとコミカルな役回りをするのも見たい。そもそも漣くんを手なずけられるかが問題だけど。今思ったけど「THE 虎牙道」ってユニット名、ギリギリジャニーズに居そう感ある。
     もしも漣くんを連れて来られなかった場合(?)は、伊瀬谷四季くん(High×Joker)をあてます。楽しんでやってくれそう。でも第9話の七三シャツインは拒否されかねない。個人的願望としては、第5話(ゴトゥーメイン回)の挿入歌「ミス サンライズ」を四季くんのVocal値*4でも聞いてみたい。髪型的に見てみたいなとふと思ったのは若里春名くん(High×Joker)。むしろ四季くんより合うかもしれない。

  • 六反田陽汰 <あだ名:ロクちゃん>
     真面目な優等生。よくフタちゃんの世話を焼いている心優しい子。第6話(ロクちゃんメイン回)では野郎組の知らないところで波乱を巻き起こした結果、女子に恋路を応援された。
    →ここまで何度も登場した秋山隼人くんをここに配役します。等身大で健気で、視聴者も応援したくなる感じが隼人くんと相性良い気がするんですよね。あと、好きな人の好きなところを聞かれた時の「顔かな……」という返答が隼人くんの声で脳内再生できました。戸惑いながら答える隼人くん可愛いでしょ。個人的には、ロクちゃんを演じていた岩﨑大昇くん( 少年 / ジャニーズJr.)の、目や仕草から恋しているのが感じ取れるお芝居が好きでした。大昇くんのしっかりとした肩幅に気付くたび「バグかな?」と思いながら見ていました。関係ないけど、第6話でロクちゃんに「良かったら……相談乗りましょうか?」と声掛けてくる女子たちが無駄にカッコいい。髪のなびき方が。
     他の候補に挙げていたのは、可愛さ重視で卯月巻緒くん(Cafe Parade)。でも巻緒くん自身の野郎組度は低い。今考えてみると、合いそうなのはロクちゃんよりもミムりんかな?

  • 七瀬誠 <あだ名:ナナセ>
     飄々としていて空気が読めるサッカー部員。第7話(ナナセメイン回)では、元カノが相手とはいえ野郎組で初めてちゃんとした告白にこぎつけた。
    鷹城恭二くん(Beit)がいいです。演じている作間龍斗くん(HiHi Jets / ジャニーズJr.)と、なんか少しだけ雰囲気似ていると思うんです。背が高いのと、低めの声で淡々と話している時の感じはそれっぽい。それと、運動部の恭二くんが見てみたいので。
     他の登場人物は2人以上候補を挙げたんですけど、ナナセは恭二くんしか浮かばなかった。ナナセの項目だけ短くてすみません。

  • 八代凛太朗 <あだ名:やっしー>
     強面でガラが悪いなんちゃってヤンキー剣道部。母親をババア呼ばわりしつつちゃんと会話するし、飼い犬を可愛がっている。第8話(やっしーメイン回)で物語は一気にクライマックスへ。筆者の好きなキャラ3人目。
    →これは紅井朱雀くん(神速一魂)。部活後の汗のにおいに自覚が薄いのも、「女子と話せない病」を克服するために階段100往復を自らに課すのも、好かれているんじゃないかと浮足立って自宅のベッドででんぐり返ししちゃうのも、個人的には違和感がない。なんてったって、315プロでリアルに女子を苦手なアイドル2大巨頭の片割れを配役しない手はないでしょう。野郎組バンドのギター担当だけど、彼はギター弾いたことありますから大丈夫*5。ただし、赤髪はちょっとまずいので染めるかカツラ使わないと。
     古風さのあるアイドルを当てたかったので、他に挙げていたのは大河タケルくん(THE 虎牙道)。ジョーじゃなかったら冬馬くんも加えたかった。もう1人の神速一魂である黒野玄武くんは、道着似合うだろうけどやっしーじゃないなって。

