gzmlhzmkwq7w3の日記

 自分の趣味とか雑感その他を、気が向いた時に書き連ねる予定です。

2021年も猪狩蒼弥くんの誕生日を祝いたい

 9月20日は猪狩蒼弥くん(ジャニーズJr./HiHi Jets)の誕生日です。おめでとうございます。

 HiHi Jetsを好きになって数か月で書き上げた昨年の誕生日祝い記事と比べつつ、ガリさんに関してこの1年で印象に残った出来事について書くことにしました。

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 筆者はガリさんの豊かな才能に触れて今に至ります。そう考えると「東大王」(TBS系)出演や繊細な演技に震えた「オートリバース」(民放連ラジオ委員会・radiko合同キャンペーン)は、彼の頭脳や技術にワクワクしたお仕事でした。しかし、誕生日によせてという視点でどうしても触れておきたいお仕事があるんですね。
 それは2021年3月10日号の「an・an No.2240」(マガジンハウス)。この号に掲載されたガリさんの単独インタビューとグラビアで構成された記事「On your mark.」がとても好きだという話をさせてください。

 

 見開き4つ全8ページという記事のなかで、ガリさんのスタイリングと一緒に紙面の基調となる色もグレー、イエロー、ホワイト、とページをめくるたびに変わるんです。最初は前髪を下ろしてやや大きめのニットを羽織った屋外での撮影で、大人びているガリさんの幼さを引き出すようなショットから始まる構成が心憎いですね。この見開きだと、P.108左下のちょこんと座っているショットが一番好きです。
 次の見開きのジャケットとパンツをまとったスタイルがかっこいいんですよ。額を出しているのが好きですし、ここだとサングラスをかけたショットがお気に入りですね。
 さらに次の見開きから最後までは、同じ服装で統一されています。ストレッチしたりテニスボールやバスケットボールと戯れたりする9分割ショットが右、インタビューが左、さらにめくると1ページまるまるを使ったショット2連続という構成。9分割は中央の表情があどけなくてかわいい。
 インタビューで触れていたソロ曲『Fence』は今年5月にザ少年倶楽部で再披露のパフォーマンスでやっと覚悟を決めてじっくり見ることができました。インタビューの最後の質問に対する回答はP.113の左上にも一部抜粋されていますが、読者層である観客(に今後なる人も含む)を大切にしていることを、エンターテイナーとしてのプライドを通して表出する彼の思慮が心に染み入りました。

 表紙に書かれた題「しなやか男子CLOSE UP」の通り、実にしなやかな人ですよね。ジャニーズWebの購読を始めて約1年で感じたのが、HiHiの連載「伝記」のガリさん担当回っていつも予測不可能だなと。コンサートのライナーノーツを自作したり、何かに対抗するように絵文字だらけになったり、はるか未来の学者を困らせようとしてみたり。「瓶のコーラ」が幾度も登場した回は特に読後感がすごいものでした。世間の出来事やアイデアを自身のスタイルと柔軟に融合して昇華するという決して容易くない行為を、定期的かつ鮮やかに見せてくれる手腕は只者じゃないと思います。
 思い返せば、瓶のコーラの回に「an・an」の告知があったんですよね。筆者、この伝記に痺れて人生初の「an・an」購入を決めたのでした。

 

 誰でもすぐにアクセスできるという点ではYouTubeとかISLAND TVの動画コンテンツのほうが、今回のような記事には向いているということは重々承知です。そんな思いを振り切ってしまうくらい、筆者にとっては印象的なお仕事でした。

 

On your mark.」に話を戻します。
 筆者は特に2つ目の見開きのスタイルが好きなのですが、着用していたジャケットの色味が気になり、昨年の作ちゃんの誕生日祝い記事でも使用した「色の名前事典507」(著:福田邦夫、刊:主婦の友社)に掲載された色見本のどれに近いのか見比べてみました。光沢こそありませんが「黄金色」が一番近いと感じたので、その解説(P.133)を一部抜粋します。

 金は、ほかの金属と違って、錆びることがなく、それが生まれたときのままの色を保つところから、生色(しょうじき)ともいわれる。しかも柔らかくて展性にすぐれているから、古来、美術工芸や装飾によく用いられ、宗教美術においては、至高の存在を象徴し、一方では、現世の富貴と権力を表現した。

 じゃあ金色って何なの、ということで「ゴールデンイエロー」の解説(P.134)も一部抜粋します。

 起源をたどればゴールドもイエローも同じ語根。ゴールドが赤みの黄色を表すという通念に反して、語源的には黄色から緑にかけての色を意味していたという。英語イエローの古形gelouは黄金色から萌黄色にかけての色を指したと推定される。

 昨年の誕生日祝い記事を通してメンバーカラーでもある緑色が大きな世界へ広く行き渡るようにと望んだ筆者ですが、ガリさんって金色そのものじゃないですか。

 

 猪狩蒼弥クイズ前編にて「俺は俺だから、俺が唯一無二である必要はないんだよね」という言葉を生み出したガリさん。彼が生来の輝きを増すばかりの1年になりますように。

 

 読んでいただき、ありがとうございました!

【記事完成しました】「Make You Wonder」(HiHi Jets)のパフォーマンス動画を語りたい

 当ブログ最初の記事を書いてから昨日でちょうど1年を迎えました。

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 筆者の好きな他のジャンルのいくつかが同時期に大変な目に遭って心を痛めていた頃、水平線から現れる朝日のように浮かび上がり、筆者の生活にエネルギーとモチベーションを与え続けてくれた存在がHiHi Jetsです。


 奇遇にも当ブログの本格更新開始から1年のこの日、彼らのかっこいいパフォーマンス動画が公式チャンネルにアップロードされたので是非ともご覧ください。 

www.youtube.com

 いつもならどこが好きかを時系列順に語るところ、筆者の湧き上がる感情にまだ言葉が追い付きません。
 というわけで一旦記事をあげた後、この文から下に順次追記していくという試みをとることにしました。とにかく彼らのパフォーマンスを楽しんでいただけたら、彼らを応援する人間としてはとてもありがたいです。よろしくお願いします。

 

---ここから追記---

1. 導入のピアノソロ~1人ずつ登場
→奏者は猪狩蒼弥くん(ガリさん)。ガリさんといえばローラースケートあるいはラップというイメージを持っていたので、彼のピアノ演奏には驚きました。ここではまだ白い衣装です。
 0:17でセンターに両手を広げて現れる髙橋優斗さん(ゆうぴー)と作間龍斗くん(作ちゃん)。背景の映像と合わせてあって黒い煙みたいな映像効果が腕から出るのも、このパートを長身2名で揃えたのも綺麗。
 アクロバット決めながら現れる橋本涼くん(はしもっちゃん)。ここではまだジャケットなしで、持ち前の色香がシンプルに引き立つ仕上がりです。
 井上瑞稀くん(みじゅき)のダンスのキレを見るたびに感嘆します。王冠のワンポイントが付いたベレー帽天才じゃないですか。1:00の舌出しは見逃し厳禁。
 センターから出てくる作ちゃんのアクロバットはやはり綺麗。丈の長い衣装を翻しながら低空で滑る作ちゃんが好きです。
 みじゅきのスピン、衣装の装飾も相まってフィギュアスケート選手みたいだと思いました。ジャニーズWebの連載「伝記」と同じ黄色と黒色という強めの組み合わせの衣装、大胆不敵なクリエイティブ集団のHiHi Jetsらしくて好きです。ローラーで滑っているときにたなびくように装飾いっぱいなところにこだわりと愛情を感じます。

2. ローラーの展開~イントロ終了まで
ガリさん合流の瞬間、1:43のゆうぴーの真剣な表情にドキッとしました。
 5人揃って、1対3対1の構図からのピンスポに移行する流れが綺麗。ストップモーションっぽくなるところで、全貌は映りませんが1人1人いろんなポーズを決めていて良きかな。
『Yeah』という歌い出しを決めたあとのみじゅきが、最後かすかにニコッとするのがたまらないです。

3. 1番Aメロ
→パフォーマンスが全方面に強いみじゅきに『Hungry』って歌詞を当てたのがステージで輝く生命の象徴って感じで好きです(?)。個人的には、はしもっちゃんのローラースケート靴を履いた足に合わせて動くカメラがツボです。

4. 1番Bメロ
→追い風をまとって飛び立とうとするゆうぴーマジ少年漫画のヒーロー。バトルコスチュームっぽい服の上にマントみたいな布をまとっているのも相まって尚更感じました。
 2:54のガリさんと作ちゃんのパート、こういうのに弱い。だって『Synchronized~シンクロ~』(フェアリーズ)のダンス動画を語りたいでも語ったじゃん背中合わせで2人が並んだ時に生まれる体格差が好きって。

5. 1番サビ
→はしもっちゃんアップになった瞬間がとにかく好きです。3:15の『繋ぎ合わせたら』でフォーメーション変わる時に腰に手を当てて指差しする振付もなんかこうギャルなんですよね。
 ステージに立っていない時の金髪のはしもっちゃんに突然タカラジェンヌを感じる瞬間はたまにあったのですが、今回は5人のなかだと一周回って衣装が一番男役っぽいなあと妙に納得しています。特にトップスとハットかな?

6. Cメロ
→ここはパート割の的確さが素晴らしい。
 まずスポーツ少年だったゆうぴーには『何度も走れ』とか『傷だらけ』という歌詞が似合いますし、3:38の左目が髪で隠れて右目を開いた一瞬がサイボーグ009みたいでカッコいい。続いてはしもっちゃんの笑顔作るタイミングが天才。そして『強くしてくれる』のガリさんの歌声好きなんですよ、絶妙に甘さと幼さがあって。みじゅきのウィンクも良いし、このソロパートで抜かれるところで一瞬たりとも作画が崩れないのがすごい。そして3:53の作ちゃんいつの間にそんな表情覚えたの……。
 あと個人的には作ちゃんパート直後の画面の下の方に一瞬薄く映るゆうぴーが好きです。

7. 大サビ~アウトロ
→高速ターンをバッチリ決めるガリさんも、『変わらぬ想い~』のみじゅきが完全に自分の表現したい世界を100%作っているのもさすが。シャカリキになる振りに入ったらまずゆうぴーを抜くの大正解です。
 そしてガリさんのシャウト。この曲はガリさんに始まりガリさんで終わるんですよ。そこがまた良いですよね、斜め上を向いていてガリさんの骨格の美しさが引き出されているアングルに自ずとなっているのもポイントです。
 さらにこの動画の良いなと思うところは、関連動画が出てくる最後10秒少しの部分で無音ながら実際のコンサートの映像が流れている点ですね。最後まで観ている視聴者が、ここで何を喋っているんだろうとなる可能性も想定したのではないかと勝手に感じました。実際にコンサートを観た時の楽しみにもなりますし、実際に曲間のつなぎが巧いHiHiなのでその辺りは抜かりないですよね。
[9/19 11:50追記: 画面上に4人しかいなくなっていると思って書いたのですが、再確認したところ5人でした。訂正します。]

 

 できることなら生で観たかった映像なので、パフォーマンス動画として公開されてとても嬉しかったです。
 諸般の事情により11月の単独コンサート「五騎当千」も先行応募しなかったんです、筆者。決めた事だし後悔はしてないけど、ステージに立っている彼ら5人そして関わる全ての方々で作り出すエンターテインメントを全身で浴びたかった……。
 だから、甘いこと言っているのかもしれませんが配信してくれませんかって要望を送りました。大きな分類でいうと彼らの所属事務所に支援されていた側の職種ということもあり、いわば夢のような非日常のひとときが日常を生き抜く心の糧の1つになっていたんですね。あーマジで見たい。

 

 読んでいただき、ありがとうございました!

