gzmlhzmkwq7w3の日記

 自分の趣味とか雑感その他を、気が向いた時に書き連ねる予定です。【2024/9/29追記:筆者がブログを始めるきっかけになったアイドルユニットから10/1(火)午前0時にメンバーが1人離れる前に公式YouTubeユニット単体動画で1000万回再生を達成するためこの欄で協力を仰いでいましたが、達成できました!ご協力ありがとうございます。https://www.youtube.com/watch?v=1-NbRdRW3DQ】

旧ジャニーズ事務所の性加害問題と宝塚歌劇団のパワーハラスメント・過重労働問題に面した両者のファンの考えを書いておきたい

 X(旧Twitter)アカウントでは筆者の考えをポストしましたが、この日記を更新するにあたって何も触れないままでいるのはおかしいと思い、理路整然とは言い難いと思いますが私見をまとめることにしました。
 ご意見の相違があったり読了できる時間がなかったり、あるいは性的暴行や自殺に関する記述を読むのが辛いという方は、最後の項目だけでも読んでいただければ幸いです。
※問題の性質上、前者については新社名ではなく旧社名を用いています。

 

 

ジャニーズ事務所

 調査報告書の概要版と公表版は、現在SMILE-UP. 社の被害補償特設サイトからダウンロードできます。両者を読みました。また、筆者が既にXのアカウントに投稿した内容の焼き直しが多いと思います。
 この後に宝塚歌劇団が依頼したほうの調査報告書も読むことになったのですが、報告書そのものは宝塚歌劇団が依頼したものに比べると詳細かつ読みやすく感じました。宝塚歌劇団が依頼したほう、そのままでは文章内検索ができない仕様で不便だったんですよね。
https://www.smile-up.inc/s/su/group/detail/info-711?ima=3738

再発防止の意義

 P.42「第3 本事案の原因」に、この企業およびメディアに対応が求められる理由が詰まっていると感じました。補償結果の最終報告や再発防止目的のコンプライアンス研修の内容報告が上がってくるか、この企業の問題をきっかけにして誰が当事者であっても性犯罪を許さない社会に変わっていけるか、を注視し続けることが現段階のファンの役目だと考えています。
 この問題にまつわる意見の一部に「加害者が故人なのになぜ今更対応しないといけないのか」「聞き取りだけで客観的な証拠がない」といったものがあると思いますが、P.19 「3 性加害 (5) その他」の記載から社長以外の加害者も野放しにされていたであろう社内環境がうかがえますし、そこから再出発する必要があるのは明白です。また、あのとき被害を受けたんだと後から認識した人もいるでしょうし、加害するのは社内の人間だけとは限りません。その場合の対応フローまで備えたところでやっと安心だと個人的には思っていたので、SMILE-UP.社のニュースリリース「再発防止策の実施状況について」で内部通報制度における外部窓口の設置および周知がなされているのはその第一歩と捉えています。ハラスメント研修を行った側もしくは受けた側による内容の報告があればなお良いと思います。
https://www.smile-up.inc/s/su/news/detail/10018?ima=2834

この問題について別の仕事の取材で所属タレントに意見を聞くメディアも変だなとは思っていたけど

 筆者が悪手だと思っている点を1つ挙げると、所属タレント(だった人)を矢面に立たせたことです。一連の問題はタレントではなく企業が矢面に立つべき事案でした。またいくら本人に覚悟があったとしても、引退した者を含めタレントがその場にいることで、会見の構図と要点や世の中の関心がかき乱されました。
 そもそも何故こんなに大きな問題になったかというと、大人が多数の子供を傷つける行為が、権力に基づく構造を背景に野放しにされ続けたからなんですよね。所属タレントを応援する身としては今後に不透明さがいくつもあるしタレント本人の心境は計り知れないけれど、それでも一大企業の後始末を他山の石として取引先以外にもあらゆる犯罪を許さない機運が社会全体に高まれば、タレントのことは守りたいけど事務所の悪いところは変えるべきというファンの板挟み感情も報われるだろうと思っていました。
 しかし今現在は大局が見失われているような気がしてなりません。児童虐待や性的暴行、そして告発者への二次加害のニュースが絶えない現在、あの有名な旧ジャニーズ事務所が払った代償と教訓は社会へ還元されているのでしょうか。どこか他人事のように思っている人が大半ではないでしょうか。心当たりがある人は、今すぐ自分の行為を省みて謝り自制することから始めてください

想起した5年前の事件

 旧ジャニーズ事務所の所属タレントたちの出演番組の一部は終了・一新されつつあります。筆者の好きだった「ザ少年倶楽部」(NHK BSプレミアム*1)も「ニュージェネ!」(NHK BSP4K)にリニューアルが決まりました。個人的に恐れているのが、所属タレントがハラスメントを起こしてしまうのではないかということです。ハラスメント研修が適切に行われていれば良いのですが、どうしても思い出してしまうのが「Rの法則」の事件*2。前述の社内環境で少年期や青年期を過ごしてきたことを差し引いても、何か起きた時により厳しい目を向けられるのが所属タレントたち。今回の件で旧ジャニーズ事務所のタレントの出演機会そのものが失われるのを覚悟していましたから、所属事務所に限らず多数のアーティストが出演する番組という形でリニューアルされたのは意外でしたし、タレントだけでなくファンの行動も試されているような気がします。真っ当に仕事をしている所属タレントの活動の場が奪われることが今後ないよう、祈るだけです。

 

宝塚歌劇団

 調査報告書の概要版については2023年12月18日に掲載取り止めとなりましたが、調査報告書を受けての対応については歌劇団ホームページの当該ニュースからダウンロードできます。これを読むとともに、2023年11月4日の歌劇団の会見、遺族代理人弁護士の会見および12月7日の遺族代理人弁護士の会見の映像を見ました。

https://kageki.hankyu.co.jp/news/20231114_1.html
https://www.youtube.com/watch?v=-Fp4uhPPjX8
https://www.youtube.com/watch?v=hqk6uPAMgiQ
https://www.youtube.com/watch?v=f9C7otNm17I
 最初にお詫びさせてください。
 この日記では組配属や舞台上での性別や新人公演の話題が登場する複数の記事を公開しましたが、その当時は新人公演の長の期の仕事がここまで多岐に渡っていたことを知りませんでした。
 新規で用意する必要のある衣装のレポート作成やスケジュール調整作業といった演者にとって必須でない業務を課されていた生徒さんたち、タスクシフトできる状況ではなかったであろう環境のスタッフさんたち、そして筆者のタカラヅカ観に基づく日記を通して取り上げた方々と宝塚歌劇を知った読者の皆さんに、無知な筆者のイメージやバイアスをむやみに広げる内容だったことを恥じています。申し訳ありません。


 旧ジャニーズ事務所と異なり決着のめどが立っていない問題のため、多く語ります。

供述の信頼性をどこに置くか

 第三者委員会の条件を満たしていない、遺族側の証拠を採用せず劇団看護師の聞き取りを採用したといった部分を差し置くにしても、記述の多くが事実認定の矮小化ととられてもやむを得ないとは思いました。
 例えば、ある劇団員の供述を取り上げたうえで「当該供述は自ら直接当該発言を聴いたのか、誰かから聞いたものなのか判然とせず、客観的な証拠もないため、当該発言があったかどうか判断することはできない」としたP.6 「第2 6 (3)全体の話し合い後の経過等」の他の部分にもありましたが、供述を裏付ける客観的な証拠がなかったり少数だったり伝聞だったりといった部分を持ち出して過小評価する記載が続くように映りました。これについては、劇団側の会見でも上記動画の1:47:28~で一部週刊誌の記者から質問がありました。

総合すると想像より過酷な状況なのでは

 筆者が気になったところを他に挙げると、P.13 「第3 6 (1)事実の概要」から複数回登場する「指導」について、具体的な言動は報告書にほぼ出さずに回数と声の大きさ、人格否定の有無などを総合して「社会通念に照らして許容される範囲を超えるものとは言えない」としつつ別項で精神障害を引き起こすような程度の心理的負荷が故人にかかっていた可能性が否定できない」とした点。
 仮にそうした内容だったとしても、亡くなった生徒が置かれた状況を総合して上級生の言動の評価を行わなかったところに違和感があります。芸事を極め舞台を務めるために最年長でも18歳で宝塚音楽学校に入学し少人数の密接な関係下で青年期を過ごしてきた生徒たちにとって、「上級生からの指導」自体が社会通念から離れた重いものとなるのではないでしょうか。しかも亡くなった生徒の場合は