  • 花岡先生 <あだ名:花セン>
     野郎組の担任教師。いつも明るい好青年で、生徒思いの良い先生だが、割ととんちんかん。漫画家の妻とのノロケ話をナチュラルに組み込んでくる。
    →いろいろ考えたけど、一番見たいのは天道輝さん(DRAMATIC STARS)。誰もが認める好青年だけどちょっと空回り、っていうのが親和性高いし、輝さんがこれまでに演じた既婚者役ってすごく重い設定があった記憶があるので、平和な結婚生活を送っている役を見たい。学校の先生役も見たい。あとこれはジョーが冬馬くんだとしての話なんですけど、最終話にSideMのダブルセンターが一対一で演技するの見たくないですか?
     もう少し年齢を重ねていれば合うなと思ったのは、握野英雄さん(FRAME)円城寺道流さん(THE 虎牙道)。元教師アイドルユニットS.E.Mは3人ともちょっとイメージと違うかなと。315プロでリアルに女子を苦手なアイドル2大巨頭のもう1人・信玄誠司さん(FRAME)も配役してみたかったけど、花センに女子苦手アイドルをあてるのはちょっと厳しかった。

 

「野郎組」、本当にいいドラマなんですよ。
 この作品に出てくる女性たちって、どこかに必ずあれ?って部分を抱えています(メインヒロインの原アスカさんだけ終盤まで接点が薄いので、どことなくぼんやりした人物像のままですが)。逆ギレしてLINEブロックしたり、相手を傷つけるようなことを口走っちゃったり、CD又貸ししたりだらしなかったり変わり身の早い腐女子だったり。野郎組はそこに毎度毎度打ちのめされる訳ですけど。いいところだけを見られていても、いずれ相手には分かってしまう。野郎組の病克服作戦全般にも言えることなんですよね。
 それと、野郎組には辛いときも嬉しいときも、一緒に走ってくれる仲間がいる。ひとりで戦うよりもずっと心強いけど、そういうことを共有して同じ時間を過ごすのって、決していつまでもできることじゃない。
 最終話で花センが言っていたように、大人になると何もかもが懐かしくなる。けれど、大事なのは今ある時間を今の仲間と一緒に一生懸命駆け抜けることなんだ、って思わせてくれる作品でした。

 

 書きすぎて配信期間の残りがもう5日間しかない。これはまずい。
 当番回の概念もあるし、深夜アニメみたいな感覚で楽しめます。1話26分の全10話なので、4時間20分で見終わります。なんとアニメ1クール全話一気見するより短い。
 自己満足しかない記事ですが、もし興味を持たれたという方がいれば、今のうちに彼らの頑張る姿を見てください……!

*1:2018年10月9日~15日に開催されたSideMゲーム内イベント「秋夜の音楽祭 ~JAZZ BARへようこそ~」にて、想楽くんはCM撮影のためにアルトサックスを習得しました。

*2:2020年4月クールに朝日放送ほかで放送されたテレビドラマです。年下の男性と年上の女性の淡い恋物語を、30分枠のA・Bパートそれぞれを活用したオムニバス形式で放送していました。メインキャストは関西ジャニーズJr.。拓海は、第1話Aパート「年上のカノジョ」で大西流星くん(なにわ男子 / 関西ジャニーズJr.)が演じていた主人公の名前。

*3:2015年2月28日~3月10日に開催されたSideMゲーム内の「ドラマ[卒業]ガシャ」にて、漣くんは学ランを着て第二ボタンを渡すシーンを撮影していました。ツンデレ感がすごい。

*4:SideMにおけるアイドルの能力値。Vocal(歌唱力)、Dance(ダンスの巧みさ)、Visual(魅力)の3ジャンルに分かれている。バンドのボーカル担当の四季くんは、Vocal>Visual>Danceのボーカル型ステータス。

*5:2015年8月31日~9月8日に開催されたSideMゲーム内イベント「バンド★チャレンジ」にて、朱雀くんはTV番組の企画でバンドを結成しギターを担当しました。
ちなみに、野郎組バンドの編成はボーカルがゴトゥー、ギターがやっしー、ベースがミムりん、ドラムがナナセ。ミムりんとやっしーに関しては、それぞれ演じている中村嶺亜さん(7 MEN 侍 / ジャニーズJr.)、正門良規さん(Aぇ! Group / 関西ジャニーズJr.)の担当楽器を演奏していましたが、嶺亜さんはのちにギターへパートチェンジしています。