315プロダクションのアイドル46名を宝塚に組配属してみたい・5<High×Joker>

 宝塚音楽学校(以下「音校」)の)合格発表が終わったタイミングで公開している、315プロ所属アイドル46名の空想組配属・第5弾です。
 第5弾はHigh×Jokerの1ユニット。1つの記事につき5~6名ずつになるよう、アイドルファイル順から少し変えてお送りします。諸注意については前回の記事と同じですが再掲。

 

※4~5年前の空想(年表形式)がベースになっています。筆がのって文章量が多い部分もあります。
 せっかくなのでトップになるならどんな感じになるかについても全員について考えました。相手役はこんな人が合いそう、みたいなことも書いておりますのでご注意ください。やって欲しい作品も考えましたが、具体的なタイトルはあまり挙げていません。同じユニットのメンバーは同じ時空にいる設定で、タカラジェンヌだったら互いにどんな関係になるかも書き添えました。
 配属の決め手に一貫性がない気がしてきたので、筆者の各組に対するイメージを書いておきます。なお、全員このイメージ通りに配属した訳ではありません。
 花組 → 正統派、ダンスが上手い、トップスターみんな顔が良い、男役も娘役もよく育つ
 月組 → チャレンジング、芝居が上手い、フレッシュと職人の共存、不思議な人事が発生しがち
 雪組 → 情感豊か、日本物に強い、しっとり優美で大人しい、小柄で端正な美形か超絶スタイルの持ち主がスターになる
 星組 → パッション、サービス精神旺盛、貴族から体育会系まで振れ幅が大きい、自組への愛着が強い
 宙組 → のびのび自由、コーラスに定評がある、都会的で大人っぽい、モデルみたいな長身がたくさんいる
 普段の記事は敬体(です・ます調)が多いのですが、このシリーズは基本的に常体です。過去に考えたアイドルの組配属空想記事に登場しなかった用語には脚注を付けました。

 

 

 それでは独断に基づく組配属、いってみよう。

 

 

High×Joker

秋山隼人 → 花組

  • 第一印象を信じて花組に。
  • 線の細さというか華奢さは月組雪組っぽいのだが、現在の2組の男役スター陣と並ぶのはあまりイメージできなかった。隼人くん本人の個性が強すぎないので、ファンや組子が盛り立てたくなるような存在になりそうな気がする。
  • 宝塚市内に住む親戚の影響で歌劇に親しみ、小学生の頃ファンだった男役スターから「君もなれるよ」と声をかけてもらったことを心の支えにしてバレエを習う。周囲には宝塚歌劇に向いていないと反対され思いを振り切るようにバレエと学校生活に熱中するが、高校進学後再観劇したことをきっかけに受験スクールへ移った。高1修了1回目は不合格、高2修了2回目の受験で合格。初舞台は月組
  • 少年役に連続で起用され、体格や声質があまりに似合うことで話題に。その一方で、実力があり決して脇役向きじゃない、真ん中に立たせたいといった花組ファンの熱い声も聞こえるようになる。研6で新公初主演し民衆を引っ張るリーダーの役をやり遂げ、最終的に2回主演する。「普通」「平凡」「健全」といったイメージから脱却しようとシャカリキになったこともあったが、自分らしい男役像を作ることを決意。
     趣味や特技のゲームや野球で組子と積極的に交流していたことがきっかけで、後にプロ野球の始球式も務めた*1
  • 【心地良い音色】秋山 隼人+*2のマリンリックや【Side:Enjoyable】秋山 隼人+*3のクリスマスオーナメント風のような衣装が似合うことに定評がある。観客がそれに油断していた頃に娘役スター演じる妖艶な美女が隼人くん演じる純情青年を誘惑して落としたら隼人くんのほうが淫魔だった、みたいなショーの場面作ってファンの度肝を抜いてほしい。
  • 組替えはしない。花組じゃなかったら月組に配属されていそうだが、どちらかといえば下級生の間に月組に組替えしてそのままそこで育ちそうな気もする。
  • トップになるのも花組で、研13。相手役は先代から引き継いだ花組生え抜きの華奢な歌姫。バウ初主演と新公初ヒロインで組み、若くしてトップ娘役に就任してから3人目に迎えたのが隼人くんだったが3作組んで退団。続いて組んだのが星組出身のアイドル系娘役。組子1人1人を気にかける分抱え込んでしまう隼人くんを、片や静かに見守り、片や支えて立てるという異なるタイプの相手役と組んだことで隼人くんの新しい一面も開拓された。
     大劇場お披露目は入団のきっかけになった男役スターの主演作で、対談で感謝の意を伝えることができた。退団作は希望に溢れる冒険物と、元気と勇気がもらえそうなワンフォーオールなショーの二本立て。この演目は隼人くんの希望で出演者ひとりひとりに見せ場を作り「団結」を強調した内容になり、歌劇団年度賞の団体賞*4に輝いた。
     退団後は悩みに悩んで、芸能活動も続けながら世話になった受験スクールの講師として自分のように悩める受験生たちを宝塚に導く道を選ぶ。小規模なスクールにとって心強い存在になり、幅広い年代の受講生からも慕われるように。
  • 実際に海隼人(かい・はやと)さんや隼玲央(はやと・れお)さんなどが在籍していた。

  

冬美旬 → 雪組

  • 小柄な優等生は雪組というイメージがある。
  • 桜庭薫さん(DRAMATIC STARS)の時と同様に、クールでツンとした性格が雪を連想させたのは否定できない。くわえて苗字に「冬」が入っているし。でも、それらを抜きにしても一番しっくり来ました。薫さんの項目と同じこと書いているな……。
  • 両親の意向で幼少期からピアノ、バレエ、乗馬、華道などの習い事をしていた。観劇も教養の1つだと考えていた母親に連れられて行った花組東京公演が初観劇。大の宝塚歌劇ファンの曾祖母の一声で受験することになったがそもそも興味は薄く、音校の厳しさに挫折しそうになるも負けず嫌いな性格で耐え、「歌劇」の初舞台生座談会に選ばれる成績で音校を卒業*5。出身校は山梨県在住のままならたぶん山梨英和中だし、東京に出ていたらたぶん桐朋女子中。中卒1回目の受験で合格。初舞台は月組
  • バランスのいい優等生男役として雪組で大切に育てられる。その一方、華奢な体躯と優しさの見えにくい性格で「娘役泣かせ」な男役としても話題になる。研4~6の時期には1期下男役とのコンビで人気を集めた。新公学年の間に座長として舞台を作り上げる経験を積んだ甲斐あり、全力で夢中になれるものを見つけたと感じるように。また、他の雪組生と打ち解けてだんだん物腰が柔らかくなる。研4で新公初主演し、最終的に3回主演する。
  • 入団当初評価されていた歌唱力だけでなく演技力でも観客を惹きつける存在に成長し、むしろ役にのめり込みすぎていないかファンから勝手に心配されがち。【濃厚な味わい】冬美 旬+*6はフルーツがモチーフのレビューで見たことある気がしてならないし、【言葉巧みに】冬美 旬+*7はレビューのプロローグで導入のソロを歌ってた気がしてならない。
  • 組替えするとすれば月組へ。配属が雪組じゃなければ組替えなしに月組で過ごしそう。
  • トップになるのも雪組で、研13。相手役は宙組出身の8期下で、しなやかでムードのある踊りに華のあるビジュアルを持ち合わせた未完の大器。身長がほぼ同じなこともあり相性を心配されたが、互いの弱点をサポートするうちにいい影響を受け合った。旬くんの場合、尖ったステータスの強キャラと組み合わせたほうが小ぢんまりしない良いコンビになりそうな気がする。大劇場では平安、現代アメリカ、貴族ものの芝居と春夏秋冬がテーマのショーで主演し、見ていて頭使う系のショーもする。個人的にはかつての1幕物の小池修一郎先生が1作書いてくれないかなと思っている。退団作は画家が主人公の洋物芝居とスパニッシュ・レビューの二本立て。
     退団後はどちらかといえば映像寄りの芸能活動をする。裕福な育ちではあるものの、本人と事務所の意向が合致し世間知らずな一面は絶対に押し出さないことになっている。
  • 「じゅん」はいても「旬」はさすがにないかもしれない。ちなみに2021年8月現在、偶然にも雪組に朝美絢(あさみ・じゅん)さんがいる。

 

榊夏来 → 雪組

  • 根っこにあるおっとり感が雪組生まれっぽいかなと。
  • 寡黙な美形もまた雪組が似合いそうな気がした。ただ、夏来くんの場合は途中で組替えしそう。内に秘めた情熱と無意識に放つ色香がそう思わせるのかもしれない。
  • 幼なじみの旬くんが宝塚音楽学校受験の準備を始めたことを知り、それがきっかけで宝塚歌劇を知ったのが中学1年生の頃。1年経たない間に受験レッスンに通い始め、追いかけるように受験したが、旬くんへの憧れだけでなく宝塚歌劇を目指すことへの熱意をもって取り組んでいた。努力の成果もあり、音校では本科予科*8の関係になる。高1修了1回目の受験で合格。初舞台は星組
  • 研3から旬くんとセットで売り出されるようになったのをきっかけに頭角を現す。研5で新公二番手を務めた次の公演で星組へ組替えし、新公初主演。離れ離れになっただけでなくスター候補としての心構えがないまま出世することに戸惑うが、劇団にいる限りは同じステージに立つ機会があると思い直して頑張ることに。星組では一服の清涼剤のような存在になりながら、無口さに秘めたクールな熱さもあらわになり人気を集めた。新公は最終的に2回主演する。
  • 夏来くんといえば花組ポーズっぽい【HxJ歌劇団】榊 夏来+*9が一部で話題だったが、個人的にはコスチューム物やスーツ物を見てみたい。イメージは【変わりゆく世界】榊 夏来+*10とか。白軍服も似合いそう。三番手時代あたりのショーで氷の城に閉じ込められた王子を演じて名場面として語り継がれて欲しい。
  • 組替え先は花組もいいかもしれない。逆に初舞台後の配属は雪組しか想像できなかった。
  • トップになるのも星組で、研13。相手役は月組出身の8期下。可愛いイメージが強く常ににこやかだが、夏来くんとコンビを組むうちに舞台では大人っぽさやカッコよさを見せることも増えていった。大劇場2作目のガラス細工のように繊細で甘美な色彩の幻想的なレビューは代表作に。というか荻田浩一先生がもし今でも在団していたとしたら気に入ってレビュー作ってくれると思うし、ミューズの1人になってそう。
     退団作は革命に翻弄される貴族コスチューム一本物で、ベルばらやヨーロッパが舞台じゃない作品を見てみたい。退団後は一旦完全に芸能界を退いて1年以内に結婚し一般人として生活するが、数年後のOGイベントで復帰し家庭と両立しながら活動。つながりのあるOGのコンサートやトークショーでゲストに呼ばれる率が高い。
  • 名前がそのままの鮎川夏来(あゆかわ・なつき)さんという生徒が実際に居た。本名で芸名にできそうなアイドルの1人。

 

若里春名 → 宙組

  • 根拠はないけどなんか宙組っぽい。
  • 何故だろうと考えた結果、境遇のハードさに負けないポジティブな明るさを宙組で発揮してほしいのかなと。というか朝夏まなとさんトップ時代の宙組の若手に居そうだと思った。桜木和希留依瑠風優希鷹翔若里って感じ(?)。*11
  • 習い事らしい習い事はほとんどせず高校からバイト漬けの日々を送っていたところ、バイト先に現役の歌劇団生徒が顔を出していたことがきっかけで宝塚歌劇を意識。受験を決意した時すでにラストチャンスで、自分のために貯めていたお金を残りの期間のバレエ教室代につぎ込み、歌はバイトの先輩やお客さんにコーラス経験者がいたため練習に付き合ってもらった。出願時に高校の成績表を提出しなければならないと気付き、受験する年度だけは必死に授業を受けた。年齢的には高卒1回目の受験で合格する。初舞台は星組
  • パワフルなダンスが持ち味だが下級生時代はあまり目立たず、新公でも中堅どころの役が中心だった。出世欲もなくこのまま続けるなら別の仕事をと考えていた研7の最後の新公で初主演し、ファンが増えたことで男役を続ける決意をする。これは自身の退団作で新たな人材を選んで欲しいという当時の宙組トップスターの意思だった。近い学年の男役の異動や退団により気付けばスター候補になり、ハッタリを身に付け、持ち前の気遣い力でお兄さん的でありながら愛される男役へと成長する。
  • 今年宙組ではお菓子をテーマにしたレビュー「Delicieux!(デリシュー)」を上演しているので、プロローグのクリーム色と紫色の衣装を着てみて欲しい。スチール写真で思い思いに小道具のお菓子や製菓用器具を持って映っている生徒さんが多くて、なんと春名くんの大好物であるドーナツを持っているかたもいる*12ので、春名くんだったらどんな持ち方をするのか気になる。既存の演目だと「ME AND MY GIRL」の主人公・ビルが似合いそう。
  • お化粧やヘアセットの技術習得は同期の誰よりも早く、学年が上がるにつれて男役娘役関係なく希望者が春名くんにお化粧を見せに来たり鬘のアドバイスを聞きに来たりするようになった。下級生の頃に出演したあてがきの小劇場作品ではヘアメイクアップアーティストを演じたこともある。
  • 宙組じゃなかったら花組配属。この2組の間で組替えはあるかもしれない。
  • トップになるのも宙組で、研14。相手役になったのは星組花組を経験した儚げで可憐な美人娘役。春名くんは自己評価があまり高くない印象があり、大人しい相手役を優しくリードするうちに春名くんがトップとしての自信を持つようになればと期待を込めて考えた。頭身バランスをはじめビジュアルの相性は良く、もともと高い宙組生たちの歌唱力はトップコンビを支えるべくさらに向上した。大劇場ではタップダンスがメインのショーで主演し代表作となったほか、漫画原作ものや歴史ロマン悲劇といった演目も経験した。
     退団作は運命に左右されながらたくましく生きる人々を描いた感動の芝居と、青春をテーマにカラッと爽やかにサヨナラを演出したショーの二本立て。退団後は芸能界を退き、トップスター期間に貯めたお金で家族に家を買うなどしながら働く道を選ぶ。もう一度学業を頑張ってみる可能性もあるかもしれない。
  • このまま芸名にしても全く違和感がない。ちなみに宝塚歌劇団第82期生ファンサイト「Cherry Blossoms」さんの芸名リストによれば、「春名」姓はいても「若里」姓のタカラジェンヌはまだいないらしい。