  • 1つ前の本公演稽古期間の組内の全体の話し合いの後、過呼吸を起こして介抱されるほどの心理的ストレスを職場で受けたうえで
  • 1人残されてしまう同期のために在団期間を延長したという逃げ場のない状況にあり
  • 制度変更や公演内容難化などの負担を抱えて十分な睡眠時間もとれないまま長の期の仕事を務める必要があった

状況で、上級生自身が考えるよりも深刻に上級生の言葉や指導を受け止め、亡くなった生徒が自分自身を追い詰めるようになったことは想像に難くないです。

指導の相当性って何だろう

「第3 6~9」で上級生の指導が「相当性を欠くものと言えない」と評価された複数の問題で、亡くなった生徒が新人公演の配役表を研7以下のグループに先行漏洩した理由を聞かれて回答を二転三転させたこと、振り写しの要否についての相談が遅れたことなどを根拠の一部に挙げています。しかし、思うように事が進まなかったり余裕のなかったりといった状況にいる時、不注意や判断ミスや前言撤回を絶対に起こさない自信が筆者にはありません。
 また、舞台に立ったことのない人間に見当もつかないこととして、本役へのお声がけコミュニケーションが舞台稽古1日目と決まっている理由が理解できませんでした。長の期の多数の業務が頭の中にあったか、あるいは前述の状況で集中力を欠いていたかと推測しますが、リハーサルともいえる舞台稽古の日にコミュニケーションを成立するため「芝居中のある場面の出番前に一緒に舞台袖にいた時」に本役に声をかけるのはハードルが高く思えます。コロナ禍から復活したこのコミュニケーションについて機を逸しかねないタイミング設定そのものを変えるという形の問題解決を図った動きは報告書には見当たらないままでしたし、亡くなった生徒自身の落ち度が彼女へのパワーハラスメントを否定する根拠にされていたのは、正直に言うと可哀想だと感じました。

そもそも「生徒間の問題」だと思われている気がする

 これは疑問なんですけど、そもそも演出家を含めたスタッフへのハラスメント研修はしないんでしょうか?外部だとやっているところはあります。そもそも宝塚歌劇団が一部週刊誌に露骨に狙われだしたのって、元演出家のハラスメント行為の記事が発端じゃなかったですか?
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunka_gyosei/kibankyoka/no-harassment/index.html
 https://momocan.co.jp/training/
 勝手に引用させてもらい、また急に口調が荒くなりすみません。今月はこんなこともありました。
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202312/0017122660.shtml
 演出家ひとりにショーや芝居制作の権力が集中する構造 *3が続いているのを見ると、20年以上前に起きた元作曲家によるセクシャルハラスメント事件*4も過去とはいえないのでしょう。

 

両者に関して思うこと

雄弁な攻撃に晒されると沈黙の声は聞こえなくなる

 旧ジャニーズ事務所の場合、10月に被害者の1人が自ら命を絶ったと報道がありました。各個人の告発内容の妥当性は被害者救済委員会が判断するものと考えている筆者は、一部のゴシップめいた報道のある告発者も含めて是非を判断する材料がないことから、何も言わない姿勢を貫いていました。個人攻撃とも解釈できる言葉を一度でも投げかけてしまったら、その行為を覆したりなかったことにしたりはできないからです。このニュースを見た時、筆者は無力感を覚えました。被害者や家族に対する誹謗中傷について、今でもあくまでSMILE-UP.社は具体的な措置をとると表現していません。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231114/k10014257421000.html
 そして宝塚歌劇団の場合の何が怖いかというと、生徒さんが亡くなった理由について劇団および遺族側代理人弁護士の主張と全く違うものを挙げて訴えるポストが流布されていることなんですよ。サービスのガイドラインに反しない限りポストの内容は自由です。しかし、亡くなった生徒さん自身だけでなく劇団所属の生徒さんが公式に意見を表明する手段がない状態で、そのポストを広めて遺族側の方々を貶めるような言動がウェブ上に散見されるのも事実です*5
 誹謗中傷や二次加害につながる文章を見ない、見ても拡散しない、そして不確かな情報を語らないという姿勢を貫く人たちの努力は、あのような行為に押し流されていきます。

大人の責任

 また逆も然りで、パワーハラスメントとされる行為をしたと一部週刊誌に書かれた生徒さんを貶める言動も許容されないと考えます。彼女たちも大人が介入できなかった環境の被害者だと思うからです。
 事件と関係ないためか調査報告書に言及がない出来事として、今年の小劇場コンサートの舞台上で生徒自身が一部週刊誌の記事内容の弁明をした回がありました。その現場にいなかったので内容の是非について評価はしませんが、筆者は音楽学校の姿勢が「教育的配慮に欠けた」とされた退学裁判事件を想起しました。青年期の人間を預かる身として、適切な対応をとり健全な成長を支えるのが劇団や音楽学校の内部の大人の仕事でしょう。
 音楽学校の改革がここ数年で進んだのは喜ばしいことですが、もっと前に音楽学校にいた現役生徒へのフォローを怠り、自主性に任せた劇団の姿勢が、今回の出来事を招いたのではないでしょうか。

※なお火傷の件が週刊誌から劇団に通知されたのは小劇場コンサートの千秋楽後だそうなので、これについて舞台上で弁明することはできません。

歌劇団も遺族側も公表していない芸名を使用する報道について

 歌劇団も遺族側代理人弁護士も、亡くなった生徒の芸名は公表していません。おそらく両者の協議がある程度合意に達するか決裂するまでは公表しない、もしくはできないという判断がなされているのだと思います。
 疑問なのは、その状態にもかかわらず彼女の芸名を使用して雑誌やウェブ上に掲載するメディアがあることです。該当メディアの記事を直接読んだことがなく芸名を使用したかまでは知りませんが、パワーハラスメントとされる行為をしたとされる生徒のことも特定可能な情報を出して報道したことは把握しています。人命が失われた重大なかつ慎重な問題について人の好奇心をみだりに煽る行為であり、亡くなったか否かに関わらず生徒への配慮に欠ける行為でしょう。歌劇団も遺族側の方々も抗議するつもりはないんでしょうか?
 調査報告書を読み筆者が「供述の過小評価ではないか」と疑念を抱いた点について歌劇団の会見で的確に質問したのがこのメディアの記者でした。しかしそれは別として、芸名を報道に利用するこのメディアの姿勢には疑問を抱いています。会見の質問でも、亡くなった生徒の芸名を出していましたね。
 そして、このメディアというか一部週刊誌が報道した生徒の芸名を広めたり意見発信に使ったりする人たちにも疑問を抱いています。

環境改善が必須なのは、加入者が居ないと成立しない職業だから

 失われた人命や尊厳は元通りにすることができません。旧ジャニーズ事務所の元社長が青少年に性的暴行を加えたこと、宝塚歌劇団が生徒の命を守れなかったことについては、それぞれ旧ジャニーズ事務所宝塚歌劇団が責任を負って補償や謝罪をするべきものと考えています。
 それをふまえて何故ただのファンである筆者がこの問題の行く末にこだわるのか。

 少年期・青年期の芸能活動のほとんどに保護者の協力が不可欠な中、こうした事件や問題が明らかになった場所へ自分の子供を預けたいと思えないな……と感じたのがその理由です。
 旧ジャニーズ事務所のほうは調査報告書公表版P.18「第2 2 (2) エ (ウ)ジャニーズJr. 体制の整備」に記載があるように、元社長の体制下で整備されていなかったジュニアの契約が整備されました。宝塚歌劇団について、入団から5年間の「演技者専属契約」(雇用契約)と6年目以降の「出演契約」(業務委託契約)への切り替えがいつから行われていたか筆者は分かりません。これが決められた当初はそのスタイルが妥当だったのでしょうが、今回の件は社会の流れに応じた検討や変更で防げた悲劇だったのではないか、という思いが残っています。

 そしてひたすらこの文章を書く筆者を突き動かしているのは、旧ジャニーズ事務所の所属アイドルや宝塚歌劇団の生み出す作品にエネルギーとモチベーションを貰ってきたことなんです。辛いときに元気をくれた、知らない世界を教えてくれた。そうした思い出があるからこそ、そこに身を置く方々の心身の健康が損なわれない環境であってほしいし、応援し続けられる存在であってほしい。
 両者の事件が「有名プロデューサーの少年愛」「女の園のいじめ」というスキャンダラスな切り口ではなく、権力構造や労働関係に基づく問題として取り扱われ、これからの社会をよりよくするきっかけになることを願っています。