HiHi Jetsの5名を宝塚に組配属してみたい

 マイペースに宝塚歌劇を楽しみ続けて6年目。
 正直苦境にあるとは思うが、私は宝塚歌劇団が好きだ。
 1つの公演に関わる全ての方々の努力と情熱が実を結んで生まれた、きらめきの結晶に満ち溢れたような舞台が恋しくて仕方ない。いつか再び宝塚大劇場に行ける日を心待ちにしている。

 そしてここ数か月の間に、ジャニーズという一大ジャンルに片足を踏み入れた。
 特に好きなのはジャニーズJr. 内ユニット「HiHi Jets」である。
 ローラースケートを用いた痛快でクールなパフォーマンスもさることながら、フィクションの設定かと思いたくなるようなメンバー5名の豊かな個性とそのバランスも魅力である。

 こうして様々な思いが爆発した結果、タイトル通りの発想に至った。

 かつて好きなソシャゲに登場するアイドルの宝塚入団~退団後まで同じような感じで考えたことがあるので、もうなんか何も怖くなかった(?)。
 結論からいうと、だいたい上手く行った。

 

※筆者は宝塚歴のほうが長いので、宝塚ファン目線強めです。後半に行くほど筆がのって文章量が多くなりましたが、思い入れに差があるわけではありません。
 HiHiの5名は先述のソシャゲアイドルと違って年を重ねますし、年少2名に至ってはまだ宝塚音楽学校*1(以下「音校」)を受験できる年齢です。それゆえ、想像できた範囲が中途半端です。あくまで2020年9月時点の空想であることにご注意ください。
 特に画像は貼りませんが、HiHiは宣材写真よりも動いている姿のほうが筆者のイメージに近いです。参考までに、今年8月に行ったコンサートの舞台裏密着映像(公式)のリンクを貼っておきます。※
https://www.youtube.com/watch?v=baUMc0eBtFY
https://www.youtube.com/watch?v=sG0C9ZVWctw [追記 0:11で花組ポーズっぽいことをしているHiHi]←[2021-03-28追記 YouTubeから削除済]

 それでは独断に基づく空想組配属、いってみよう。

 

 

花組 → 橋本涼

  • この色気は花組で熟成させたい。
  • 宣材写真は短髪すぎるけど、明るい茶髪だと若手男役感が増すよね。それに輪郭が花組だもん(?)。
  • このままでは色気と見た目の話だけになってしまうので、真面目に書きます。
     花男(=花組男役)の格好良さって、積み上げてきた鍛錬とそれに対する誇りが裏打ちしている気がします。
     はしもっちゃんを見ていると、自信がないのかなって時々感じるんですよ。あんなに顔が良いのに。見た目の印象に反して控えめというか、謙虚なのが彼の良いところでもあるんですけど。
     だから、花組という環境で自信と誇りを表現してほしい。黒燕尾とキザりが似合う、美しく色っぽい立派な花男になるポテンシャルは彼が一番持っています。
  • 入団前はたぶん市民劇団に参加とかそういう形で芸能には触れていたけど、全国ツアーを観劇したのをきっかけに宝塚入りを志してバレエ始める。
  • 中卒時の受験で1回落ちて高1修了の受験2回目で音校受かってそうだけど、はしもっちゃんとみじゅきは同期がいいのでやっぱり中卒一発合格ですね。
  • どちらかといえば芝居よりショーで輝くタイプ。というか、「BEAUTIFUL GARDEN」(花組のショー、2018年)の中詰でアロハシャツ着て踊ってそう。
  • 舞台外でもキザるのかと思いきやふわっふわしているので、そのギャップでファンが増える。天然ボケゆえに言い間違いが多々あるので、新人公演*2(以下「新公」)の主演挨拶で喋るときは同期にハラハラしながら見守られている。
  • 組替え*3することはなく、ずっと花組花組じゃないとしたら宙組だけど、どちらにせよ組替えはしない。