 

伊瀬谷四季 → 星組

  • 四季くんみたいな生徒が最も多くいそうな組を考えた結果、星組だった。
  • 煽り上手は星組が似合うというのはさておき。とにかくハイテンションで賑やか、歌に対しては真剣という四季くんの出発点はきっとパッションに溢れる星組でもこういうタイプほど組替えする。
  • 姉の影響で宝塚歌劇を知り、時々来る全国ツアーを楽しみにするうち、自分もこの舞台に立ちたいと思うようになった。学校では目立たないようにしていたが、姉との宝塚歌劇楽曲縛りカラオケで喉を鍛え、中学最後の1年間だけ学校の友達に内緒で受験スクールに通う。一発合格するとは本人も思っていなかった。中卒1回目の受験で合格。初舞台は星組
  • 組配属当初は目立たなかったが当時の星組に珍しい歌える若手男役として注目されるようになり、新公の役付きも良かった。新公二番手を2回務めいよいよ次は主演かと思われた研5で月組へ組替えして新公初主演し、最終的に3回主演する。チャラ真面目なキャラクターと旺盛なサービス精神で一目置かれるようになり、月組にもしっかり馴染む。またダンスや演技も成長し、組内外に未来のトップ候補として認識されるように。
  • コンサート形式のバウ公演で主演し、幅広いジャンルの楽曲を歌いこなすだけでなくMCスキルの成長にもつながった。ディナーショーやミュージックサロン*13のメンバーに選ばれることも比較的多かった。一方ある芝居ではほとんど台詞がなく体の動きだけで表現する役が舞い込み、「どうすればいいんすかー!」と稽古場で叫んだこともあった。実生活でも劇団内でも弟気質なため、上級生になってからも下級生が兄っぽく見える瞬間は多々あった。
  • 楽屋出入りの鞄はくまっちが描いてあるものを愛用し、稽古着にも必ずくまっち要素を入れることにこだわっている。そんな熱いくまっち愛を見ていた下級生がある日くまっちグッズをプレゼントしてくれたのが嬉しくて、宝塚GRAPHで紹介したことがある。四季くんファンも自然とくまっちに詳しくなった。
  • 星組じゃなければ月組配属で、星組に組替えしそう。花・雪・宙のイメージが全く湧かなかった。
  • トップになるのは月組で、研12。相手役は月組生え抜きでエトワール*14経験のある、上品な癒し系の歌声が特徴的な娘役。二番手時代の全国ツアー主演作で組んだことがあり、歌的な意味で耳に優しいコンビと呼ばれる。大劇場お披露目作は一本物海外ミュージカルの再演。退団作はオリジナルのロックミュージカルとキラキラでエネルギッシュなショーの二本立て。思う存分歌い、思う存分相手役とコンビネーションを発揮して退団する。
     退団後は歌手としてレコード会社と契約し、ライブやCDリリースをするようになる。舞台や映像での演技をしなくなったわけではなく時々出演する。宣伝の一環でバラエティ番組に出演することもあり、タレントとしての知名度も得るように。
  • タカラジェンヌで名前が「四季」はありそうでない。

 

<High×Jokerがタカラジェンヌだった場合の関係>
 春名くんが四季くんの3歳上として設定したところ、音楽学校入学順が旬くん→夏来くん・春名くん・四季くん→隼人くんの順で1期差になる。全員バラバラの組でトップになるので、全員のトップ期間が被った暁には宝塚大運動会などの周年イベントで勢揃いしてほしい。なお、夏来くんと四季くんの組替えは娘役含みで5組全て絡む玉突きトレードのイメージ。

 

 

 こんな感じになりました。
 5人組ユニットの場合いい感じに5組に分けてみたいと考えたのですが、同じユニットのメンバーは同じ時空にいるという設定をあらかじめ己に課した結果こんな感じになりました。こちらは上手く行ったかなと思います。 
 春名くんの学年や出生年度は媒体ごとに解釈が分かれている(気がする)中であえて上記のように設定したのは、音校受験資格が中卒から高卒までの4学年の範囲になっているためです。つまり、宝塚歌劇団は同じ時期に高校にいないかもしれない春名くんと四季くんの年齢差でも同期になることができるんですね。

 

 そしてつい数日前に気付いたのが、モバゲー版SideMの今月のUPCHigh×JokerのAランク報酬が「絢爛☆青春のHxJ歌劇団!」のイラストを使用したカードなんです。
 空想組配属シリーズは次に更新する記事が完成してから公開するというルールのもと書いていたのですが、好きなものと好きなものを掛け合わせる組み合わせが大好きな筆者はいてもたってもいられず、今公開することにしました。
 既定のポイントを稼げば5人分のチェンジ後カードが確実に入手できるという千載一遇かつ実質的に最後のチャンスなので、この記事を読んで興味を持ったかたはぜひともモバゲー版SideM 2021年8月のUPC挑戦のご検討を……!

 

 次回は1ユニット、Cafe Paradeを予定しています。楽しんでいただけた方は是非ともよろしくお願いします。

 

 読んでいただきありがとうございました!

 

 記事作成にあたっては、「宝塚語辞典」(著:春原弥生、刊:誠文堂新光社)、「波瀾爆笑!?わが人生 I」「II」「III」(刊:宝塚クリエイティブアーツ)および「宝塚アーカイブ | 舞台・演劇用語 | シアターリーグ」(http://www.moon-light.ne.jp/termi-nology/takarazuka/)を参考としました。

*1:2019年5月30日に、当時の星組トップスター・紅ゆずるさんが現役スターとして初めてプロ野球の始球式で投球した。なお、それを見守っていた当時の星組トップ娘役・綺咲愛里さんは大の阪神タイガースファンである。

*2:2018年4月13日~23日にモバゲー版SideMで開催された期間限定イベント「HxJ 晴天!Marine Blue Live!」のランキング上位報酬SR+。

*3:2018年12月7日~15日にモバゲー版SideMで開催された期間限定イベント「Xmas Live 2018 -Side:Enjoyable-」のランキング上位報酬R+。

*4:歌劇団が毎年選出する賞を歌劇団年度賞と呼ぶ。優秀賞や新人賞など個人を表彰する部門が多いなか、団体賞は特定作品の全体、一場面もしくは出演者全員が対象となる。

*5:初舞台生の成績上位5名は、宝塚歌劇団公式月刊誌「歌劇」に掲載される初舞台公演のトップスターとの座談会に出席する。

*6:2019年9月9日~17日にモバゲー版SideMで開催された「理由(ワケ)あって、山梨2019 COLLABORATIONキャンペーン」の特別ログインプレゼントとして配布されたSR+。山梨県の銘菓や伝統工芸とSideMのコラボレーションは2016年に始まり、山梨県出身の旬くんは唯一のコラボ皆勤賞アイドルでもある。

*7:2021年5月31日~6月8日にモバゲー版SideMで開催された期間限定イベント「The Fork of Fate ~悪夢のゲーム~」の限定ガシャSR+。

*8:2年制の音校では1年生を予科、2年生を本科と呼ぶ。

*9:2019年2月15日~22日にモバゲー版SideMで開催された期間限定イベント「絢爛☆青春のHxJ歌劇団!」のランキング上位報酬R+。イベント営業の背景に銀橋っぽい舞台機構が描いてあったり、イベントストーリーで「演劇メインと華やかな演出の2部構成」という言及があったりと、明言されたわけではないが宝塚歌劇を知っているプロデューサーにとっては明らかにオマージュと分かるイベントでもあった。SR+の冬美旬くんと若里春名くんはカードイラストでシャンシャン的な小道具を持っている。なお、隼人くん役の千葉翔也さんは大の宝塚歌劇団ファンである。

*10:2018年3月1日~9日にSideM LIVE ON ST@GE!で開催された期間限定イベント「Fashionable Style Show」の限定ガシャSR+。

*11:「若里」以外はいずれも宙組95期~101期男役の苗字。

*12:綾瀬あきなさんのこと。綾瀬さんは今作の東京千秋楽をもって退団予定のため、歌劇団公式ホームページの高画質スチール写真は東京千秋楽の9月26日までしか見られない。

*13:トップ娘役が主演する食事付きのショーのこと。

*14:パレードの始まりの歌唱を担当するポジションのこと。基本的には歌唱力に秀でた娘役が一人で担当するが、複数だったり男役だったりすることもある。

315プロダクションのアイドル46名を宝塚に組配属してみたい・4<彩 & もふもふえん>

 宝塚音楽学校(以下「音校」)の)合格発表が終わったタイミングで公開している、315プロ所属アイドル46名の空想組配属・第4弾です。
 第4弾はもふもふえんの2ユニット。1つの記事につき5~6名ずつになるよう、アイドルファイル順から少し変えてお送りします。諸注意については前回の記事と同じですが再掲。

 

※4~5年前の空想(年表形式)がベースになっています。筆がのって文章量が多い部分もあります。
 せっかくなのでトップになるならどんな感じになるかについても全員について考えました。相手役はこんな人が合いそう、みたいなことも書いておりますのでご注意ください。やって欲しい作品も考えましたが、具体的なタイトルはあまり挙げていません。同じユニットのメンバーは同じ時空にいる設定で、タカラジェンヌだったら互いにどんな関係になるかも書き添えました。
 配属の決め手に一貫性がない気がしてきたので、筆者の各組に対するイメージを書いておきます。なお、全員このイメージ通りに配属した訳ではありません。
 花組 → 正統派、ダンスが上手い、トップスターみんな顔が良い、男役も娘役もよく育つ
 月組 → チャレンジング、芝居が上手い、フレッシュと職人の共存、不思議な人事が発生しがち
 雪組 → 情感豊か、日本物に強い、しっとり優美で大人しい、小柄で端正な美形か超絶スタイルの持ち主がスターになる
 星組 → パッション、サービス精神旺盛、貴族から体育会系まで振れ幅が大きい、自組への愛着が強い
 宙組 → のびのび自由、コーラスに定評がある、都会的で大人っぽい、モデルみたいな長身がたくさんいる
 普段の記事は敬体(です・ます調)が多いのですが、このシリーズは基本的に常体です。過去に考えたアイドルの組配属空想記事に登場しなかった用語には脚注を付けました。

 

 

 それでは独断に基づく組配属、いってみよう。

 

 