 正直に言うと、これまで通りの熱量で両者を愛好したり楽しんだりし続けられるのかは筆者自身にもまだ分かりません。
 こんな思いを抱えるのは矛盾じゃないかと思いながら、タカラヅカの別の組の公演の配信を見たり配役決定のニュースを喜んだり、好きな所属タレントの出演番組を見たり感想をポストしたりしています。
 ここまで書き上げるのに2か月以上かかりましたし、結局のところ好きな物事に対する甘さを捨てきれていないと自覚しています。
 この文章を読んで、両者のファンだとこういう思考に至ることもあるんだな、と思っていただければ幸いです。

 

何かを応援するにあたって気を付けねばならないと感じたこと

  • 声を上げた者を傷つける行為はあってはならない。
  • 矢面に立つべき者が誰かを見誤ってはならない。
  • おかしいと思ったことは顧客目線でも発信する。
  • 再発防止・改善の経過と結果を注視し続ける。

 

 筆者個人が好きな物事をこれからも応援するために決めた心構えはこの4つです。

 

 この記事の後には、今秋の観劇旅行記のおまけ編を更新する予定です。少なくともその時々の自分の心の動きそのものに偽りはないので、今の自分がどう思っているかということは関係なく、素直に書いた文章です。
 紹介文にもあるように「自分の趣味とか雑感その他を、気が向いた時に書き連ねる」日記なので、これからもマイペースに更新していきたいと考えています。

 

 読んでいただき、ありがとうございました。

*1:2023年12月1日のNHK BSチャンネル改編前に放送が終了したため便宜上の記載。

*2:2018年2月12日に旧ジャニーズ事務所に所属していた当時46歳のタレントが、NHKEテレの教養バラエティ番組「Rの法則」で共演していた女子高校生に飲酒させた上わいせつな行為をしたとして、強制わいせつ容疑で書類送検されました。番組は打ち切りとなり、このタレントは所属ユニットの脱退および事務所との契約解除に至りました。

*3:例えとして不適当な気はしますが、筆者が今年観劇した公演の芝居の終盤に、歌でもBGMでもない部分で突然ドイツ語の会話が登場しました。どの言語を話しているか分からず客席で戸惑いましたし、観客に不親切な部分を事前に修正するシステムが存在するのか疑問に思いました。

*4:当記事については人名を書かないように努めています。気になる方は「専属作曲家 セクハラ 謹慎」でウェブ検索してヒットするWikipediaの個人名記事に目を通したり、個人名について調べたりしてみてください。

*5:2023年12月8日にNHKで放送した「かんさい熱視線 あるタカラジェンヌの死 宝塚歌劇団で何が…」に個人を特定できない形で現役生徒が出演しましたが、その行為を責めるものではありません。

2024年も髙橋優斗さんの誕生日を祝いたい

 11月15日は髙橋優斗さん(元ジュニア / 元HiHi Jets)の誕生日です。おめでとうございます。

 いつも通り書いていいものか悩んだのですが、かといって筆者が見てきた24歳のゆうぴーについて語る機会を失うのは勿体ない気がしました。
 というわけで過去の誕生日祝い記事と比べつつ、HiHi Jetsにいたゆうぴーに関してここ1年で印象に残った出来事について書くことにします。いつも長々と書いてしまうので、今年こそは読みやすくまとめます。

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 ツッコミどころのある親近感と手に届かなさそうなキラキラ感の絶妙な配合でできているのがHiHi Jets・髙橋優斗の魅力だ、と筆者は折に触れて書いてきました。ドラマ版「君が死ぬまであと100日」(日本テレビ系)を観終えてから原作の漫画を読んだとき本人のパブリックイメージと近いところにある役柄とは言い難いなと思ったのですが、ファンタジックに仕上げたストーリー運びの中でゆうぴーの表現力が光る瞬間がいくつもありました。水族館デート帰りのシーンや、記憶が戻ってくるシーンの表情変化が好きなんですよね。個人的には豊嶋花さんとの取り合わせが大ヒットでして、顔の造形が遠くなくて身長差があるのはいいなあと勝手にタカラヅカファン心をくすぐられていました。

 そうかと思えば冠番組HiHi JetsのHiしか言いません!」(テレビ東京系)で振り切って演じている時も面白いんですよね。たぶん4か月も存在しなかった名物キャラ(?)トム・クルーザーの元ネタが「ミッション: インポッシブル」ではなく「24」というまさかの真実が明かされた時にはびっくりしました。猪狩鬼ごっこで見せる外道ムーブで一番ウケたのは第3弾で、前後編のサムネイルのうち後編で主役ポジションに配されていたのはさすがに見た瞬間笑いました。ディベートに強かったり自分の顔のキャラ弁を作ったり、いろいろありましたが欲しい場面で的確に引っかきまわすところはさすが最年長だと思います。

 あと、「HiHi Jetsのラジオだじぇっつ!」(JFN系)で一番面白い回は第99回だと思っています。井上瑞稀さんと組んだこの回は、アレルギー性鼻炎の手術やイントネーションの話題でギリギリの煽りを続けるゆうぴーの攻め具合とみじゅきのツッコミのキレのバランスが絶妙でした。この回のパンチラインを文字起こししてXにポストしたくらいには好きな回です。
https://www.tv-tokyo.co.jp/broad_tvtokyo/program/detail/202407/27556_202407062525.html



HiHi Jets Arena Tour 2024 BINGO」大阪城ホール公演で初めて生のゆうぴーを見ました。テレビやパソコンの画面で見ていたそのままの色白で睫毛バチバチの青年がそこにいて、客席に向かって手を振りながらファンのメッセージを解読しようとしていた表情は今でも思い出せます。『Kissからはじまるミステリー』(KinKi Kids)をカバーしたソロパフォーマンスのステッキ使いも素敵でしたし、5人でのパフォーマンスを見ていても彼の求心力は何物にも代えがたいと感じました。MCで客席とのやり取りが思うようにいかなかったのを挨拶タイムできっちり回収した手腕も流石。あと声がでかい!ゆうぴーの号令で声出しできて幸せでした。

 さらにいうと、ゆうぴーきっかけで動向を気にするようになった横浜DeNAベイスターズが今年ポストシーズンを突破して日本一に輝いたのも、筆者にとっては大切な出来事の1つです。この場を借りて祝意を表します。横浜日本一の次はリーグ優勝を目指してI☆YOKOHAMAで突っ走ってください。
(ちなみに筆者が気になる選手はバッターだと宮﨑敏郎選手、ピッチャーだと中川颯選手です。宮﨑選手は体の傾け方やタイミングの独特なバッティングフォームから安打を量産するところが格好良いですし、中川選手は下手投げの強打者で他球団の戦力外からのし上がったいう属性過積載なところが興味深いと思って見てました。あとピッチャーだと伊勢大夢選手がいかつい雰囲気とギャップのある歌の上手さで名前を覚えました)
https://www.youtube.com/watch?v=kdulqFB4PrA



 このブログを読みに来た方々には馴染みのないかもしれない話をします。

 筆者がHiHi Jetsを応援する前から好きだったアイドルゲームがあります。それまでアイドルには世間一般より僅かに興味あるかも、程度の人生を送っていた筆者はひょんなことからプロデューサーという名のプレイヤーになり、「見ていて元気が出る」という理由でとあるアイドルが気になり、担当ユニットを持つようになりました。ジュニア情報局のアーティスト登録はHiHiの別のメンバーにしていましたが、素人の高校生からアイドル活動を始めたという経歴やセレモニアルピッチでの躍動を目の当たりにするたび、ゲームでの担当アイドルやアイドルコンテンツ本体への親近感をおぼえて初心者の頃を懐かしんだり、筆者がアイドルを応援するきっかけを思い出させてくれたりする存在がゆうぴーでした。
 筆者の担当ユニットの持ち歌にこのようなセリフ調の歌詞があります。
『アイドルという名のヒーローになるべく、
万物に平和をもたらすべく、
この道を爆進することを 誓います!』
 普通「ばくしん」という熟語は「驀進」と書くんですけど、ゆうぴーの伝記の報告も最後の更新も、この歌詞もわざわざ「爆進」と表記しているんですよ。しかもよりによってゆうぴーがHiHi Jetsでいる最後の日にこの符合に気付いてしまって、嬉しいやらおかしいやら焦るやらでした。

 ゆうぴーは筆者がもっと前から好きだったアイドルコンテンツを最も感じるアイドルでした。きっと、ゆうぴーが居たからこそHiHi Jetsにより深く関心を持つことができたんだと思います。