 

月組 → 井上瑞稀

  • 歌唱力のあるフェアリー系*4男役を輩出した実績のある月組なので。
  • ロールモデルとしては、涼風真世さんと明日海りおさん。両者のハイブリッド的な方向で育てたい。
  • というか研4~6(=入団4~6年目)あたりで、娘役転向*5させたいのかってくらい女性の役が回ってくる時期ありそう。月組だからたぶんそういうことする。もともと素顔も娘役級に可愛いし、舞台ではプロとしてしっかり娘役をやり切るので、きっと評判も良い。
  • でもみじゅきは小学生の頃に東京宝塚劇場で観た男役スターに強く憧れて「こんなふうになりたい」と思って入団したので、転向せずに男役を貫き通します。そのこだわりの強さでまた人気が出るし、屈折していたり闇深かったりする役がやたらと似合う存在になる。新公初主演は人間じゃない役。
    (リアルにみじゅきのジャニーズ入りのきっかけだったHey! Say! JUMPの山田涼介さんは、月組生え抜きでトップスターになってそう。年齢差的には、みじゅきの音校受験直前に新公初主演くらいだろうか)
  • 月組生になったらちゃんと自前のアフロ*6を持ってくれそうだし、そういう意外なノリの良さも月組っぽいと思う。
  • 中卒時の受験で一発合格、音校時代も成績優秀なので委員やっていた。はしもっちゃんとはもともと面識なかったけど寮が同室で、生年月日が1日違いと知って互いにびっくりしてそう。
  • 注目されるきっかけは研2で抜擢されたカゲソロ*7の透明感ある美声。そこから新公でいい役が付き始める。スチール写真やポートレートは外れがないと評判。
  • どこかのタイミングで組替えすると思う。雪組花組に。雪に行ったら「みじゅきって思ったより背高いね」って言われるし、花に行ったら「はしもっちゃん居るじゃん」って言われる。どちらかといえば花に行って、互いがどんな立場になろうと仲良くやっていくと思う。

 

雪組作間龍斗

  • パフォーマンスから雪組らしいしっとりした優美さを感じ取ったが、それだけではない。
  • 第一印象は完全に宙組。HiHiで最も長身、最後の追加メンバー、おまけにメンバーカラーが紫とくれば宙組で決まりと思っていたのですが、果たしてそれでいいのかと自問自答してこうなったのでちょっと聞いて下さい。
  • 作ちゃんについて考えるほど感じるのは、どんなことをしていても「無機質感」が漂っているという凄さ。多方面に隙のない能力、大人びた容姿、そして思考回路が謎の風変わりな言動……。もうすぐ18歳の青年ということは分かっていても、本当は人間の感情を学んでいるヒューマノイドロボットなんじゃないかって思えてくることも。
     他方、雪組の特徴は「情感」だと個人的に考えています。それが数多の日本物*8上演経験によって培われたものか、直近のスターたちの芸風によってそんなイメージになったのかはさておき。
     つまり、作ちゃんが自在にコントロールできたらとんでもないことになるんじゃないか、というものを持っている組に配属してみたいと思いました。
  • まあいろいろと御託を並べましたが、稽古で浴衣を着る作ちゃんが単純に見たい。所作が絶対に美しい。書生の役やってほしい。
  • 入団前はクラシックバレエをやっていたけど、背が伸びすぎたと思った矢先に宝塚歌劇団を勧められて、ファンになって受験した。きっと中卒一発合格。音校時代はずっとピアノの首席。
  • すらりとしたスタイルと技術の高さから、実体のない概念やメタファーを擬人化した役には下級生の頃から定評がある。芝居で主人公の心情を台詞なしで表現する「影」の役に研5くらいで起用される。
  • 新公初主演は一本物*9の1幕・2幕で主演が分かれる形式の作品。カフェブレ*10にもう1人の主演である1期上の男役と一緒に出演したところ、トークの内容も間合いもあまりに独特すぎたので1期上の男役にたくさん世話を焼いてもらった。
  • なんだかんだで宙組は1回通ると思う。月組でもやっていけるんじゃないかな。