猫柳キリオ → 月組

  • キリオくんの芸達者さに月組のDNAを感じ取った。
  • 天衣無縫で自由闊達な存在感の裏側にある経験値が、月組で培われたものに思えて仕方ない。きっと「あの役のひとめちゃくちゃ上手いけど上級生かな……え、新公学年?嘘!」と客席を惑わせているのでは。そして学年が上がっても容姿が変わらないのでさらに観客が混乱する。
  • 中学卒業後すぐ大衆芸能の道に進む予定だったが、面白そうだったので話のタネにするつもりで受験したところ合格したため入学することに。声楽やバレエを習った経験はなく、特技の形態模写(面接でも披露)で乗り切った。音校の厳しさはもともと入門する予定だった大衆芸能のそれとあまり変わらなかったのでさほど苦にならず、カリキュラムの新鮮さが楽しくて成績がどんどん伸びる。中卒1回目の受験で合格。初舞台は月組
  • 目立つ役を早めに与えられ存在感を発揮。実力派で地頭もよいものの掴みどころのない独特のキャラクターゆえ、周囲には早めに辞めるか別格男役になると思われていた。とはいえ研5で新公初主演。やや異色のスターとなるが、とある演出家に「芸が自分の中だけで完結してしまっている」と指摘される。そうして組子と舞台を作り上げる感覚を学び、さらに成長を遂げる。最終的に新公は2回主演し、余興集団「月亭猫之丞一座」でも活躍する*1
  • 常に探求心を持って稽古に臨み、カツラやヒゲ、衣装の着こなしといった技術もしっかり吸収。舞台上に出ずっぱりじゃなくてもピンポイントに登場しただけで物語の世界観に引き込める、月組に欠かせない役者となる。【アラビアンナイト】猫柳キリオ+*2【たくらむ音色】猫柳キリオ+*3のように人間じゃない役やくどい役にも定評はあるが、本人は人間を演じている時が一番楽しいと思っている。
  • 組替えはしない。月組じゃなかったら雪組に配属されていそうだが、いずれにせよ組替えはしない。
  • トップになるのも月組で、研11。相手役はキリオくんとの身長差はあまりないが可愛い系の、高卒入学なので実年齢差もあまりない娘役。手塚治虫さん*4のマンガから出てきたようなコンビの下、シリアスからコメディまでバラエティ豊かな演目をこなす。2作目のショーは若手演出家の大劇場デビュー作で、色々ごった煮だけど妙に爽やかな後味で中毒性の高い作品。型破り加減がキリオくんとマッチして怪作になる。
     退団作は前述の演出家が宛て書きした洋物といわゆるロマンチックレビューの二本立てで、ファンの予想を裏切る相性の良さを見せて退団した。なお月亭猫之丞一座は後輩に受け継がれた。
     退団後はあまり間を置かずに落語や講談や浪曲の方面に弟子入りし、こちらでもスピード出世。キリオくんが原作した新作の演目をもとにした作品がのちに宝塚歌劇で上演されることになる。
  • 芸名に「猫」を付けたら音校側から却下されそう。

  

華村翔真 → 花組

  • 基礎は花組仕込みと見た。
  • 第一印象で雪組配属にしていたが、315プロで「バビロン」配役の時に書いた組替え変遷が個人的にしっくり来たため変更。きっと「男役スターの宝庫」と言われる花組で下級生時代を過ごしたのではないかと思った。日本物といえばこの人という存在であり、洋物の粋な芝居も絶品に違いない。
  • 中学2年生の修学旅行で宝塚を初観劇し衝撃を受け、バレエ教室に通い始め年下に混じって稽古するように。家から距離のある教室に徒歩や自転車で通い詰める姿に根負けした両親が2回だけ受験を許す。高1修了1回目は不合格、高2修了2回目の受験で合格。初舞台は雪組
  • 歌に踊りに演技に三拍子揃った男役で、上級生や演出家からも信頼される若手の一人だった。トップスターに学年の近い専科生が出演した際に新公でその役を演じることもあり、花組ファンからは新公主演を待望されるようになるように。研7で新公初主演、この1回のみ。
  • 主人公に敵対する役、しかも独自の美学を持っている役を演じることが多い。毎回完璧に仕上げるため、番手が上のスターより話題になることもしばしばある。イメージは【サイバネティクス】華村 翔真+*5【Best Game】華村 翔真+*6【猫街】華村 翔真+*7【魅せる鬼】華村 翔真+*8など。とにかく演技仕事のカードイラストが充実しすぎて選べないのが困る。
  • 花組じゃなければ組替えなしに雪組で過ごしそう。
  • 新公卒業前後は微妙な役付きが続き、音校時代に初めて習った日本舞踊や三味線、茶道などの科目*9が特に好きだったことから、日本物を極めた男役になろうと自らに言い聞かせてレッスンに励んだ時期もあった。研8で雪組へ組替えし、翌年日本物の演目でバウ初主演。確かな実力と憎めないキャラクターであっという間に雪組に馴染み、三番手の位置を確立する。東上主演を経て次は二番手かと思われたが、研12で突然専科への異動が発表。メインキャストとして各組の公演に出演し続け、5組全てへの出演を果たす。古巣の花組では東上主演も務め、技術面だけでなく生活態度でも下級生のお手本になるよう心掛けていた。
  • 研16で星組への組替えが発表され、1作二番手を務めてからトップに就任する。相手役は下級生の頃に組替えしてきたけど星組で過ごした期間のほうが長い、安定したソプラノ歌唱と情感あふれる芝居が持ち味の上級生娘役。驚きをもって迎えられた人事だったが、接点のなかった上級生どうしだからこそ、上品で艶やかな舞台姿の背景にビジネスパートナーとしての信頼と絆を感じられるコンビになる。相手役とはあまりベタベタしない仲だったが、翔真さんが相手役をメイド喫茶*10に連れて行ったエピソードが組レポ*11に掲載されて話題を呼ぶ。
     退団作は歌舞伎の演目に題材をとった芝居と、シックで神秘的なレビューの二本立て。退団後は俳優業へ進出し当初は舞台を中心にしていたが、経歴から「和」に関する仕事が多くなっていたところNHKの時代劇に起用され、朝の連続テレビ小説にも出演。民放のテレビドラマや映画にも活動範囲を広げていった。
  • 宝塚歌劇団っぽい名前かもしれない。先人たちとの被りが意外となさそう。

 

清澄九郎 → 雪組

  • 日本物の申し子として期待されながら暖かく見守られているのが想像できた。
  • 生まれながらに「和」の経験値が高いうえ、しっとり優雅でたおやかな雰囲気の持ち主。組配属は間違いなく雪組でしょう。
  • 小学3年生の頃、師事していた日本舞踊の師範が振付師として参加した宝塚歌劇の公演を観劇したことがきっかけで受験を決意。バレエも習い始める。高校2年生のときに1回きりの約束で受験し不合格だったが、諦めきれず翌年は家族に内緒で受験し合格。必死の説得の末に入学する。出身校はたぶん鎌倉女学院。高2修了1回目の受験は不合格、高卒2回目の受験で合格。初舞台は宙組
  • 綺麗な下級生男役がいると雪組ファンの間で早くから話題になっていた。清廉な美貌と体に染みついた完璧な和の所作、そして前向きな真面目さで人気を集める。研5で新公初主演し、最終的に3回主演する。また研7でバウ初主演し、こちらは最終的に2回主演する。
  • 源平合戦が題材の芝居で源義経を演じる(実際に「この恋は雲の涯まで」という義経が主人公の演目がある)。イメージは【麗しき戦術家】清澄 九郎+*12。あと、ショーのパレードで【もてなしの明かり】清澄 九郎+*13が階段降りするのが想像できた。【Writer】清澄 九郎+*14は東上公演で初めてメインキャストを演じた作品の舞台写真っぽい。
  • 新公卒業後間もない研8で月組へ組替え。「日本物の雪組」らしい存在だった九郎くんの組替えを悲しむ雪組ファンも多数いたが、縁のない月組への組替えに一番身構えていたのは本人。組替え当初は月組の自由人な面子に馴染めていなかったが、振り回される世話焼きポジションを確立し、持ち前の向上心で月組の気風にもしっかり慣れて行った。月組では三番手に昇格し、雪組時代の課題だったダンスや押し出しの弱さを徐々に克服する。
  • 結構背が高いので、雪組配属じゃなかったら意外と宙組だと思う。あと、生え抜き御曹司として育成中かと思いきや研10を前に組替えすること時々ありませんか?
  • トップになるのは月組で、研13。相手役は宙組出身で、やや背が高く白百合の花を思わせるような関西出身の娘役。トップ娘役就任1作前の組替えで不安を抱いていたところを似たような境遇を経験した九郎くんが励まし、そこから絆を育む。トップコンビの不器用で微笑ましい関係を見守る組子とファンという構図になった。宝塚歌劇に親しんでもらうことを命題としており、漫画やゲームが原作の作品を引き受けることも多かった。
     退団作は明治から大正時代に活躍した偉人の生涯を夫婦愛を軸に描いた日本物の芝居と、華やかで情熱的なショーの二本立て。退団後は家業を継ぎ茶道家として活動する傍ら、茶道と宝塚歌劇の両方の楽しさを広めるべく仕事を選ばず精力的に活動する。OGイベントにも時間が許す限り参加するスタンスに。
  • 「〇ろう」は相性ならあっても芸名では聞いたことがない。清澄という姓はなかなかに宝塚感がある。

 

<彩がタカラジェンヌだった場合の関係>
・キリオくんと九郎くんが月組で、翔真さんと九郎くんが雪組で上級生と下級生の関係になる(ただしキリオくんが年下の先輩)。翔真さんが専科時代に出演した月組公演にキリオくんも居てくれたらいい感じに全員つながりができる。翔真さんは出演した組の生徒を独自の愛称で呼びがちだし、なんなら組配属されたばかりの九郎くんに「九郎」って愛称を付けたのも翔真さんに違いない。

 

 

もふもふえん

岡村直央 → 月組

  • 繊細で堅実な演技力の持ち主なので。
  • 意外と職人っぽい的確なお芝居をするのと、持ち味がギラギラよりキラキラなので月組配属が合うと感じた。まだ11歳なのでどうなるか分からないが、身長も伸びて成績上位で入団しそう。
  • 幼い頃から子役として活動していたが、宝塚ファンの母親の意向に従い小学6年生で子役を辞め受験スクールの受験クラスに通い始める。バレエは小学校入学前から習っていた。順当にいけば合格間違いなしの優等生だったが、大人しい性格は周囲の心配の種でもあった。首席で入団したため、緊張や不安に押しつぶされそうになりながら初舞台公演で同期の取りまとめをしていた。中卒1回目の受験で合格する。初舞台は雪組
  • 成績通りの実力から本公演でも秘かに上級生より良いポジションに置かれるなどの抜擢を受ける。どんな役もものにする緻密な演技力は反面いいように使われがちだった。研3で新公初主演、最終的に4回主演する。
  • 研8でバウ初主演。研9で星組に組替えし、三番手男役に。星組では東上主演も果たす。しかし二番手昇進は退団や組替えの事情が重なり足踏み状態に。研13で雪組へ組替えし二番手に昇進。雪組子やファンにも温かく迎え入れられる。
  • 在団中に2回「エリザベート-愛と死の輪舞-」に出演し、月組配属直後の新人公演で少年ルドルフ、星組異動直後の本公演でルドルフを演じた*15。組配属当初多かった少年役にも代表作がたくさん。イメージは【怪盗団】岡村 直央+*16【トラップ発動!】岡村 直央+*17【初めて見る色】岡村 直央+*18【アクアリウム】岡村 直央+*19【漂流記】岡村 直央+*20はショーの一場面で見た気すらしてくる。
  • 組替えはせずにずっと月組というのもありだが、どこかで組替えしそうな気がした。月組じゃなかったら最初から雪組
  • トップになるのは雪組で、研16。相手役は10期以上離れた雪組生え抜きの娘役で、華やかな可愛らしい容姿で実力は平均的だったが公演ごとにグイグイ成長する。相手役の初舞台公演(星組)に直央くんも三番手として出演していた*21。組の色に左右されない直央くんの三拍子揃った端正さが雪組にマッチし、「芝居の雪組」と呼ばれる。物語仕立てのショーにも主演し、トップ2年目に菊田一夫演劇賞*22を受賞したことをきっかけに退団を決めた。退団作は海外ミュージカルの日本初演と、クラシックとモダンをバランスよく融合した王道レビューの二本立て。退団後は大手芸能事務所に所属して映像と舞台の両方で活動し主演も多く務める。完全に自分の意思で俳優業をしており、母親との距離感も程良くなった。
  • 「直生」と書いて「なお」と読ませる芸名が実際にあった(第67期生の三ツ矢直生さん)ので、名前はそのまま使えそう。

 