 

 居場所は離れても、彼がHiHi Jetsで作ってきた歴史は残っています。新しい夢がどこにあるのかはまだ知る由もありません(と思っていたら、今夜彼自身のYouTubeチャンネルで発表があるそうで筆者はドキドキしています)が、壮大な夢や未来や希望を感じさせるアイドルであった髙橋優斗の歩む新たな世界もまた、JETなDOするLifeであることを願っています。
https://www.youtube.com/@yutotakahashi_official

 


 読んでいただき、ありがとうございました!
※記事タイトルおよび本文ははしごだかに、タグは変換候補通りにはしごだかじゃない方にしました。

2024年も井上瑞稀さんの誕生日を祝いたい

 10月31日は井上瑞稀さん(ジュニア/HiHi Jets)の誕生日です。おめでとうございます。

 過去の誕生日祝い記事と比べつつ、みじゅきに関してこの1年で印象に残った出来事について書くことにしました。いつも長々と書いてしまうので、今年こそは読みやすくまとめます。

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 最近思うのです。いまHiHi Jetsで一番面白い男は井上瑞稀なんじゃないか、と。「HiHi JetsのHiしか言いません!」(テレビ東京系)1月27日放送回「井上プロデュース王」での多方面に体を張りまくったパフォーマンスといい8月24日放送回の「Hiレベルクイズ!井上の休日」でのワイルド仕様といい、こういうキャラ付けを徹底的にやりきっていてすごいと思う機会が増えました。個人的に好きなのは5月4日放送回「Hiトーン!イケボイス選手権」のT.M.瑞稀です。
 その一方で、毎週日曜更新のHiTubeは比較的自然体ながら、キャラ付けとはまた別の方向で百面相な彼の姿が楽しめて良いんですよね。多摩市や日野市周辺で90分以内に絵文字だけで出会えるかを検証した三部作の動画が最近更新されましたが、誰かが待ってくれているとほくほくしながら多摩動物公園に着いたのに誰にも会えなくて、それどころか橋本涼さんと猪狩蒼弥さんが出会ったというお知らせを受け取ったみじゅきの動揺する姿が面白かったです。
https://youtu.be/DNNPCtycvro

 

 昨年までHiHi Jetsのメンバーが出演する舞台を見に行ったことはなかったのですが、「劇走江戸鴉~チャリンコ傾奇組~」の新橋演舞場公演で生の演技を見て、やっぱり上手いと思ったのもみじゅきです。姉のことが大好きな同心だけど実は元不良、責任感が強くて恩人の危機を見捨てられない布袋数右衛門の人物造形を統合し説得力をもって演じられるのは彼の実力があるから。終盤の「江戸の春に……」から始まる決め台詞の後に花道でセリ下がりしていく様子も、まるで絵画や彫刻のように見えました。松竹座公演も頑張ってください。今度はミュージカルやレビューを見たいです。
https://youtu.be/bADRxgFxvCA

 

「劇走江戸鴉」より先に、「HiHi Jets Arena Tour 2024 BINGO」大阪城ホール公演で初めて生のみじゅきを見ました。ソロ曲『PUPPET』、ガリさんとのユニット曲『Lazy』のどちらもパフォーマンスのキレが凄まじかったのですが、やはり『PUPPET』の印象が強いです。ステージを見る者にとって身につまされずにはいられないテーマ性の歌詞と、大量の糸を引っ張って切る演出。この中心に立ってそうした世界観を見せてくれた彼から、これからも自分の行くアイドル人生についてきてほしいという覚悟を感じました。
 申し分ない実力をもってエンターテインメント業界に生きる彼の努力と結果が、類稀なる美しい未来へとつながる1年になりますように。

 

 

 読んでいただき、ありがとうございました!

2024年も橋本涼さんの誕生日を祝いたい

 10月30日は橋本涼さん(ジュニア/HiHi Jets)の誕生日です。おめでとうございます。

 過去の誕生日祝い記事と比べつつ、はしもっちゃんに関してこの1年で印象に残った出来事について書くことにしました。いつも長々と書いてしまうので、今年こそは読みやすくまとめます。

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 この1年のはしもっちゃんのお仕事で印象的だったのは、初めて彼を生で見た「HiHi Jets Arena Tour 2024 BINGO」大阪城ホール公演です。ライブの感想は単体記事を見ていただければと思いますが、彼が昨年中止になったツアーの大阪公演のこと、歌詞が好きということに触れてからギター演奏でカバーした『care』(赤西仁さん)がとても好きなんですよね。彼の持ち前の包容力のようにあったかい空間がそこにありました。そこからはしもっちゃんギターソロと猪狩蒼弥さんラップのバトル演出を経て電飾ギラギラの『baby gone』に展開していくのも格好良かったです。いろんな人に見てもらえる機会があればいいなと思います。

 彼がW主演した舞台「劇走江戸鴉~チャリンコ傾奇組~」も先日観に行きました。男気を押し出す人物造形で演じていた族の総長・雁金弾七は青色系のアイラインが細面に映えていて、ヒロイン・お露とのロマンスも良かったです。お露の背中に回した腕が素敵でした。あと宙乗りのとき筆者は2階上手の席にいたのですが目が合った気がしました。
https://youtu.be/C8xPPb6tk48

 

 あとは「HiHi JetsのHiしか言いません!」(テレビ東京系)で誕生した名物キャラクター・ソクバッキー橋本の勢いがすごいです。誕生のきっかけは昨年10月14日放送の恋愛カラオケ選手権企画の最終ゲーム(とそれに対する井上瑞稀さんのリアクション)でしょうが、今年だけで少なくとも3回ある名物企画。一番好きなのはお化け屋敷とコラボしたソクバッキー監獄です。その割に本人が中身を分かってないからこそ突入できてしまった設定のボロも含めて面白かったです。時々キャラが本人の思考を超えてるところもありますが、漫画でいうところのハイライトのない目をグッと開いてソクバッキーをやりきっている姿に、ある種のエンターテイナー魂を感じずにいられません。
https://www.tv-tokyo.co.jp/broad_tvtokyo/program/detail/202408/27556_202408102525.html

 

 先日のHiTubeの絵文字だけで出会えるか多摩日野編第1回で「日曜劇場の主演をしたい」と語っていたはしもっちゃん。「Maybe 恋が聴こえる」(TBS)や「墜落JKと廃人教師」(毎日放送)などで着実に積み上げた経験を自信と実力に変えて、この世界で生き抜く姿を見せてくれる意気でいるんだなあと思いました。
 スターからダウナーまでを手中にする彼の魅力がより多くの人々の目に留まり、未来を引き寄せていく1年になりますように。

 

 読んでいただき、ありがとうございました!

2024年も作間龍斗さんの誕生日を祝いたい

 9月30日は作間龍斗さん(ジュニア/HiHi Jets)の誕生日です。おめでとうございます。

 過去の誕生日祝い記事と比べつつ、作ちゃんに関してこの1年で印象に残った出来事について書くことにしました。いつも長々と書いてしまうので、今年こそは読みやすくまとめます。

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 作ちゃんのこの1年のお仕事で最も印象に残ったのは「どうする家康」(NHK)の豊臣秀頼役です。長身や顔立ちから時代劇に出演するのは想像がつかなかったのですが、なかなか存在感を発揮していたと思います。2023年12月10日放送の第47回『乱世の亡霊』の長台詞、そして締めの言葉である「ともに乱世の夢を見ようぞ」はリアルタイム視聴していて非常に熱いものがありました。乱世に産み落とされた理想の英雄が、乱世でしか生きられない道を選び、滅びゆく。脚本の意図に震えましたし、同じ回の紀行潤礼「どうする家康ツアーズ」で千姫役の原菜乃華さんとともにゆかりの地を巡っている映像が流れたのも心憎かったです。第45回『二人のプリンス』は、見ていて怯みましたね。
 同じ時期にオリジナル連続ドラマ「コタツがない家」(日本テレビ系)でホームコメディに挑戦していたギャップもまた面白かったです。ああいうドラマにいるのもいいなと思いました。
https://www.nhk.jp/p/ieyasu/ts/Y785R84XK5/episode/te/DXNMQK8XNR/

 