 

星組 → 髙橋優斗

  • 「君が星組じゃなきゃ誰が星組だ」レベルに星組
  • バリバリの体育会系育ちでおしゃべり上手、観客を煽る姿から感じられる熱は星組がよく似合う。
  • 念のため触れておくと星組のイメージ自体は割と変遷している印象で、「コスチューム物*11」「ゴージャス」「濃い」など、それぞれ思い入れのある時代によって何を挙げるかは変わってくると思います。
     そこでゆうぴーですよ。どんな私服よりもステージ衣装が似合ってしまうゆうぴー、きっとコスチューム適性バッチリ。どの時代に居ても意外としっくりくるのでは?
  • 中学まではずっとスポーツ一筋。高校入学後、小さい頃に観てから好きだった宝塚の公演を観に行く機会があって、「入るチャンスがあるなら受けるべきじゃないか」と思い立つ。バレエや声楽は受験半年前くらいからしか習えなかったけど、高2修了の受験1回目で合格。音校入学後は根性で授業に食らいつく日々を送る。
  • 組配属直後から「特定の場面だけすごく大きな声が聞こえる」と話題になり、Wトリオ*12起用で「あの声ゆうぴーか!」って発覚しそう。
  • 成績は上位じゃないけど役が付くのは早く、研3辺りで主人公の何人かいる仲間のうちの少年役とかに抜擢されて名前が知れ渡るし、舞台度胸とキャラクターで上級生やファンに愛されるようになる。楽屋入りする時のファッションもいろんな意味で注目される。
  • 新公主演が巡ってくるのも結構早い。初回は「新公らしい出来だったね」とか言われるけど、2作目では見違えるような成長を遂げる。
  • できれば星組生え抜きのまま育てたい。でも、こういうタイプほど学年上がってから突然組替えになりがち。

 

宙組 → 猪狩蒼弥

  • 一番しっくりくるのが宙組だった。
  • 先人への尊敬と柔軟性を持ちつつ自分の信念や独創性は何があってもブレさせない、ガリさんのエンターテインメントに対する姿勢が凄いと思ったので、ガリさんが一番やりやすそうな組を選びました。
  • 伝統のある環境で個性を発揮しているという点では花組月組でも見てみたいと思ったんですけど、ガリさんの生き様はともすると型破りというかファンキーに映りすぎるんじゃないかって。宙組は他の組と比べて歴史はまだ浅いぶん自由度が高そうだし、新時代って感じもあって似合うかなと。
  • 最初はなんとなく雪組だと思っていました。メンバーカラーが緑なのと、名前に入っている「蒼」が草の色つまり緑を表す漢字ということもあって。あとISLAND TV「閑古鳥の鳴く部屋で」の漫談でも和装していたし。
     しかし、スーツにオールバックで歌う自作ソロ曲「Fence」があまりに強すぎて、なんか雪じゃないなと(冷静に考えたら、オールバックを頻繁にやる17歳って凄いよどうなってるの)。
  • 入団前の幼少期からヒップホップとかモダンバレエとかタップとか、受験科目じゃないジャンルのダンスを習っていた。通っていたスタジオにはクラシックバレエのクラスがあったのでそちらも受講するようになったところ、宝塚志望の子が多くてそれで宝塚を知り面白そうだったので受けてみたら一発合格だった、という流れで入団する。たぶん親御さんがダンス講師。何となくだけど、高校生活を知らないまま宝塚に入ってほしい。
  • 組の目印。長く習っていたジャンルのダンスがある場面では必ず起用されるし、普段もその影響が強いダンスをするので遠くからでも判別できる。自分とかけ離れた役を演じる機会は少ないが、新人公演ではシリアスからコミカルまでいろんな役が回ってくる。冷徹なマフィア(本役は二番手男役)を演じた時は大好評だった。
  • コンサート形式の公演で見せた客席煽りが下級生とは思えない素晴らしいクオリティだったので、「楽屋日記」「えと文」*13の登場を心待ちにされる。待望の「えと文」では他人になりきったり突然小説を掲載したりと凝った内容だったので、2回目や3回目の登板を期待するファンも多い。
  • 芸名は自分で付けた。実際のタカラジェンヌは「尊敬する方に付けていただいた」とか「家族で知恵を出し合って」とかそういう由来が多いけど、ガリさんは絶対に自分で考える。
  • 組替えはせず、ずっと宙組。音校時代から信頼して仲良かった同期の作ちゃんが雪組からやってきた時は、めちゃくちゃフォローするし支える。