橘志狼 → 花組

  • ダンスの花組でテッペン取るルートに入れたい。
  • 考えれば考えるほど星組のほうが似合うのは重々承知で、志狼くんの活発さに花組の洒脱なエッセンスを加えたらカッコイイ男役になりそうだと思ったので花組に。
  • 世界で活躍するプロダンサーを夢見る傍ら子役として活動していたが、同じ番組に出ていた直央くんが子役を辞めた理由を知り東京宝塚劇場で初観劇。「トップスター」の響きに憧れを持ち、自身も宝塚受験に方針転換して中学1年生から直央くんと同じスクールに通い始める。中卒1回目は不合格、高1修了2回目の受験で合格する。初舞台は宙組
  • 若手男役の中で身体能力の高いダンサーとして起用され、やんちゃ系の魅力でファン層を開拓する。トップスターを目指して苦手な歌のレッスンにも励み、新人公演主演のチャンスを狙い続けた。研6で新公初主演し、最終的に2回主演する。新公卒業後は得意分野の異なる同年代の男役で三つ巴の三番手争いをし、しのぎを削る。色香も身に付く。
  • 少年漫画というかホビアニっぽさを失わないまま成長してほしい。でも、新人公演の稽古で演出家の小柳奈穂子先生に「しろーは演技がジャンプなんだよ!」ってダメ出しされてほしい*23。「BEAUTIFUL GARDEN-百花繚乱-」(2018年、花組)で水美舞斗さんが演じていた蜂美男子(ミツバチ)とか結構いいんじゃないだろうか。芝居では【絆物語】橘 志狼+*24みたいな衣装を着てほしい。
  • 花組じゃなかったら星組宙組配属。組替えはしない。
  • トップになるのも花組で、研15。相手役は月組出身で、男役を引き連れて舞台のセンターに立つのが似合う実力者。目立ちたがりと思いきや互いをよく見ている2人だからこそ、デュエットダンスは本公演ごとに過去最高レベルを更新した。大劇場お披露目の芝居は若いカップルがすれ違いながらも最終的に愛を深める物語。他に演じた主人公は未亡人に熱く求愛する若紳士や破滅的な生活を送る兄妹のような恋人といったラインナップで、相手役の個性に合った役も巡ってきた。
     退団作は江戸時代を舞台にお気楽浮浪雲の伊達男が己の剣術と処世術で恋と友情を結ぶ風流絵巻の芝居と、お洒落でホットなグランド・レビューの二本立て。退団後は海外へダンス留学し武者修行。OGのダンス公演によく呼ばれる存在になる。
  • 「橘」姓はたまにいるけど、「〇ろう」という読みの芸名はやはり聞いたことがない。

 

姫野かのん → 月組

  • 月組しかしっくりこない。
  • 可愛さを追求しているけれど女の子みたいに思われたい訳じゃないかのんくんの芯の強さは、月組で育ったフェアリー系男役の皆さんに通じるものがある気がした。
  • ピアノやバレエを含む多数の習い事をしていた。初観劇は幼稚園時代に観た月組公演。将来の夢はたくさんあったがそのうちの1つだったタカラジェンヌになるには音校合格が必要ということで、とりあえず中学3年生で1回受けてみることに。中卒1回目の受験で合格。初舞台は花組
  • 「かわいい」と男役を両立することへのこだわりは強く、トップになるために歌とダンスが弱いというイメージから脱却する努力を惜しまなかった。研4で新公初主演、最終的に3回主演する。
  • どんな作品でもいいので金髪の役が来てほしい。イメージは【不思議だいすき】姫野 かのん+*25。あとは冷徹とか残酷な一面のある役で新境地も開いてほしい。こちらのイメージは【パイレーツ】姫野 かのん+*26【王子教育】姫野 かのん+*27【ホワイトデー2020】姫野 かのん+*28のように花や蝶の装飾が付いた衣装をショーで男役だけ着ることになり、動きやすさや見栄えについて同期や下級生にアドバイスしたこともある。
  • 楽屋や稽古場に出入りする時の着こなしにも定評がある。バウ主演作で組んだ娘役のお化粧を見てあげたり、小道具や髪型に一工夫加えて可愛くアレンジしたりしたこともあった。そのため研10を迎えてからも娘役転向の噂が後を絶たなかった。
  • 組替えはせずにずっと月組星組ゴーイングマイウェイに育つのもちょっと想像した。身長がどれくらい伸びるか分からないので小柄なままだと雪組かな……あまり雪組生っぽくないけど。
  • トップになるのも月組で、研11。相手役は生半可な「かわいい」では太刀打ちできないと思うので、あえて少年役が多くショートヘアの似合う注目株を持ってきたい。娘役としての在り方を構築中にトップ娘役に就任し、かのんくんの姿から学ぶことも多かった相手役に、かのんくんは「かわいい」を惜しみなく伝授。その結果相手役はめきめき磨かれていき、相手役がかのんくんを見つめる時の輝く瞳がかのんくんをより素敵に見せていると評判になった。本公演ではシンデレラストーリーを、本公演以外ではオリジナルの男女入れ替わりコメディを上演。退団作は青年貴族が主人公のコスチューム物と、爽やかキラキラショーの二本立て。
     退団後は演技やタレント業に限らずやりたいことをたくさんやるスタイルに。個人事務所を立ち上げ、トップスター時代のプロデュースグッズが人気だったことからデザインの仕事も手掛けるように。また、毎年の退団日には必ず相手役と会う仲を続ける。
  • 男役でも「かのん」と名付ける場合があり、現役男役でパッと浮かんだのは星組の天飛華音(あまと・かのん)さん。かのんくんはこのまま芸名で行けそう。

 

<もふもふえんがタカラジェンヌだった場合の関係>
・直央くんと志狼くんが1歳差、志狼くんとかのんくんが2歳差として設定したところ、志狼くんとかのんくんが本科予科の関係になり、直央くんとかのんくんの月組在籍期間が6年間被る。トップ期間も被りそうなので、タカスペやごく稀にある各組トップコンビ特別出演公演で共演してほしい。

 

 

 こんな感じになりました。
 全員小学生ユニットのもふもふえんを組配属から退団まで空想できるかちょっと不安だったのですが、予想以上に筆が進んで楽しかったですね。特に組替えする設定のアイドルは文章が長くなりがちなので、もうちょっとまとめたいです。
 宝塚歌劇団で実際にあったエピソードも一部参考にしながら考えているので、読みながら「このエピソードひょっとして△△さんの?」という思われるかたがいたらいいなと思います。 

 

 次回は1ユニット、High×Jokerを予定しています。楽しんでいただけた方は是非ともよろしくお願いします。

 

 読んでいただきありがとうございました!

 

記事作成にあたっては、「宝塚語辞典」(著:春原弥生、刊:誠文堂新光社)、「波瀾爆笑!?わが人生 I」「II」「III」(刊:宝塚クリエイティブアーツ)および「宝塚アーカイブ | 舞台・演劇用語 | シアターリーグ」(http://www.moon-light.ne.jp/termi-nology/takarazuka/)を参考としました。

*1:生徒の余興は力の入れ具合が半端ではなく、えと文や組レポ(翔真さんの項目の脚注を参照)でもその模様がちょくちょく報告される。余興集団としては月組の「宝屋月之丞一座」、星組の「英真エージェンシー」が有名で、後者は初代社長の英真なおきさんが専科に異動した現在でも活動中。

*2:2018年10月31日~11月7日にモバゲー版SideMで開催された期間限定イベント「アラビアンナイトパーク」の限定ガシャR+。

*3:2019年10月1日~9日にSideM LIVE ON ST@GE!で開催された期間限定イベント「WORLD TRE@SURE in INDIA」の限定ガシャSR+。

*4:漫画家・手塚治虫さんは約20年間を宝塚市で過ごしており、宝塚大劇場からほど近い場所に宝塚市手塚治虫記念館がある。記念館開館にあたり、宝塚歌劇団では1994年に「ブラック・ジャック」(芝居)と「火の鳥」(ショー)を舞台化した。

*5:2017年6月6日~15日にモバゲー版SideMで開催された期間限定イベント「Cybernetics Wars ZERO~願いを宿す機械の子~」のポイント報酬R+。

*6:2019年8月8日~19日にモバゲー版SideMで開催された期間限定イベント「Best Game2~命運を賭けるトリガー~」の限定ガシャR+。

*7:2020年2月15日~22日にモバゲー版SideMで開催された期間限定イベント「猫街闘争~猫たちの領域~」のランキング上位報酬R+。

*8:2019年1月31日~2月8日にモバゲー版SideMで開催された期間限定イベント「黄昏に染む紅梅の鬼」の限定ガシャSR+。

*9:2009年度より選択授業の器楽から三味線はなくなり、茶道の授業は廃止された。

*10:翔真さんの趣味はメイド喫茶巡りで、ゲーム内のカードイラストやCDのドラマパートにおいてユニットメンバーやほかのアイドルたちを連れてメイド喫茶に赴いた様子が何度も描写されている。

*11:宝塚歌劇団公式月刊誌「歌劇」の連載の1つ。読者から寄せられた質問を各組1名の生徒がインタビュアーとなり組子に取材し答えてもらうという形式のはずだが、担当者によっては質問を1つも取り上げない回もあるような。組レポ担当者の任期は不定期で、研10以上の生徒が担当することが多い。

*12:2017年9月19日~25日にモバゲー版SideMで開催された期間限定イベント「源平瞬星録~搦め手の戦法~」のランキング上位報酬SR+。

*13:2017年12月8日~15日にモバゲー版SideMで開催された期間限定イベント「Xmas Live 2017 –Side:Prelude-」の限定ガシャSR+。

*14:2018年5月15日~24日にモバゲー版SideMで開催された期間限定イベント「Write for someone~追憶の空~」のポイント報酬R+。

*15:ウィーン・ミュージカル「エリザベート」の宝塚版で、1996年に日本初演して以来何度も再演されている演目。ヒロイン・エリザベート皇后の息子でオーストリア帝国の皇太子・ルドルフは少年期と青年期でキャストが分かれている。少年ルドルフは長いソロがあり男役・娘役問わず若手がキャスティングされる。

*16:2018年1月9日~17日にモバゲー版SideMで開催された期間限定イベント「怪盗団シャノアール~呪われし女神の涙~」のランキング上位報酬R+。

*17:2020年9月30日~10月6日にモバゲー版SideMで開催された期間限定イベント「KIDS GAANG~3兄弟と黒マントの怪人~」のランキング上位報酬SR+。

*18:2020年11月20日~28日にSideM LIVE ON ST@GE!で開催された期間限定イベント「315 DRAMA ON ST@GE サイケデリックマンション」の限定ガシャSSR+。

*19:2018年11月7日~14日にモバゲー版SideMで開催された期間限定イベント「可愛く!元気に!アクアリウムライブ」の限定ガシャR+。

*20:2020年8月17日~22日にモバゲー版SideMで開催された期間限定イベント「ブルード兄弟の大冒険~ようせい島と伝説の歌~」の限定ガシャR+。

*21:未来の相手役の初舞台を見守る三番手って関係、尊くないですか?実例は北翔海莉さん・妃海風さん(退団済み)、礼真琴さん・舞空瞳さんなど。

*22:大衆演劇の舞台で優れた功績を残した芸術家を表彰する制度。在団中に演劇賞を受賞した生徒は、杜けあきさんなど複数名。

*23:「NEVER SAY GOODBYE-ある愛の軌跡-」(2006年、宙組)の新人公演演出担当の小柳先生が、新人公演主演の早霧せいなさんに向けて実際に行ったダメ出し。

*24:2014年10月9日~21日にモバゲー版SideMで開催された期間限定イベント「絆物語~正義の剣~」のランキング上位報酬R+。

*25:2019年5月15日~22日にモバゲー版SideMで開催された期間限定イベント「新緑のGymnasium」の限定ガシャSR+。

*26:2015年10月19日~26日にモバゲー版SideMで開催された期間限定イベント「パイレーツアドベンチャー」のランキング上位報酬R+。

*27:2020年4月10日~18日にモバゲー版SideMで開催された期間限定イベント「3人の教師と小さな王子さま」の限定ガシャR+。

*28:2020年3月6日~17日にモバゲー版SideMで開催された期間限定イベント「ホワイトデーライブ2020」のポイント報酬R+。

月組宝塚大劇場公演の千秋楽ライブ配信を見たので今更ながら感想を書きたい

 2021年6月21日に行われた、宝塚歌劇団月組公演「桜嵐記」「Dream Chaser」の大劇場千秋楽。
 次に大劇場で観るのはこの公演だと折に触れて書いてきましたが、諸般の事情により観劇を断念しました。せめて気持ちだけは宝塚大劇場に近づけたいと思い、観劇のために連休を取るはずだった日程でタカラジェンヌ芸名統計シリーズの記事をアップロードしていたほどです。世の中をこんなに変えたあれは、正直に言うと筆者の中ではこのブログに名前を出すことすら許せない存在です。
 しかし今回はそんな恨み節を言うための記事ではありません。例によってキャトルレーヴオンラインで公演プログラムやル・サンク、歌劇や宝塚GRAPHのバックナンバーを数冊購入し、6月21日に休みを確保。月組生が出演したラジオ番組「ビバ!タカラジェンヌ」(ラジオ関西)もチェックし、公演解説ページの人物相関図だけでなく、結末が分かってしまうことも承知でル・サンクの台本にも目を通し可能な限りの心構えを行いました。
 そんなわけで、Rakuten TVでの千秋楽のライブ配信を見た感想を思いのままに書いていきます。千秋楽直後から多忙のため大変時間がかかってしまいましたが、来る東京千秋楽に向けて今のうちに整理しておきます。