HiHi Jets Arena Tour 2024 BINGO」大阪城ホール公演で、初めて生で作ちゃんを見ました。『Dear WOMAN』(SMAP)はコンサートというよりミュージカルの感覚でバックステージに集合した5人の足さばきを見ていたのですが、作ちゃんのローラースケート靴を脱いでのダンスがとても綺麗でした。ジェッツのメンバーの中では生で見て一段と迫力が増す人だと思いましたし、なんというか「綺麗な生物」という言葉がよく似合います。セットリストの情報を可能な限り入れずに鑑賞したため作ちゃんのソロ曲『two』(大野智さん)を演出に飲まれるような感覚で見てしまい、パフォーマンスそのもののことを思い出せないのが悔しいです。ツアーのDVDかBlu-ray Discを早く買わせてください。

 

 ユニットで主演したテレビドラマでヤンキー(に憧れる高校生)を演じた時でも死守されていた作ちゃんの黒髪。
 2024年6月5日更新の「伝記」で髪を染めたという報告が彼の口からあった時はとても驚きました。ヘアケアのことを気にかけているのが彼らしいなと思いましたし、数か月の間に黒髪にまた戻っていたのもちょっとシュールでした。せっかくならいっそのこと(?)金とか赤にならないかなと期待していたのですが、静止画や動画それぞれで色味が違って見えるんですよね。「HiHi JetsのHiしか言いません!」(テレビ東京系)で見た時のシルバー系の茶色が実際の色味に近い気はします。
 そんな作ちゃんの姿が映っている「うちの弟どもがすみません」(松竹)の公開が楽しみです。
https://movies.shochiku.co.jp/uchioto-movie/

 

ニッポン放送開局70周年記念公演である舞台「138億光年未満」も控える作ちゃん。彼の瞳に映る世界が、彼の人生をより豊かに美しく彩るものでありますように。

 

 

 読んでいただき、ありがとうございました!

2024年も猪狩蒼弥さんの誕生日を祝いたい

 9月20日は猪狩蒼弥さん(ジュニア/HiHi Jets)の誕生日です。おめでとうございます。

 過去の誕生日祝い記事と比べつつ、ガリさんに関してこの1年で印象に残った出来事について書くことにしました。いつも長々と書いてしまうので、今年こそは読みやすくまとめます。

 

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 まずプライベートなことを語らせてもらうと、筆者の母親がとうとうガリさんの顔と名前を一致して覚えてくれました。この4年、長かったなあ。STARTOではなくスターダストのタレントだと勘違いしている時もあるようですが、それは今後の伸びしろにとっておきます。
「呼び出し先生タナカ」(フジテレビ系)をはじめとしてバラエティ番組での活躍がめざましいガリさん。個人的に印象に残っているのは2024年5月23日放送の「櫻井・有吉 THE夜会」(TBS系)のローラースケートダンク挑戦です。番組があらかじめ設定した条件をあっさり達成しただけでなく、彼自身が宣言した回数以内でより厳しい条件をクリアできるかがスタジオ向けクイズとして出題され、有言実行という形で栄光の遺伝子を証明したところ。とても格好良かったです。
https://www.youtube.com/watch?v=-AZmLGCkbPk
※この放送回、YouTubeの番組公式チャンネルの予告では4:12~に彼の勇姿の一部が残されています。

 

 彼の今年の出演映画のうち「恋を知らない僕たちは」(松竹)には歌うシーンがありましたね。バンドマン・瀬波太一役としてクリスマスライブで歌った2曲が良かったです。先に歌った英語詞ロックのほうは当初意外に思えたのですが、聴くうちにこういうサウンドとも相性いいのかもと思いました。そして太一自身がいいキャラしていて、彼に思い入れを抱きながら鑑賞しました。想い人・池澤瑞穂の意中に自分がいないと知りながら彼女の恋心を後押しする太一。打算のないひたむきな気持ちが伝わる演技でした。劇場版の結末の先で、太一と瑞穂の仲に進展があるといいなと願っています。
https://www.youtube.com/watch?v=bg9xap8UpF4


 この1年で最も衝撃的だったのは、「HiHi Jets Arena Tour 2024 BINGO」大阪城ホール公演で初めて生で見たガリさんでした。
 チルなムードにラップをのせた切ないラブソング『Luvitch』をソロ曲として送り出したガリさん。透明なドームの中のグランドピアノと大量の赤い薔薇の花びらの吹雪とを組み合わせ、床ごと回転する空間でピアノにもたれたりラップしたりする発想、いったいどこから来るんですか?どちらかといえば「言葉」「頭脳」の人だと思っていたのですが、「身体」もまた彼のエンターテインメントを形作る要素なんだと再認識したライブでした。

 ソロ曲といえば昨年の「HiHi Jets Arena Tour 2023 BOOOOOST!!」映像化にあたり彼のソロ曲『東京極楽』がYouTubeで突然公開されたのは嬉しかったですね。是非観てください。誕生日祝い記事は原則的に動画のリンクも文字のみと決めているんですけど、これだけはサムネイルありでリンク貼ります。

www.youtube.com

 

 VTuber好きアイドル、ドッキリ仕掛けられ人、など既にいろんなイメージを持たれているガリさん。そんな彼がライブで見せるパフォーマンスを世の中の人が知ったらどうなってしまうんだろう、とワクワクしている筆者がいます。
 彼の選び取る道がエンターテイナーの証明として多くの人を惹きつける1年となりますように。

 

 読んでいただき、ありがとうございました!

2024年5月の旅行記を書いておきたい

 HiHi Jetsのアリーナツアーの感想記事を公開してから少々経ちましたが、ライブ以外の時間を筆者がどのように過ごしていたか書いていきたいと思います。

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宿泊先とその周辺を探索

 電車に揺られて大阪に到着したのはライブ前日のお昼過ぎ。地下街を使えば複数の駅を拠点にできる立地の宿泊先を確保したので、チェックインまでの時間つぶしに地下街をぶらぶら歩きました。いろんな広場やギャラリーがあって退屈しなかったですね。遅めの昼食はこの地下街のとんかつ屋さんとんかつ和幸を利用しました。筆者、大阪に行くととんかつを食べがち。
 書店で何か買いたいと思って選んだのは「HIGH SCORE 」(津山ちなみ著/りぼんマスコットコミックス)。店頭に唯一在庫のあった21巻を購入しました。筆者がりぼんっ子だった頃から連載している四コマ漫画で、個性的なキャラクターたちが織り成す賑やかなボケツッコミの応酬が楽しい作品です。

www.shueisha.co.jpこれは主観ですが、ジュニアの中でHIGH SCOREの世界観が一番合うのは7MEN侍だと思っています。ヒロインが物理的に強い美形で寺の孫だし。

 チェックインした時、フロントでビンゴカードが1枚配布されました。ロビーに表示してある番号のマスをあける形式のビンゴゲームがゴールデンウィークのお楽しみ企画だそうです。ツアーの名前が「BINGO」だったのでテンション上がりましたね。
 参加賞として貰ったこれらの駄菓子は、翌日の昼公演後の小腹が空いた時間帯に筆者のお腹を満たしてくれました。


 この日はもう1つの目的地に行ったあと、地元の店舗が閉店してしまった全国チェーンのファミリーレストランへ行って早めの夕飯に。これも大阪旅行で成し遂げたいことの1つだったので満足ですし、懐かしい味がしました。ありがとうびっくりドンキー。そして関西テレビで放送していた「鬼滅の刃」の刀鍛冶の里編・第一夜を見ながら明日の準備をし、「第二夜を放送している頃には帰りの電車だなあ」とのんびり思いながら床に就きました。朝食をアピールしているだけあって、ライブ当日の朝からマグロを食べられたのは元気が出ました。

 

アイドルマスター SideM 理由あって、展示会!~輝くステージへ~」を観た

 筆者が数年来追い続けているコンテンツの1つ・アイドルマスターSideMが展示会を開催することになりました。
 当初HiHiのアリーナツアーは最寄りの新潟公演のみに申し込むつもりだったところ展示会の大阪会場の日程がツアーと重なっていることに気付き、大阪公演にも申し込むことを決めました。その結果大阪公演で当選したわけですから、今回HiHiのライブに初参加できたのはSideMのおかげというのも過言ではありません。

