当記事は2025年版です。2023年版以前をお探しの方は、お手数ですが「芸名統計2023」もしくは「芸名統計2022」カテゴリから記事をご確認ください。
前回の記事では宝塚歌劇団の現役生徒の芸名に使われる字および読み仮名について調べたデータをもとに、それぞれの芸名に含まれる字を使っている延べ人数を算出しました。
このデータを用いて、筆者の好きな人たちの名前はタカラジェンヌだとどなたに近いかを調べました。
なお今年度はおおむね1ジャンル1記事でお送りします。
※この記事から読まれた方はおそらく筆者が何をやっているのかよく分からなくなると思われますので、前回の記事に一度目を通していただけると良いかと存じます。※
延べ人数算出ルールを架空の人名に適用した例がこちら。

延べ人数を算出する際に「代+々+木+だ+い×2+ち」というふうに通算使用人数を足していき、同じ延べ人数のタカラジェンヌは字部門だと妃華ゆきのさん(雪組)ら3名、読み仮名部門だと飛翔れいやさん(月組)ら3名が該当します。
同じ字が2回登場した場合に二重に集計する理由は、「代々木だいいち」と「代々木だいち」のように1文字の有無で印象が変わることがあるためです。「々」のような踊り字や「ょ」のような拗音、「眞」と「真」のような旧字体と新字体は異なる字として集計します。要するに、字の種類と出現回数だけで判定しています。出てこない文字はゼロ扱いです。
なお、当記事の「現役タカラジェンヌ」は公式生徒名鑑である「2025年度版 宝塚おとめ」(刊:宝塚クリエイティブアーツ)に顔写真付きで掲載されている計423名を指し、その後の組替えや退団は反映していません。
この記事で集計したのは大相撲力士。
集計対象は、令和七年七月場所の番付が発表された2025年6月30日に日本相撲協会公式ホームページの相撲部屋一覧からプロフィールを閲覧可能であった力士619名です。力士以外の掲載者(師匠・年寄・行司・呼出・床山・若者頭・世話人)は除外します。
また、四股名は前半のみ集計し敬称略で記載していきます。
※例を挙げると、現在の伊勢ヶ濱親方の現役時代の四股名「照ノ富士 春雄」は「照ノ富士」部分のみをカウントします。
予想
文字部門
相撲部屋ごとに受け継がれる字や、師匠の字を四股名にもらう文化のある大相撲。ということで「大」「翔」の多さで堅実に稼ぐ追手風部屋が部屋単位では強いと考えます。
力士個人としては花の海(二所ノ関部屋)、美ノ海(木瀬部屋)、天空海(立浪部屋)、朝乃山(高砂部屋)が強いと考えました。過去に四股名の前半後半を合わせて幕内と十両のみで統計を取った際の1位だった宇良(木瀬部屋)は「宇良和輝」の後半の「輝」で稼いでいたので、今回はそこまで伸びないと予想します。
なお、読み仮名部門については集計が間に合わなかったため今回は調べていません。
結果
力士個人編
最終結果の表を示します。字は細かいですが、画像のコピーか拡大で読めると思います。




基本データ
延べ人数の最大値は隈乃花(武隈部屋)と花の海(二所ノ関部屋)の54、その後美ノ海(木瀬部屋)の52、美浜海(玉ノ井部屋)の50、風凰花(押尾川部屋)の48、霧乃華(荒汐部屋)と和気乃風(中村部屋)の47、風桜輝(押尾川部屋)の46、宮乃風(中村部屋)の45、英乃海(木瀬部屋)の44と続きます。最小値は127名の0で、全員の名前の記載は省略します。
傾向
「花」「乃」「風」「海」といったタカラジェンヌ人気の字を持つ力士が上位を占めます。1位の隈乃花は「隈」の字の存在感ゆえにノーマークでした。また四股名でよく用いられる『の』と読ませる字のタカラジェンヌ間の人気は「乃」→「の」→「ノ」「野」の順なので、トップスリーが綺麗にこの字を使っていたことになります。
過去にタカラジェンヌ式芸名をとったジャンルでいうとアイドルマスターSideMはひらがな、ジュニアは「斗」「真」「輝」の3つのどれかが入っていると延べ人数が大きくなりやすい傾向にありました。男性だけの業界という共通点がありながら、用いられる字の特徴がバラバラなのも面白いところです。
相撲部屋・一門別編
相撲部屋45か所が5つの一門に分かれているということで、相撲部屋および一門ごとに合計値、平均値および中央値の順に並べ替えた表も作成しました。上記の表のセルの色分けも一門ごとに設定してあります。


基本データ
合計値の大きい相撲部屋は順に追手風部屋、高砂部屋、九重部屋と続きます。合計値の小さい相撲部屋は順に雷部屋、朝日山部屋、錦戸部屋でした。
平均値の大きい相撲部屋は順に押尾川部屋、中村部屋、追手風部屋と続きます。平均値の小さい相撲部屋は順に雷部屋、鳴戸部屋、浅香山部屋でした。
中央値の大きい相撲部屋は順に押尾川部屋、追手風部屋、九重部屋と続きます。合計値の小さい相撲部屋は順に二所ノ関部屋、鳴戸部屋、大嶽部屋でした。
合計値の大きい一門は順に出羽海一門、二所ノ関一門、高砂一門、時津風一門、伊勢ヶ濱一門です。
平均値の大きい一門は順に高砂一門、時津風一門、出羽海一門、二所ノ関一門、伊勢ヶ濱一門で、中央値では時津風一門と出羽海一門が入れ替わります。
傾向
タカラジェンヌに人気の字が師匠や部屋由来でつけられた、なおかつ力士の所属数の多い相撲部屋が合計値で上位に来ます。追手風部屋の「翔」、高砂部屋の「朝」、九重部屋の「千」ですね。所属力士が多い部屋であっても、部屋で受け継がれる字を使用しているタカラジェンヌの人数がゼロまでいく(伊勢ヶ濱部屋の「富」「士」、玉ノ井部屋の「東」がこれにあたります)と合計値はここまで伸びません。
平均値については、かつて尾車部屋に在籍し現役時代に「風」のつく四股名を名乗っていた親方のいる押尾川部屋と中村部屋が追手風部屋を追い越してワンツーフィニッシュ。中村部屋は個人でトップテンに入った和気乃風と宮乃風が平均値を押し上げています。
中央値についてはいずれも全体的にタカラジェンヌ人気の字を使用した力士の多い相撲部屋が上位に落ち着きました。
一門ごとでいうと、合計値については途中まで所属力士の多い順に並ぶのですが途中から時津風→伊勢ヶ濱→高砂という並びではなくなります。平均値と中央値については所属力士の人数が最少の高砂一門が最大となります。いずれも相撲部屋ごとの合計値の一覧を見れば納得かと思います。
追手風部屋が強い、という予想は的中したのですが個人単位の予想は難しかったですね。
筆者が自己満足のために急ピッチで行った統計のため集計ミスがなければよいのですが、あれば教えていただけると幸いです。
読んでいただき、ありがとうございました!
※当記事に掲載している図表は予告なく修正・変更することがありますのでご注意ください。