 

 

 

  • ロマン・トラジック「桜嵐記(おうらんき)」

 変わりゆく世の最中で自らの命をどのように使うか、という骨太なテーマを余すことなく描き切った物語でした。というのも、主人公以外の登場人物ひとりひとりにも生き方に共感し納得できるところがあったように思うんですね。あらゆる価値観が提示される中で、主人公・楠木正行が選び取った道の雄大な気高さは珠城りょうさんというトップスターの持ち味にぴたりと合致し、鮮やかに映りました。そして、正行の選択が説得力を生むために重要なのは芝居に定評のある月組の総合力だと感じています。今の月組でこの作品を見られて良かった。ただこの作品は感想を述べるにも言葉選びを間違えると意図しない方向に伝わってしまいそうで、それもあって感想がなかなか書けなかったです。
 演出の上田久美子先生は珠城りょうさんの宝塚バウホール初主演作品で演出家デビューし、上田先生が初めて手掛けたショー作品の主演も珠城さんだったという縁があります。珠城さんの退団公演としてあまりに完成度の高い作品だった「桜嵐記」が幕を下ろした後、上田先生はどのような物語を紡いでいくのかが気になっています。

「今、私たちがおりますのは……」という楠木正儀(老年)(演:光月るうさん)の台詞で観客を一気に引き込むのは巧いと思いましたし、時代背景を説明するくだりを背中合わせで入れ替わり立ち代わりスピーディーに見せるのは視覚的にも分かりやすかったです。後醍醐天皇(演:専科の一樹千尋さん)の威厳も、楠木正成(演:輝月ゆうまさん)の格好いい瞳も、弁内侍(老年)(演:夏月都さん)の年月を感じさせる声色もすごいなと思いました。楠木3兄弟が次々登場するシーンの珠城さんの楠木正行は優美で見とれましたし、月城かなとさんの楠木正儀は声が大きいし、鳳月杏さんの楠木正時は和装でも分かるくらい足が長かったですね。
 湯浴みの場面の高師直、本当に紫門ゆりやさんだったんですか……?アイラインの引き方とドーランの黒さと声色が成せる技なのでしょうが、未だに信じられません。ライブ配信だと師直が湯浴みの侍女に何をしたの、と思った瞬間にカメラが切り替わったのでドキッとしました。仲子(演:白雪さち花さん)の台詞「南朝武家の立場は低い」の時に映った湯浴みの侍女の流し目が格好良かったのですが、どなただったのでしょう。祝子役の蘭世惠翔さんは目鼻立ちの派手さに悲壮感が映えて、良いところに起用されているなと思いました。
 美園さくらさんにはやんごとないゴージャスな役が似合うイメージを持っており、今回演じた弁内侍は第一声から浮世離れしていて山中が似合わない高貴さを醸し出していて、やっぱりこう来なくちゃと。トップ娘役お披露目公演の芝居「夢幻無双」(2019年、月組)も日本物でしたが、筆者は今回の弁内侍のほうが好きです。師直の手先のうち1人、おそらく夢奈瑠音さんの目がなかなか怖かったです。千海華蘭さんは前回のロートレックといい今回のジンベエといい舞台に出てきた時の安心感がありますね。敵側に雇われただけの雑兵を斬るのかという一連の問答は、間合いがしっかりしていて見応えがありました。
 赤坂村で久子(演:香咲蘭さん)と正時の妻・百合(演:海乃美月さん)と正時が会話する最中に繰り広げられる郎党の子たちのお饅頭をめぐる芝居、こういう細やかさも月組を大劇場で観る時の醍醐味だなあと思ってパソコンの画面を眺めていました。正時と百合の2人だけの世界をまじまじと後ろから見つめる郎党の子をもう1人が目隠しするの、好きです。この夫婦良いですよね……。でも、弁内侍を諭す正行の清々しさもまた良いですよね……。「女性の脂は腹の毒ぞ」と言いながら美しい若衆・花一揆を侍らせる足利尊氏(演:風間柚乃さん)はちょっと。
 吉野行宮はもう芸達者だらけなんですが、筆者は二条師基を演じた晴音アキさんの公卿演技と「ハーハーハ」という独特の笑い声がめちゃくちゃ好きですね。この場面の公卿に娘役が結構な割合で混ざっているのすごい。それと、時の天皇が争いをやめたいと言ったら御簾が上がって現れる後醍醐天皇は完全にホラー。一樹さんの笑い声は三段活用くらいあって怖かった。阿野廉子(演:楓ゆきさん)の「その悔しさのために生きよ」という台詞が弁内侍(少女)(演:きよら羽龍さん)と今の弁内侍2人に向けられるように聞こえたのが好きでした。後村上天皇を演じる暁千星さんは吉野行宮だと高い場所に居てずっと目をぱっちり開けないというか下を見るように演技されていた気がしたのですが(配信カメラ位置の問題かも)、「そなたの幼友達を」という正行に向けた台詞で初めて目線が合っておおっとなりました。楠木の館へ尊氏が寝返りを誘いに来た時の、饗庭氏直(演:結愛かれんさん)の低めの声が素敵。ここで正行が下す決断は台詞だけ追うとやや矛盾している気もするのですが、呪縛のような後醍醐天皇の存在は少なくとも「歌劇」の座談会で話題にあがったプロパガンダ的な見方を打ち消していたように思います。
 如意輪寺の庭、「花ならば知るか…」の女房2人の歌が上手いです。この場面の正行と弁内侍の衣装はメモを取りながらスケッチしたくらいの美しさ。そして振付の機敏が素晴らしい。涙ぐむ弁内侍の手を取って、自らの胸にその手を当てて包み込む正行が本当に良い。長絹の女たちが周りにいますがこれは実質デュエットダンス。無数の桜が見えましたし、「美しい春よのう」「はい」の構図は胸に来るものがありました。
 この先は四条畷の戦いに突入。大田佑則(演:春海ゆうさん)の「百合はな、自分がお主の迷いとなることを知っておったのよ」という台詞を聞いて、正時が一気に夫の顔になるんですよ。ここで筆者は泣きました。甲冑と武器をまとってスローモーションを演じる体力に驚愕した楠木兄弟の死闘の最中に正成と幼い3兄弟が現れてから今生の別れまでの一連の流れは、この公演を以て月組を去る珠城さんと輝月さんが特に展開の中心に据えられていてぐっと来ました。
 南朝の幕引きをすることになった正儀もさぞ大変だったことでしょう。四十年後もジンベエが弁内侍に仕えていてほっとしました。そして幕引きの場面に出陣式を持ってくる演出が粋です。この作品の最後のソロも台詞も暁さんだったのですが、暁さんは今の月組のなかで最もスターとしての遍歴や経験が珠城さんに近いかただと思っていて、暁さんがその役割を託されたことの意味を感じずにはいられません。花道を去っていく珠城さんの姿をじっくり目に焼き付けました。

 

  • スーパー・ファンタジー「Dream Chaser」

 月組にとっては久々の洋物ショーで、こういう正統派のショーを珠城さんと美園さんのコンビで観たかったんですよ。演出の中村暁先生はショーの場面構成が比較的定まっている印象があり、今回はその定型がむしろ心地良かったです。ショーのタイトルに関係なさそうな場面がいくつかあったのは気になりましたが、場面1つ1つは好きでした。

 プロローグの衣装が月の輝きを思わせるゴールドで好きです。大階段から男役と娘役に分かれて次々登場する演出の王道感がたまらないです。赤色の衣装に着替えた珠城さんと美園さんのデュエットダンスの後ろで歌う男役4人の顔ぶれがとにかく強い(鳳月さん・月城さん・暁さん・風間さん)。最後のサビに入る前に珠城さんの肩に手を置いてピョンとポーズする美園さんが可愛らしくて胸を撃ち抜かれました。
 美園さんと鳳月さんと暁さんがメインのスパニッシュの場面は困りましたね、もはやどこを見たらいいか分からなくて。まず美園さんのアレグリアは腰の高さが強調される衣装と背中が綺麗。スタイルにしか触れていない気がして申し訳ないのですが、鳳月さんのカリエンテはやっぱり足が長い。暁さんのアミーゴは目の演技が良いなあと。扇を持ったスパニッシュダンサーたちのアンビエンテは決めポーズの静止を頑張っているのが画面越しに伝わってきたのと、またひとりひとりが良い表情をしているんですよ。
 スーツとハットに衣装替えした暁さんから始まるミロンガ。男女問わず相手を変えて次々にタンゴを踊る駆け引きもまた、目が足りないと思っているうちに終わっていました。キレッキレで踊るときの海乃さんの表情好きです、ハット被るのもカッコいい。そしてここの4組の下級生カップルもすごくないですか?筆者は特にストップモーションのところでスパーンと開脚を決めていた娘役さんが気になりました。「宝塚おとめ」と公演パンフレットのお顔を見る限りだと美海そらさんでしょうか。
 月城さんを中心とした場面「I’ll be back」。前回の記事でも書きましたが下級生に対する知識・認識が圧倒的に薄い筆者、見分けがつくように目印が欲しくて仕方ないです。この7人組は夢奈さんが副リーダーっぽいですし、風間さんは最年長ですか?
 続いて中詰。このように暁さんが幕開きにいることが多くて、「1789」(2015年、月組)を観ていた筆者は感慨深かったです。三味線や琴の音が盛り込まれたアレンジ、夏祭りで聴きたいなあと思いました。あとやっぱり組子がいっぱいいるのを見ると嬉しいです。これは主観ですが、何故かこの場面の海乃さんに初めて愛希れいかさん(先代の月組トップ娘役)を感じました。お芝居でも月城さんに壮一帆さん(3代前の雪組トップスター)を感じましたし、やっぱり新公の本役の面影ってどこかに出てくるんですかね。そして並んでポーズを決める珠城さんと美園さんの2人が強い。ここは間違いなく強い。
「Hymn of life」は白と黒、珠城さんと美園さんだけ薄紫の布が使われている衣装。こういうメッセージ性のある場面はショーに頻出なのですが、今回ばかりはここでやらなきゃいつやるんだと思っていたので安心。千秋楽恒例の衣装にお花を付けた退団者を中心に見ていましたが、見間違いでなければ美園さんのお花がピンクのダリアで、こういう花が似合うトップ娘役の存在は良いなあと思いましたね。

 フィナーレは風間さんの歌から真っ赤なドレスの娘役選抜群舞へ。筆者の初観劇ショーは奇しくも中村暁先生の「CRYSTAL TAKARAZUKA」。その作品の娘役選抜群舞が印象的で、この作品でも娘役群舞が見たいなと心の中で期待していたんです。今回は月組娘役の強さと優雅さがもう誇らしくて。美園さんが一人一人と名残惜しく踊っていく様が美しく、短いながらも満足度が高かったです。ロケットの衣装はプロローグと統一感のある白とゴールドで良きかな。掛け声に元気があって、人数が多くてうれしかったです。センターの子が長身でしたね。黒燕尾の紳士たちによる群舞は引き締まっていました。放射状に降りてくるの大変そう。
 ここからのデュエットダンスで、珠城さんのアイコンタクトにコンビの信頼関係が見えました。リフトから降ろした後抱きしめたり、2人で花道に出てついたり離れたりする振付にドラマ性を感じましたね。先に美園さんを帰した後、少人数の男役と一緒にダンス。組長の光月さんが珠城さんの汗を拭くような振付なのが印象に残りました。こちらも一人一人と名残惜しく踊っていく中で、紫門さんや輝月さんの黒燕尾もしばらくは観られないかもしれないと思うと切なかったです。
 パレードはエトワールを務める美園さんの歌声で始まり。この衣装の足の見せ方が絶妙だなと思ったのですが、宝塚GRAPH 2021年8月号のコーナー「THE COSTUME」によれば今回で大劇場デビューの薄井香菜先生が手掛けたそうで衝撃。真ん中降りのスターたちがはけていく時のポーズがカッコよかったです。銀橋に出る前に跳ねる美園さんも好きでした。踊りながら「イエーイ!」「フー!」で閉幕するのが楽しかったですね。

 

  • 「珠城りょうサヨナラショー」から閉幕まで―退団・異動者によせて―

 光月組長が登場し、まずは専科へ組替えする紫門さんと輝月さんを紹介。2人とも役を離れるとこんなに可愛らしいかたなんですねえ。組になくてはならないお兄さん方ですが、専科での活躍に期待です。続いてサヨナラショー前に珠城さんからのメッセージ。筆者が初めて宝塚歌劇を観た時すでに月組スターの一員だった珠城さん、きっとあまりに大きな出来事が次々に降りかかるのを1つ1つ真摯に受け止めて引き受けていたのだろうなと。「感謝をどうやって伝えよう、これでも食らえー!サッ。」と締める茶目っ気も、筆者は知らなかったのだなと思いました。珠城さんのトップ就任がちょうど近畿地方を離れた時期と重なっていて、舞台の映像を見られた作品は少なかったのです。