 

 こんな感じでしたが、いかがでしょうか?
  一応全員違う組に配属できたけど、その後の異動まではさすがにコントロールできないことが分かリました。
  自分で考えたとはいえ、全員一発合格なの引きが強すぎる。さらには、入団順がはしみず→ゆうぴー→いがさくの順になるのもなるほど……って感じでした。
 でもやっぱりHiHiは5名揃っているほうがいいですよね。ユニットとしてなら月組星組っぽいと思います。

 あー楽しかった。

 読んでいただきありがとうございました!

 

記事作成にあたっては、「宝塚語辞典」(著:春原弥生、刊:誠文堂新光社)および「宝塚アーカイブ | 舞台・演劇用語 | シアターリーグ」(http://www.moon-light.ne.jp/termi-nology/takarazuka/)を参考としました。

*1:宝塚音楽学校……宝塚歌劇団に入団するためには必ず卒業しなければいけない学校。受験のチャンスは中卒~高卒までの4回のみであり、倍率が高いことで有名。各学年の成績上位4名が委員として同期の取りまとめなどを行う。なお、ここを卒業した後も団員は「生徒」と呼ばれる。

*2:新人公演……入団7年以内の生徒だけで通常公演と同じ演目を演じる公演のことで、スター発掘の場。通常公演で同じ役を演じる生徒を「本役」と呼ぶ。

*3:組替え……所属する組が変わること。

*4:フェアリー系……中性的な雰囲気がある場合に付けられがちな二つ名。

*5:娘役転向……入団後に男役から娘役へ転向するのは時々ある事例。筆者調べによれば、2010年から2020年の間に娘役転向した人数は、花組0名、星・宙組1名、雪組2名、月組3名と月組が最多。2000年からの人数でも最多である。

*6:アフロ……いずれかの貸切公演のショーの一場面で予告なく全員がアフロを被りだすという、月組独特の文化がある。

*7:カゲソロ……舞台に出ていない人が歌うソロのこと。

*8:日本物……和装の芝居やショーのこと。雪組は他の組と比べて日本物の芝居の上演が多い。

*9:一本物……1幕と2幕通しで同じ演目を上演するスタイル。海外発の大作ミュージカルの場合に多いが最も有名なのはおそらく「ベルサイユのばら」。基本的に宝塚の公演は1幕が芝居、2幕がショーである。

*10:カフェブレ……TOKYO MXほかで放送される30分番組「宝塚カフェブレイク」の略称。東京宝塚劇場で公演中のスターたちがゲストとなって、公演の見どころなどをお話ししてくれる。

*11:コスチューム物……歴史物・時代劇のことで、軍服やドレスなどのきらびやかな衣装やセットで上演される作品を指す。近世ヨーロッパだけでなく、古代エジプトや王朝時代の中国を舞台にした作品もある。

*12:Wトリオ……フィナーレで生徒たちが大階段を降りているときに、上手と下手で3人ずつに分かれてコーラスしている下級生のこと。

*13:「楽屋日記」「えと文」……宝塚歌劇団の公式月刊誌「歌劇」の連載。前者は下級生(毎回書き手が変わる)による公演こぼれ話の記事で、1ページ。後者は各組1名ずつの生徒(3か月交代)によるイラスト付きエッセイ記事で、2ページ。文才が問われる。