 駅を出てから道に迷うのは避けたかったのでアニメイト大阪日本橋公式サイト掲載のアクセス解説を参考に地下鉄日本橋駅へ移動。2024年5月時点では十分わかりやすかったです。展示会の大阪会場Space Gratusはアニメイト大阪日本橋の斜め向かいの、記憶違いじゃなければアニメイトの店舗に辿り着く前に通り過ぎる位置にあったはずです。アニメイトの店舗の窓にも、Space Gratusが別の建物にあるというお知らせが貼ってありました。
 限定特典付き日時指定チケットだったのですが、「整理番号ごとに集合時間が違うんだけど整理番号ってどこにあるんだろう?」と思いSpace Gratusの係員さんに伝えたところ集合時間の範囲内だったようでそのまま入場となりました。しかしホテルに戻ってからチケットをよく見たら、券面の右下に整理番号が印刷してありました。不覚。
 もう一つ不覚だったことがあって、展示エリアの後の物販コーナーでうっかりアニメイト会員コードを提示できない状態で買い物をしてしまって、ポイント還元の恩恵を受け損ねました。皆さんもお気をつけてください。

※ここからは同展示会のネタバレを含む内容です。京都会場へ入場予定があるなどネタバレを避けたい方は、お手数ですがいったん目次まで戻り次の項目へ遷移をお願いします。


写真撮影可能な展示物については会場内に案内があります。以下、掲載写真はいずれも撮影可能な展示物のみです。


 SideMの歩んだ足跡を振り返る展示が多く、見応えがあって楽しかったです。入場口にある「Take a StuMp!」(315 ALLSTARS)のPVをじっくり見て気分をアゲて、アイドル達の等身大パネルがユニットごとに並べてあるゾーンへ移動しました。円城寺道流さん(THE虎牙道)が両足をガッと開いて長身の目立たないポーズを取っていた分Legendersが全体的によりでかく感じました。両サイドがとりわけ背が高いだけで、北村想楽くん(Legenders)も十分大きいですよね。
 映像でいうと、サイスタMVを使った全体曲PVが好きです。歌詞の合わせ方が絶妙で、こちらもじっくり見ました。衣装展示スペースも、布の種類やユニットごとの装飾を間近で見られて面白かったです。1着はJupiterのものだったはず。歴代のカードイラストがパネルになっていたり、劇中劇関連の展示スペースで「ALL nOR NOTHING」(神谷幸広、北村想楽、握野英雄、華村翔真、榊夏来、岡村直央)が流れていたりしたのも胸が熱かったです。
 出場口にはイベントの感想などを付箋に書いて貼り付けできるメッセージコーナーがあって、ここにもアイドル達のメッセージ映像が流れていました。筆者も一筆残してきましたが、大したことを書けなかった恥ずかしさでメッセージコーナーの写真も撮らずに会場を後にしてしまい、写真を撮っておけばよかったなあと思いました。
 この展示会は、自分なりにプロデュースを続けていこうと決意を新たにする機会になりました。また、同じ時間帯に展示会にいた他のプロデューサーさんたちもとても楽しそうで、顔見知りのプロデューサー友達のいない筆者は「ひとりじゃないんだ」と励まされた気がしています。

 物販コーナーで購入した内容はこちらです。

・マイデスクホワイトボード ×1
・マグネットセット(5個入り) ×1
・アクリルジオラマ / SideMini ×1
・315プロダクションTシャツ / 神速一魂 ×1

 購入特典のショッパー、入場特典のメッセージ付きクリアカード、限定特典のPASS風カード入りネックストラップも手に入れました。クリアカードは入場口でのランダム配布で、手に入れたのは神速一魂バージョン。どのユニットでも嬉しいなと思っていたのですが、担当ユニットがここで巡ってきたのは素晴らしい偶然でした。クリアカードのメッセージ内容はサンプルでぼかしが入っていたため画像に修正を加えました。
 ちなみに、Space Gratusの階段やOsaka Metro日本橋駅に展示会のポスターが掲示してあるのを見かけたのでその写真も一部載せておきます。

アイドルマスター SideM 理由あって、展示会!~輝くステージへ~」は2024年8月9日~9月23日まで、Space Galleria KYOTOにて京都会場の開催が決定しています。SideMのことを少しでも知っている、触れたことがあるという方にぜひとも観てほしい内容でした。この感想で背中を押せていたら幸いです。

 展示会に行った2024年5月4日(土)の大阪は快晴。行きでほとんどいなかったメイド服のお嬢さんたち(たぶん客引き?)が帰りには十数人立っていて、昼下がりの眩しい日差しは大変そうだと思いながら横目に次の目的地へ移動しました。1人だけ日傘を差していて少し安心したのは覚えています。オタロード近辺に初めて繰り出したので、サブカルチャーの専門街の雰囲気に圧倒されました。あと野球カードゲームの大きな看板がとあるお店の正面の壁に掛かっているのを見かけたのですが、たくさんホームランを打つ村神様こと村上宗隆選手(東京ヤクルトスワローズ)の写真が何故か守備に就いている場面だったので「そっちかい!」と思いました。多分DREAM ORDERのセ・リーグブースターパック2024 Vol.1の画像。

dreamorder.com

 

STATION STAMPを集めたい

 2022年の鉄道開業150周年キャンペーンの一環にHiHi Jetsのメンバー井上瑞稀さんが起用されていたことがきっかけで集めているJR駅のデジタル版スタンプ企画「TRAIN TRIP」。前回の旅行では大阪近郊区間大回り乗車を用いて積極的に収集を図りましたが、今回はツアーと展示会が主な目的ということもあって収集数は控えめです。

railway150.jp

※デジタル版スタンプは上記リンクから収集可能です。

 初日に収集したのは難波駅(大和路線)、鶴橋駅大阪城公園駅(大阪環状線)の3つ。昔なんばエリアに行っていた割に正確な場所を知らなかったJR難波駅に歩いて行けて、いい経験ができました。OCATも初めて見ました。この駅を発つ電車で大阪環状線へ乗り入れて、車窓から大阪城公園を望みながら「明日ここで演るコンサートに行くんだ」とワクワクした気持ちになりました。

railway150.jp

 2日目に収集したのは長居駅堺市駅(阪和線)の2つ。大きな荷物を大阪駅のコインロッカーに預けた後、ライブの物販開始まで集められそうな範囲まで頑張ってみようと思って阪和線へ。百舌鳥駅も狙っていたのですが、今回見送った桜島駅とともにまた次の機会にということで。


堺市でデートしよ」でお馴染みの堺市*1

railway150.jp


大阪駅近辺を歩く

 帰りの電車は夜公演開始後に大阪駅を出発する計算で切符を取ったため終演してから十分すぎるほどの余裕があり、大阪駅周辺で時間をつぶしながら過ごしました。
 遅めの昼食は和食の気分だったので、阪急三番街「ごはん処 司」で鰹のたたきと季節野菜の炊き合わせ付き定食を選択。初めて行くお店でしたが、鰹も野菜も美味しかったです。にんにくの薄切りをそのまま食べてしまい、家に帰って歯磨きするまで喋る時の匂いに気を付けなければと思っていたのですが、それどころじゃない事態が待っているとはこの時知る由もありませんでした。
 梅田の阪急周辺の位置関係が未だによく分かっていないので、屋外をぶらぶら歩きながらHankyu MEN’S大阪を見つけたり、三井住友カードのイメージキャラクター・花組トップスターの永久輝せあさんの広告を見つけたり、阪急三番街紀伊国屋書店で「歌劇」と「宝塚GRAPH」を買ったりして過ごしていました。


そんな二人の~阪急メンズ~♪*2


宝塚歌劇団の生徒がイメージキャラクターを務めている三井住友カード。この広告に初めて気づいた時は元花組トップスターの明日海りおさんが起用されていたなあと懐かしい思いがします。特設ページもあります。

www.smbc-card.com

 ついでにうめきたエリアの地下ホームの入場口まで足を延ばしました。かなり歩きましたね。表示やデザインが近未来的に演出してある印象を受けましたし、心なしか地上にいるより涼しい気がしました。ド派手なゲートが目を引いたのですが、実際に顔認証ゲートとして使える設備だと知ったのはつい最近のことです。

                                                        