 サヨナラショーは印象に残った曲を選んで述べていきます。1曲目は「アーサー王賛歌」という、トッププレお披露目作品からの選曲。3曲目が赤い花束を持った「グランドホテル」の男爵の曲で、歌というより台詞で必死さや緊迫感を伝えるような演出。 5曲目の美園さんの美脚にノックアウト。続く6曲目はまさかの「闇が広がる」大階段群舞。7曲目がトップコンビ2人の場面で、美園さんの髪が何かに引っかかってしまったのを珠城さんがほどきながら何事もないかのようにデュエットを続けるのが素敵でしたね。美園さんと暁さんと風間さんが銀橋に出て8曲目。「ピガール狂騒曲」(2020年)の本編では風間さんすごいことになっていたのにえらい違いで。9曲目は「幽霊刑事」(2021年)からだと思うのですが、しれっとシティハンターとシャーロックホームズを敵に回していてツッコミたくなりました。
「月雲の皇子」(2013年)と「All for One」(2017年)から1曲ずつありましたが、それぞれ「慈しんで生きよう 世界の命全て」「この地上に俺の剣を必要とする人が居るのならば」という歌詞や精神がこんなに似合うトップスターはなかなか居ないだろうと思いましたね。それに続いてRyo Tamakiの電飾と白い衣装の組子たちが登場してひとりきり歌ったと思ったら、最後は「千秋楽?冗談じゃねえ!」からの「BADDY」(2018年)。「邪魔だどけ!」される専科異動者とか珠城さんの足の間から誰か出てくるとか、ミラーボールギラギラの狂騒の中で幕を下ろすのが本当に最高でした。間違いなくあなただけの代表作です。

 ここから再び光月組長が登場して、退団者を紹介してからの退団者挨拶へ。
 摩耶裕さんは初めて芸名を見た時に男役さんだと思っていたかたでした。大階段を下りながら既にポロポロと涙をこぼされていましたが、気丈にご挨拶する姿とカラフルな花束の取り合わせに強い意志を垣間見た気がして、今後の人生に幸あれと思いました。
 実はサヨナラショーで退団者がメインの楽曲(「カルーセル輪舞曲」と「クルンテープ 天使の都」)では、ずっと夏風季々さんを見ていました。筆者は前回の大劇場公演で夏風さんを見つけたばかりだったのに、もう退団してしまうなんてと思いながら。ショーはほとんどの場面に出演で、最後の作品でも素敵な舞台姿をたくさん観ることができて嬉しかったです。
 蒼真せれんさんに関しては前回の記事では次回公演で探してみようと書いたにもかかわらず、宝塚千秋楽の配信では事情がありなかなかじっくり見ることができず申し訳ないです。Blu-rayも東京千秋楽配信も買うのでそこではちゃんと見つけるようにしたいです。長身で爽やかな美青年でした。
 颯希有翔さんは「『A-EN』(2015年)が男役の基盤」というコメントでアフロに割烹着の映像が流れたのが忘れられません。白とオレンジと赤のグラデーションを綺麗に構成した花束は熱かったですね。
 桜奈あいさんは休演復帰からの喜びをメッセージで伝えていたのが印象的でした。ここで気付いたのですが、月組は花束渡しの時に退団する同期生も一緒に駆け寄るのですね。
 楓さんはお返事の元気さとゆったりしたお喋りに、組長からのコメント通りに周りを温かく幸せにするかただなあという好印象を受けました。もっと楓さんの温かさを見ていたかったです。
 香咲さんは月組の集中力と視線、観客の暖かさに触れるメッセージを出しておらました。珠城さんと同期生でもあり、ご挨拶後に退団者だけで緞帳前に出たときに「みき(=珠城さん)の最初の公演と最後の公演を共に過ごせて幸せでした」とコメントして珠城さんに「ずるいわ」と言わせていたのが心に残っています。そうですよね、同期で同じ組配属じゃないと実現しないですもんね。
 美園さんの挨拶は「この故郷がいつまでも甘き調べを奏でられる場所でありますように」という、作品にちなんだ言い回しで締めるクレバーさがたまらなかったです。
 そして珠城さんの挨拶は多方面への感謝にあふれていて、大きな腕で包み込むような優しさにじーんと来ました。あまり背負いすぎないでと思うくらいに。
 月組ジャンプをリアルタイムで目撃したのは初めてでした。「退団者は無理せず」と思っていたら月城さんが退団ブーケを持った夏風さんと手をつないでジャンプしていて、夏風さんが大変な気はしたのですがなかなか微笑ましかったです。

 

 思いの向くままに書いたのでただの駄文乱文になってしまいました。

 東京千秋楽の日にも休みを勝ち取ったので、筆者は配信で観る予定です。そして前々から書いている通り次に観に行くのは月組大劇場公演と決めているので、どうか見届けさせてください……!

シンガーソングライター・村下孝蔵さんの楽曲について語りたい

 筆者の大好きなシンガーソングライターの特別な日が、もうすぐやってきます。
 そのひとの名は村下孝蔵

 音楽活動は1999年が最後となってもなお、楽曲を愛する根強いファンを持つ村下さん。
 本格的に日記を書いてから初めて迎える6月24日に向け、筆者が思う村下さんの楽曲の魅力について語っていきたいと思います。

 

 

 ご存じない、というかたでもこの楽曲は聴いたことがあるのではないでしょうか。

初恋

初恋

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 というのも、筆者が初めて意識して聴いた村下さんの楽曲は『初恋』(1983年)のGOING UNDER GROUNDさんによるカバー版でした。「白いなっちゃん」のCMでこの曲を耳にした時、10代半ばの筆者の心にノスタルジアが巻き起こったのを未だに強く覚えています。
 その後、高校の(確か現代社会の)資料集に『初恋』の歌詞が掲載されているというまさかの遭遇を果たし、大学入学後に村下さんのCDを片っ端から買ったり借りたりしてどっぷりとその世界に浸り、今に至ります。
 まあ思い返せばファーストコンタクトは「白いなっちゃん」ではなく、「中井正広のブラックバラエティ」(日本テレビ系)のBGM だったのですがそれはまた別のお話。

『初恋』は、懐かしの歌謡曲というくくりでテレビ番組でも時々映像が流れることがあります。

 

村下孝蔵楽曲の魅力 その1:歌詞が綺麗

 筆者が個人的に好きな歌詞の中からいくつか引用します。

“愛情以外は何も 僕らの未来を作れない” - 『ロマンスカー』(1992年)

“あなたが好きな私の仕草 自然な私じゃない 見られていると思った時 どこか作っている” - 『アンバランス』(1990年)

“回転扉につかまり何度も振り出しへ びくついた愛情は堂々めぐり” - 『禁じられた遊び』(1989年)

“かけがえのないもの 失くしたあとは どんなに似たものも かわれはしない” - 『ゆうこ』(1982年)

“答えを出さずにいつまでも暮らせない バス通り裏の路地 行き止まりの恋だから” - 『踊り子』(1983年)

“出会うまで歩いてた道も忘れた もう どこへも行けない” - 『だめですか?』(1994年)

“遠い街角で初めに出会って ありふれた恋をしてから結ばれたかった” - 『いいなずけ』(1992年)

“取りかえすことさえ叶わない 命枯れるような想い” - 『珊瑚礁』(1987年)

“夏の夜に魅せられても 何故に星に届かないの” - 『かざぐるま』(1986年)

“めぐり逢った時には 二人子供のようだったのに 愛をなくした後では 誰も大人のふりをする” - 『モ・ザ・イ・ク』(1983年)

 部分的な引用では語り尽くせないのですが、まさしく「行き止まりの恋」を描くことにかけては、右に出る者はいないでしょう。『春雨』(1981年)や 『夢の跡』(1982年)とも迷ったのですが、この2曲は歌詞全体で完成された美しさがあるので引用する場所を選べませんでした。あとあまりに短いので引用しなかったのですが、『アキナ』(1991年)の「手おいの白鳥」という歌詞がすごく好きです。楽曲で描かれている人物像の、隠喩の極致だと思います。

 そして過剰になりすぎない、語り過ぎないところも重要なポイント。筆者は自分の思いを伝えるために知っている言葉を必死に探していくつも重ねがちな人間なのですが、そういう表現ほど相手に伝わらないことって結構あると思うんですね。
 村下さんの楽曲にはサビの前に名詞を並べていく歌詞が時折登場しますが(『恋路海岸』(1989年)や『珊瑚礁』など)、情景を伝えることで心情描写をする繊細さと表現力には脱帽するばかりです。
 その表現力が存分に発揮されていると筆者が思うのが、『結婚式』(1994年)。結婚式を迎えた花嫁の姿をレンズで追いかける主人公の姿を感情表現一切なしに描き切った歌詞が、花嫁と主人公の関係や主人公の感情について、聞く人々の想像をゆっくりと広げてくれる1曲です。

結婚式

結婚式

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 いつかこういう日本語を使いこなせる大人になりたいと思っていたのですが、難しいものです……。

 

 歌詞についてだけで記事1つ書けそうなくらい語りたいのですが、次に移ります。

 

村下孝蔵楽曲の魅力 その2:歌が上手い

 歌手だから歌が上手いなんて当たり前なのですが、一線を画す安定感。筆者が初めて借りたCDがライブ音源集「清聴感謝祭 其の参」だったのですが、CD音源かと思ったくらい安定してお上手でびっくりしました。
 ライブ音源の良いところを挙げると、エコーのかかった歌声でアルバム収録されている楽曲を生の歌声で堪能できることですね。若かりし頃も円熟期も、変わらぬ温かみを感じる美声です。

陽だまり

陽だまり

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↑スタジオアルバム「陽だまり」の『陽だまり』 

陽だまり

陽だまり

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↑ライブアルバム「清聴感謝祭」の『陽だまり』

 

村下孝蔵楽曲の魅力 その3:アレンジが印象的

 自ら編曲を行うことは少なく、編曲の担当は主に水谷公生さん、コーラスアレンジの担当は町支寛二さんでした。
 歌詞やメロディーラインがどこか懐かしい路線を歩んでいたのに対し編曲はシンセサイザーをアクセントにする「ネオフォーク」といった印象で、幻想と郷愁が融合した世界観をしっかり生み出しているのが面白いなと聴くたび思います。そして、時に独特なコーラスアレンジはいろんな楽曲で耳に残ります。『松山行きフェリー』(1980年)のアウトロとか。『禁じられた遊び』なんてもはやメイン級の存在感です。
 イントロが特に良いと思う楽曲を挙げるとすれば、『踊り子』ですね。タッタッタッタッタッタッタララン、という印象的なフレーズが繰り返されるうちハープシコードなど楽器の数がだんだん増えていき、盛り上がったところで歌に入る。あのフレーズ良いなあと漠然と思っていたのですが、ひょっとしてつま先立ちするバレリーナの足の動きを表現するフレーズだったのでは、と最近気づきました。 

踊り子

踊り子

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 村下孝蔵さんといえば他にも、卓越したギターテクニックや楽曲提供の実績などを語るべきなのでしょうが、次に移ります。
(大きな声では言えませんが、ベンチャーズ版の『パイプライン』や『キャラバン』をギター1つで演奏している映像が某所で見つかるかもしれません。)

 

 

どうしても語りたい楽曲:『花れん』(1984年)

 筆者が一番好きな楽曲は『花れん』。いわゆるB面曲なのですが、この楽曲に粋が詰め込まれているため紹介させてください。

花れん

花れん

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 まず、風の音を思わせるようなメロディーで始まるイントロ。AメロではC♯D♯EFF♯G♯Aと1音ずつあがっていくベース音。遠くにいる「あなた」を思う歌なのですが、このどこまで上がっていくんだろうという感覚で、相手が空の上にいるということがなんとなく伝わってくるんですね。そして歌詞は、切なくいじらしい思いを綴った末に「追いかけてゆきたいけれども 何もかもすてたいけれども」という絶句。その先の感情を語らない情緒がすごい。さらにはアウトロのエレキギターが盛り立ててフェードアウトしていく形をとったことで、余韻のなかで世界観に浸れるんですね。

 

どうしても語りたいアルバム:「花ざかり」(1984年)