トラブル発生

 コインロッカーから荷物を取り出し改札口の前に移動した時、2本前の電車の名前がまだ電光掲示板に残っていることに気づきました。何があったか知らない方が多いと思うのでNHKの記事を載せます。

www3.nhk.or.jp 京都駅で見つかった不審物の影響で大阪駅も一部の電車が動かなくなっており、この時点で運転再開時刻は分からない状態。とりあえず改札を通ってホームで電車を待とうとしたところ、同じようなお客さんが数十人もホームにいました(特急列車しか来ない長めのホームの壁伝いにあれだけ並んでいるということは……という推測)。隣に座り込んでいたお客さんの会話をうかがってみたり、記憶が上書きされないうちにと思ってライブの感想を書き留めたりしてみます。しかし運転再開時刻は未定のまま、大幅な遅れが発生する可能性について伝えるアナウンスが時々流れる状況はなかなか変わらず。頭を回転させて別ルートを考えますが、ここからうめきた地下ホームに移動するだけでも時間がかかることは身をもって知っている他、私鉄を使えたとしてその先の乗り換えもネックになるため一筋縄ではいかなさそうだという想像はつきました。そうこうしているうちに2本前の列車がこれから車庫に入るというアナウンスが流れ、本来の発車時刻から1時間が経過しようとしたところで、この日の帰宅は一旦諦めることにして改札を出ました。
 みどりの窓口に並んでいた乗客は20組前後だったと思います。並びながら宿泊先を探したところ、元の宿泊先ではありませんがその近隣で候補を見つけることができました。「同じ種類の列車に乗る切符を明日の午前中で取りたい」と窓口の係員さんに伝えて希望通りに確保し、チェックイン時間を決めて宿泊予約も完了しました。

 ちなみに、本来乗るはずだった電車については1時間10分遅れで大阪駅に到着するとのアナウンスが、筆者が窓口に並んでいる途中に流れました。後で情報収集を行ったところ、筆者が乗るはずだった列車のお客さんたちは臨時の乗り継ぎ列車が走るなどしてその日のうちに目的地へたどり着けたようです。JRの職員の皆さんおつかれさまです。筆者は家じゃなくてもひとまず落ち着ける場所と時間が欲しかったので、これで良かったです。

 

災い転じて福と為す?

 新たな宿泊先へ到着した後、荷物を取り出して気付きました。

 寝間着にしていたTシャツがない。

 前の宿泊先に電話を入れます。すると、チェックアウト後の部屋清掃時に保管してあることが分かりました。ライブ前日にXで「忘れ物に気を付けて帰ろう」とポストしていたのに、やってしまった……。
 しかし不幸中の幸いなのは、今の宿泊先と前の宿泊先が徒歩圏内ということでした。帰宅後に気付いていたら、100km以上離れた自宅まで配送してもらわないといけなかったことを考えると。

 その日の夜食としてファミリーマートで買った「沖縄産もずくと蒸し鶏のだし茶漬け」を客室で食べ、昨日の時点では帰り道の最中だなと思っていた「鬼滅の刃」の刀鍛冶の里編・第二夜の終わりをテレビで見届け、5月5日のルームサービスとして貰った菖蒲湯の入浴剤で癒された後に就寝。
 そして翌朝チェックアウトした後、あらかじめ連絡を入れておいた前の宿泊先のフロントへ忘れ物を受け取りに行き、そこからはダイヤの乱れもなく無事に帰宅することができました。

 2件目の宿泊先も十分過ごしやすい部屋でしたし、これから旅行する時はこういう部屋でもいいなと思いました。

 

 

 冗長な割にオチが行方不明の文章になりましたが、旅の記憶を整理できてスッキリした気持ちです。
 とにかく、ちゃんとした大人になろうと思いました。

 

 読んでいただき、ありがとうございました!

*1:2020年放送「なにわからAぇ!風吹かせます!」(関西テレビ)のGYAO!!限定コンテンツ「なにわコスプレ名言学園」で女子高校生になりきった西畑大吾さん(なにわ男子)が生み出した名言。筆者はなにわAぇの視聴者でした。こちらの記事でも触れています。

*2:元ネタ(Hankyu MEN'S公式)はこちら。筆者は数年来の50TAファンです。新曲「マイ・ヒーロー」「青と白」も聴きましたが、仮面を取った瞬間『平和とか俺に頼るんじゃねえ』と言い出す破壊力抜群の歌詞センスが健在で安心しました。

15周年の今だからこそ50TAの楽曲を全曲語ってみたい

 先日テレビを見ていた時に目に飛び込んできた「テレビ朝日開局65周年記念」の文字。そこで気付きました。
 2024年は50TA誕生から15周年ということに!

50TAとは?  テレビ朝日系列のバラエティ番組「ロンドンハーツ」で誕生した狩野英孝の音楽プロジェクト。
 とあるドッキリ企画で仕掛け人の女性タレントにオリジナルソングを披露したことがある狩野を「50TA」という名義で歌手デビューさせる……というテレビ朝日開局50周年ロンハー3時間スペシャルドッキリ企画のはずだった。しかしながら、番組の無茶振りに応える狩野の即興メロディセンスと珍妙な楽曲群、そして素直なナルシストっぷりが話題を呼び、その後も幾度となくドッキリを仕掛けられた。2010年には実際にCDデビューを果たしている。
 なお「50TA」は「50周年TV Asahi」の略。本人には当初「ゴーップーティスト」の略と知らされていた。

モンバス』ことMONSTER baSH出演のお知らせにもびっくりしましたが、来る7月3日にはなんとEX THEATER ROPPONGIで「これで見納め?完全燃焼ライブ」と銘打ったソロコンサートが開催予定。

 というわけで今回は、2024年6月現在音楽配信サービスで公開中の50TA楽曲全23曲(バージョン違いを除く)について、個人的オススメポイントを紹介したいと思います。既に同じ試みをされているブログ等もいくつかありますので、できるだけ異なる視点を心掛けていきます。
※20曲以上もあると何から聴けばいいか分からないかもしれませんので、筆者の主観で選んだ50TAビギナー向け楽曲に★マークを付けてあります。もしよければご参考にどうぞ。
 かつてテレビの前で頬が痛くなるほど笑いながらツッコミを入れていた視聴者の視点でお送りしますので、語気が強い部分が多々あると思われます。レビュー部分は常体で、人物名は敬称略です。ご容赦ください。
 音楽配信サービスに記載のリリース年も併記しましたが、楽曲の並べ方はリリース順でも再生回数順でもなく50音順です。配信されていない楽曲は除きます。

 

 

 

★あそこへGO

あそこへGO

あそこへGO

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 シングル『ギリシャの女神』収録で配信中(収録3曲のうち2曲のタイトルがちょっとアレなので「ギリシャの女神」が表題になった可能性あり)。2020年。
 字余り気味に詰め込まれるボーカル、メロディーの緩急、明るいサウンドなど、50TAの代名詞といえる要素の多くを満たしているのが特徴。『ギリシャの女神』収録曲の中では最もとっつきやすい1曲と思われる。
 中身のない歌詞がラスサビだけ妙に具体性を増すところに注目。

あまがみhold me

あまがみ hold me

あまがみ hold me

 同名シングルで配信中。2016年。
 映画監督ドッキリの一環で主題歌として制作しただけあり、映画館を爽やかな気持ちで出られそうな曲調に仕上がっている。基本的にポジティブシンキングだが最後だけちょっぴりほろ苦いバランスの歌詞も50TAらしさの1つ。
「君が似合うっていうから 買った服はバカにされたよyeah」というあんまりすぎる歌い出しに衝撃を受けた人もいるのではないだろうか。

ありがとうございます

ありがとうございます

ありがとうございます

 同名シングルで配信中。2017年。
 素直な気持ちを切実に歌い綴ったシンプルなバラード。特にCメロの畳みかけは絶品。
「ボクはマンモス」で若干「ん?」となるが、一応ちゃんと意味は通っている。

インドの牛乳屋さん

インドの牛乳屋さん

インドの牛乳屋さん

 アルバム『50TA』収録で配信中。CDあり。2010年。
 転調や曲調変化が特徴的な50TA楽曲の中でも、特にブログレとの呼び声高い作品。50TAデビュードッキリの協力者・パシフィックムーンレコードが東洋音楽に強いこともあってかアレンジも本格的である。
 タイトルだけを与えられて制作した結果、Bメロは「そんなわけあるかい」の連続。インドの皆さんすみません。

エキサイティング

エキサイティング

エキサイティング

 同名シングルで配信中。2016年。
 2000年代前半のテレビ東京系夕方アニメのオープニングにありそうな、BPM高めのハイテンションソング。
 とにかく元気の出る歌詞が楽しい。

Over the rainbow

Over the rainbow

Over the rainbow

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 同名シングルで配信中。2016年。
 テーマパークのようにキラキラしたサウンドと、架空生物がたくさん登場するファンタジックな歌詞は相性抜群。サビの最後は初聞きで困惑必至。
 明らかにSEKAI NO OWARIの「Dragon Night」を意識した楽曲であり、ライブでの演出(トランシーバー)はもはや言い逃れ不可能なレベルである。

ギラギラビンビン

ギラギラビンビン

ギラギラビンビン

  • provided courtesy of iTunes

 シングル『ギリシャの女神』収録で配信中(収録3曲のうち2曲のタイトルが以下略)。2020年。
“毒を盛るけど愛しているので解毒剤を添える”という複雑な恋愛心理を描いた楽曲……ではなく、松陰寺太勇(ぺこぱ)扮する新登場のライバル・50PAと闘う気持ちを歌にしてほしいというお題で作った楽曲。とはいえ、タイトル通りのギラギラ感は楽曲全体を通して失われていない。
 ちなみに50PAも楽曲配信中。誤解を恐れずに言うのであれば、50TAラルクで50PAがグレイみたいな個性の違いがある。

ギリシャの女神

ギリシャの女神

ギリシャの女神

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 シングル『ギリシャの女神』収録で配信中(収録3曲のうち以下略)。2020年。
 かつて狩野と交際していた女性タレントの名前を楽曲に盛り込めないかとロンドンブーツ1号2号の田村淳に依頼された楽曲。50TA自身の妥協点を探った末に、「さり」で韻を踏み続けるサビの歌詞が誕生した。
 女性のバックコーラス1名がスタンドマイクで帯同するのがお約束。

GO TO HEAVEN

GO TO HEAVEN

GO TO HEAVEN

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 アルバム『50TA』収録で配信中。CDあり。2010年。
 50TAでは意外と貴重な、フェードアウトで終わる楽曲。転調やカオス展開がないのでサラッと聞ける。
 ホテルのペイチャンネルを見て作ったという情報を入れなければ結構いい曲である。

紅葉に抱かれて

紅葉に抱かれて

紅葉に抱かれて

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 アルバム『50TA』収録で配信中。CDあり。2010年。
 紅葉を見に行こうというシンプルな題材とちょこちょこ挟まる奇天烈な歌詞をうまく組み合わせて爽やかに仕上げた佳曲。「土日は千円 高速走らせて」の歌詞に時代を感じる。
 実は番組放送時から「コミュニケーション」を「コミュニケーション」と発音しており、そのままCDに収録され配信されている。ちなみに、プロ野球選手の登場曲として使われたこともある*1

★スタートレイン

スタートレイン

スタートレイン

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 アルバム『50TA』収録で配信中。CDあり。2010年。
 摩訶不思議な歌詞、予測不能な展開、その割にやたらと良いメロディーなど50TAの基本要素が詰まっている。アルバムの1曲目を飾った、ある意味入門編の作品。

Dynamite Vitamin Dvd~魂SOUL~オリジナルVer.

Dynamite Vitamin Dvd ~魂SOUL~ オリジナルVer.

Dynamite Vitamin Dvd ~魂SOUL~ オリジナルVer.

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 同名シングルで配信中。2016年。
「何となく ただ何となく じゃなく」は耳に残ること間違いなし。
大サビで突然メロディーの雰囲気が変わるが、そこからの盛り上がりはさすが。

チャイナダンスホール

チャイナダンスホール

チャイナダンスホール

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 アルバム『50TA』収録で配信中。CDあり。2010年。
 オリエンタルリフを活用したしっとり系ソング。CDのブックレットによれば、本物の二胡の音が使われている。
 サビは聴いているうちにお腹が減ってくること間違いなし。

nice song

nice song

nice song

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 同名シングルで配信中。2017年。
 ある人間の気持ちが「盛り上がっていく」のではなく「盛り下がっていく」様子を描いた、世にも珍しい楽曲。
 頻繁に挟まれる間奏からは、メロディーを違和感なく繋げながら矢沢永吉っぽい世界観を表現しようとするアレンジャーの努力の形跡がうかがえる。

涙 ~アルバムバージョン~

涙~アルバムバージョン~

涙~アルバムバージョン~

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 アルバム『50TA』収録で配信中。CDあり。2010年。
 狩野が番組で初めて披露したオリジナルソング「涙」をアルバムバージョンとして収録したもの。つまり50TAの始まりの楽曲。
 優しいメロディーのラブソングなのだが、ラスサビを外国語っぽくしたかったのか、この部分には初見で笑わずに読み上げられる人間がいるとは思えない歌詞が付いた。

ノコギリガール~ひとりでトイレに行けるもん~

 アルバム『50TA』収録で配信中。CDあり。2010年。
 CD化ドッキリ企画の中心を担った楽曲で、アレンジャーの所属先であるavexサウンド全開の編曲が施されている。青木さやかへの提供楽曲のセルフカバー。
 サビの歌詞はしりとり形式の言葉遊び。50TAには珍しい低年齢層向け楽曲だが、大人が聴いても結構楽しい。

★PERFECT LOVE

PERFECT LOVE

PERFECT LOVE

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 アルバム『50TA』収録で配信中。CDあり。2010年。
「いとしさと切なさを兼ね備えてる“男子”」のフレーズは、無茶振りを受けて即興で披露したものをそっくりそのまま使用。その結果、一度聞いたら忘れられない楽曲に仕上がっている。
 ここのコールアンドレスポンスがライブでの盛り上がりポイントの1つ。

ファイティングポーズ

ファイティングポーズ

ファイティングポーズ

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 同名シングルで配信中。2016年。
「なんてちっぽけな弱い自分でも 笑って笑って 時に涙してまた笑う」からも分かるように、50TAらしい繊細さと前向きさがよく表れた楽曲。しかし聴き終わると奥歯のことしか頭に残らない。
「ちっぽけ」で勘の良い方はもう気付いたかもしれないが、全体的にFUNKY MONKEY BABYS風味。

50TAラップ~東京寄り道メロディ~

50TA ラップ~東京寄り道メロディ~

50TA ラップ~東京寄り道メロディ~

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 アルバム『50TA』収録で配信中。CDあり。2010年。
 50TAの東京観をヒップホップ調の音楽にのせてお届け。山手線ゲームはライブでの盛り上がりポイントの1つ。
 基本的に根が素直なナルシストゆえ、仕掛け人(の裏にいるロンブー淳)の言葉に乗せられた結果「エコロ・ジー「ギッポンロ」など不思議な歌詞が見受けられる。

ヘビーメタルステーション

ヘビーメタルステーション

ヘビーメタルステーション

 アルバム『50TA』収録で配信中。CDあり。2010年。
 迫力溢れるギターをはじめとしたサウンド面に一聴の価値あり。CDのブックレットにはマーティ・フリードマンや大村孝佳らがSPECIAL THANKSに名を連ね、実際にステージで演奏した。
 金属に対する思いに一貫性のない歌詞にも注目。

Bell sound

Bell sound

Bell sound

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 同名シングルで配信中。2016年。
 サンタクロース目線の心温まるクリスマスソング。「シャンシャンシャンシャン…」のメロディーラインが50TA節。
 Cメロ他に言うことなかったんかい。

HOT WATER

HOT WATER

HOT WATER

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 アルバム『50TA』収録で配信中。CDあり。2010年。
 2番が始まるまでに曲調が3回、BPMが2回変わる怪曲。
 歌詞は全体的にテンション重視だが、筆者は「続きはあ・と・で◆(ハートマーク)」「しばらくお待ちください」がお気に入りである。

★ラブアース(弾き語りVer.)

ラブアース(弾き語りVer.)

ラブアース(弾き語りVer.)

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ラブアース(アレンジVer.)

ラブアース(アレンジVer.)

ラブアース(アレンジVer.)

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 同名シングルで配信中。2020年。
 50TAが当時3年ぶりに送り出した、苦しい状況から立ち上がる勇気をくれる1曲。「何コレ?すっごーい!」のキラーフレーズは何度聞いても色褪せない。
 弾き語りバージョン公開後に視聴者からアレンジを募りそれらを組み合わせたアレンジバージョンを公開したという経緯があり、配信音源も2通り。甲乙つけがたかったが筆者の好みで★を付けた。

 

 

「音楽界の革命児」の二つ名は伊達じゃないことがお分かりいただけたでしょうか。
 これまで筆者が好きになったミュージシャンはいろんなジャンルに複数組いますが、聞いていて笑いが止まらない楽しさに関しては50TAがピカイチです。

 さあ、みんなも50TAの世界に飛び込もう!

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 読んでいただき、ありがとうございました!

*1:2022年に阪神タイガースの青柳晃洋選手の打席用登場曲として使用された。選曲したのは同チームの岩﨑優選手で、「紅葉」と「晃洋」の引っかけと「(当時の背番号)50イガース柳」という意味をもたせたとの記事がスポーツニッポンに掲載。50TA登場時岩﨑選手は17歳なので、この楽曲を知っていたのも納得である。

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