 ベスト盤や全曲集も発売されているのですが、筆者はオリジナルアルバム派です。というわけで、「これは聴いていただきたい」と思うアルバムを1つ紹介させてください。先述の『花れん』と同年のオリジナルアルバム「花ざかり」です。

花ざかり

花ざかり

1. 『かげふみ』

 印象的なイントロで「花ざかり」の世界に引き込む1曲。大人になってから子供の頃を思い出すという楽曲なので、輪郭のぼんやりした音色に始まり重低音が絡んでメロディーが際立っていくというイントロがまさしく「回想」を表現しているかのようで格好いいんですよ。このイントロを聞くと、個人的には暁の空へ地平線から太陽がゆっくりと現れる様子が思い浮かびます。

2. 『夢のつづき』

 どちらが悪いわけでもないけれど破局を迎えた恋愛の歌。「牡丹色の夏の日」という表現が好きで、当ブログのタイトルに使いたいと思ったこともありました。実はこの楽曲には、村下さんのCDジャケットに何度も起用された村上保さんの切り絵アニメーションPVがあるんですね。楽曲の繊細さに合った美しい仕上がりとなっています。

3. 『北斗七星』

「花ざかり」に収録されている楽曲の中では一際ロマンチックで、どこか湿度のある世界観が特徴です。イントロ・アウトロの耳に残るギターのフレーズといい、2人だけの世界が外へと広がりを見せる様を美しく描いた歌詞といい、シングルカットされていてもおかしくない1曲だと思います。

4. 『似顔絵』

 愛した人への未練を切なく描いた楽曲。回想と現実の境目がどこか曖昧というか夢うつつに表現されているところが、キラキラまったりしたサウンドも相まってより切ない仕上がりになっている気がしました。

5. 『大安吉日』

 この楽曲だけは、歌詞を見る前に一度フルバージョンを聴いてください。丁寧に綴られる歌詞をしみじみ味わっているうちに、1番の最後のフレーズで世界が一気に反転するのを味わっていただきたい。iTunesの試聴でまさにその箇所が使われているのでその点にはご注意を。
 ところで「花ざかり」は当初アナログLPでリリースされていてA面最後の曲がこの『大安吉日』だったわけですが、当時のファンの皆さんはこの曲を聴いた後どのような気持ちでレコード盤をひっくり返していたのだろうと思わずにはいられません。

6. 『少女』

 とにかくレトロで美しい世界観。『ねがい』(1986年)や『おやすみ』(1989年)などのように保護者が子供に向けるような優しい目線も村下孝蔵楽曲にはあるのですが、『少女』は大切な思い出として心に残る風景を描いているように感じられます。この楽曲には好きな表現が多く『夢のつづき』同様に当ブログのタイトルにしたいと思って、実際1つ目の記事を掲載した頃に使用していたことがありました。1週間足らずで止めましたが。

7. 『女優』

 打ち込みかつアップテンポなところが印象に残るアレンジ。歌詞は示唆的な要素が多いのですが、2番の「苺の実を洗ったあと ひとつずつつぶしながら 星占い めぐりあわせ 気にしていた君は」という部分はメロディーラインが「君」の表情まではっきりと映し出すように聞こえていつも背筋がゾクリとします。1990年に発表された『女優'90』というアレンジ版よりも好きです。

8. 『手紙』

「シャランランラン」という明るいコーラスがかわいらしい、でも歌詞はどこか切ない1曲。こうした明るくて切ない楽曲は他にもありまして、「初恋~浅き夢みし~」(1983年)収録の『夢の地図』もこの部類。タイトルと曲調だけでは全く想像できないので、聴いてみてハッとさせられることも多いです。

9. 『とまりぎ』

 目の前にいない愛する人への一途な感情を歌うという意味では『似顔絵』と共通しているのですが、『とまりぎ』は出会いの経緯や生活感のある描写が豊かなだけに喪失感の種類が異なるように感じられます。

10. 『花ざかりの森』

 収録曲10曲の中でも特に文学的で、幽玄を感じる世界観の1曲。三島由紀夫さんの同名小説と何か関係があるのかもしれないと思い、いつか読まねばと心に決めています。

 このアルバムはメジャー3rdアルバムまでのフォーク色の強い流れから『初恋』のヒットを経て、幻想と郷愁が融合した唯一無二の世界観が最も強く表れている作品です。この後の作風の変遷を見ても、ある種の到達点として重要なアルバムに思えてなりません。

 

 

 ここまで長々と語ってきました。

 今の時代ありがたいことにCDやアナログLPを購入する以外にも配信サービスや音源の購入・ダウンロードという手段があるので、筆者の取り留めない文章で村下さんのことを知ったという方でも実際に楽曲に触れるハードルはかなり低くなったはず。

 このような優れた歌人が居たという事実が、この記事を目に留めてくださった方の心に少しでも残れば幸いと、ファンの1人として思っています。

 

 6月24日は脳内出血で他界した村下孝蔵さんの命日で、『初恋』の歌詞と季節にちなみ「五月雨忌」と呼ばれています。

 

 

 読んでいただき、ありがとうございました。

好きなアイドルの名前がどれくらい現役タカラジェンヌに近いかを調べたい・追加検証編<アイドルマスターSideM GROWING STARS>

 今週水曜(6月9日)に行われた「アイドルマスターSideM GROWING STARS 新作発表会」ご覧になりましたか?
 リアタイ視聴できなかった身としては新情報にとにかく触れたくて、アイドルマスターシリーズやサイスタ(新ゲームアプリの略称)の公式ホームページを何度も周回し、一夜明けてからふと思いました。

 新ユニットのアイドルの名前、タカラジェンヌみたいじゃない?

というわけで、今年度のうちに追加検証です。

※この記事から読まれた方はおそらく筆者が何をやっているのかよく分からなくなると思われますので、以下の記事に一度目を通していただけると良いかと存じます。※

gzmlhzmkwq7w3.hatenablog.com

gzmlhzmkwq7w3.hatenablog.com

gzmlhzmkwq7w3.hatenablog.com

 

 今回調べたのは、アイドルプロデュース&リズムゲームアイドルマスターSideM GROWING STARS」(以下「サイスタ」)に登場予定の新ユニット「C.FIRST」。このユニットに所属する3名について、現役タカラジェンヌの芸名に使われている字の一覧を用いて人数和を算出。さらにそれぞれの氏名がタカラジェンヌだと誰の人数和に近いのかを(筆者の独断で1~2名選んで)併記しました。そして、モバゲー版アイドルマスターSideMに登場する315プロダクション所属の15ユニットおよびアイドル46名の中にいたらどれくらいの位置なのかも調査しました。

 人数和算出ルールを過去3回の記事で例に出した「佐々木ななお」という架空の人名に適用すると、
+++な×2+」 = 0+5+3+16×2+11 = 51
となります。出てこない文字はゼロ扱いです。

 なお、当記事の「現役タカラジェンヌ」は公式生徒名鑑である「2021年度版 宝塚おとめ」に顔写真付きで掲載されている計443名を指し、その後の組替えや退団は反映していません。

 

 今回は突発的な検証ということで、予想を立てずに行いました。

 

 

結果

 早速ご覧ください。

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基本データ

 多い順に花園百々人くん、天峰秀くん、眉見鋭心くん。人数和の最大値は39、最小値は0。平均値は20.7、中央値は23となりました。

傾向(全体的に)

 平均値20.7は4位のもふもふえん(22)と5位のHigh×Joker(19)の間に、中央値23はなんと1位のF-LAGS(34)と2位のHigh×Joker(19)の間に相当します。C.FIRSTは先達のユニットと比べて、タカラジェンヌの芸名にありそうな名前のアイドルで構成されているということですね。メタな話、キャラクターデザインや前職などの設定にあたりどのようなマーケティングが行われたのかは分かりませんが、実に興味深いです。

傾向(1名ずつ)

天峰秀くん

 人数和23は天ヶ瀬冬馬くん(Jupiter)の24と伊瀬谷四季くん(High×Joker)の20の間で、11位相当です。「天」から始まる名前としては、川を意味する「瀬」の冬馬くんと「天道」でそのまま太陽を意味する熟語になる天道輝さん(DRAMATIC STARS)に続くのが、高い山を意味する「峰」。言わば陸海空に近い概念が揃った訳で、めちゃくちゃ熱いネーミングなんですよ。
 タカラジェンヌの芸名視点でいうと「天峰」という姓は天月翼さんと白峰ゆりさん(ともに雪組)を連想させて、全体的に雪組っぽい名前だなあと思います。

花園百々人くん

 人数和39は、姫野かのんくん(もふもふえん)の54と冬美旬くん(High×Joker)の38の間で、4位相当です。なんてったって宝塚歌劇は夢の花園ですからね。人数和の大きさも頷けます。
 せっかくなのでそれぞれの字を使っているタカラジェンヌが多い組も調べたところ、「花」宙組(9/29)、「園」星組(2/3)、「百」月組(1/1)、「々」月組雪組(2/5)、「人」雪組(1/1)でした。使用人数という視点で考えると宙組っぽい名前ということになります。宙組生に「花」が多いの、不思議で仕方ない。

眉見鋭心くん

 人数和0は硲道夫さん(S.E.M)と北村想くん(Legenders)と同じ数値で、45位相当です。現役タカラジェンヌの人数和の最小値が3なのですが、それを切っているからといって何も語れない訳ではないですよ。
 特に語りたいのは「眉」で、なんといっても男性の容姿を讃える四字熟語「眉目秀麗」の「眉」を使うセンスの良さ。あとこれは筆者の思い出話で、宝塚歌劇団を好きになりたてで色々調べていた頃、素化粧のお写真を見て何て美形だろうと思った男役さんの芸名が眉月凰(まゆづき・こう)。しかも首席入団者だそうで、元生徒会長を3人集めたC.FIRSTを地で行くような芸名だったなあと思います。筆者が眉月さんの存在を知った時既に退団済みだったのが残念でした。
 そしてこれは絶対に書いておきたかったんですけど、宝塚歌劇団にキワミシン*1が実在するということはマユミエイシンだって実在してもおかしくないはず。

 

 

 真面目な話に聞こえないかもしれませんが、筆者が生きている間にSideMに新ユニットが追加されるとは思っていませんでした。
 しかし、このタイミングでの追加はありだなと、どこか納得がいった気持ちもあります。長年慣れ親しんでいるモバゲー版SideMが形を変えずに存続している有難みも、今のユニットロゴを惜しむ気持ちもあるんですけれど、新しい風が吹き込むであろうワクワクもかなり大きいです。

 何というか、アクティブユーザーをもっと増やしたいし、離れていくプロデューサーを減らしたいけれど、じゃあ筆者のような既存のプロデューサーが思うSideMの魅力を一方的にアピールするだけで上手く行くとはいえない気がするんですね。特にエンターテインメントの分野だと、きっと「なんか面白そう」「よく分からないけど楽しそう」「えー何それ?」みたいな傍観から生まれる自主的な感情きっかけのほうがコンテンツに向かう気持ちが強くなるんじゃないかな、と最近思うようになりました。
 それが新ユニットか新ゲームシステムか新衣装か、はたまた全然違う何かなのかはまだ分かりませんが、これまでになかったサイステの試みが、SideMという世界を一緒に楽しんでくれるプロデューサーを1人でも多く生み出してくれたらこれ以上嬉しいことはないなあと思う訳です。もちろん、実際に面白かったり継続しやすかったりすることが重要ですけどね。

 これまでSideMに触れてきた人も、これからSideMに触れる人も、SideMへ戻ってくる人も、誰もが様々な形で興味を持って、そして遊び続けられるゲームであって欲しいなあと思うばかりです。
 結論としては、制作チームの皆様が納得のいくものを送り出すまでいくらでも待てますので!もう本当にじっくり着実で全然構いませんので!何卒よろしくお願いいたします!

 とか言っているうちに、さらなる新ユニット実装のお知らせが来たらどうしよう。今年度中ならまた人数和を計算しないと……。

 

 

 何はともあれ、追加検証はこれにて終了です。

 思い返せば今年のゴールデンウィークは、仕事と家事の時間以外はずっと「宝塚おとめ」とMicrosoft Excelとにらめっこしながら芸名統計してました。配信時期未定のゲームで追加予定のアイドルに同じような試みをするのは焦り過ぎな気もしたのですが、C.FIRSTが実装された年度の「宝塚おとめ」で同じ作業をできる自信がなかったので……。どうかご容赦ください。

 

 読んでいただき、ありがとうございました!

 

※当記事に掲載している図表は予告なく修正・変更することがありますのでご注意ください。

*1:星組男役の極美慎(きわみ・しん)さんのこと。芸名の由来は極真空手。愛称はかりん。