昨年の春、フェアリーズというダンス&ボーカルグループのことを知った。キレッキレのダンスがとても格好良くて、詳しいことはよく分からないけどこういうグループにはもっと売れてたくさん楽曲を出してもらわないと困ると思い、2ndアルバム「JUKE BOX」も17thシングル「Metropolis~メトロポリス~」も買った。
その上でも一番好きだったのが、2017年リリースの14thシングル「Synchronized~シンクロ~」のダンスリハーサル動画だった。ショート版PVもアップされているのに、なんならそっちよりよく見ていた。
今年に入って活動休止してしまったけど、今でもYouTube公式チャンネルに動画が残っているのはとても有難いことだと思う。
そんな訳で、この動画のどこが好きかをさくさくっと語っていきたい。
https://www.youtube.com/watch?v=khSG07CdY4Y
※筆者はダンス素人な上に、正直メンバーのことは名前くらいしか分からないままでした。ファンの方からしたら物足りないことを書くかもしれませんがどうかご容赦ください。
楽曲自体の好きなところについてはUtaTenさんに掲載されている歌詞コラムでおおむね代弁されていました。こちらもぜひご参照ください。
https://utaten.com/specialArticle/index/1652
- イントロ
→0:05からのクロールのような手の動きから始まるこの曲。曲名になぞらえてか、シンクロナイズドスイミング(現在はアーティスティックスイミングと呼ばれている)のように腕や指先を細かく動かす振付はこの後も全体的に多用される。
静かに始まったと思いきや0:11から一気に曲調が激しくなるギャップに、筆者は引き込まれた。
0:14~0:16で5人それぞれ違うポーズを決めた後、「ダッダッダッダッダン ダンダン」で再び音に合わせて同じ振付に。ここの最初が5音というのもポイントだと思う。この楽曲は5人体制になってから初めてリリースされたシングルだった。 - 1番Cメロ
→『[“同調”を律し、凌駕する]』と、呪文のように繰り返される部分。ソロパートを担当する野元空さん(白Tに黒ボトムス)が、中央からスッと現れるのが格好いい。直近の楽曲を聞いた限り彼女は低音かラップを担当することが多い気がするのだが、初めて聞いたフェアリーズの楽曲「恋のロードショー」で個人的に歌声が好きだったのは野元さんだった。 - 1番サビ
→後列センターにいる井上理香子さん(全身黒でロングヘア)の動きは、いつどこで見てもしなやか。 - 2番Bメロ
→『[恋愛も友情も孤独、それさえも]』で、井上さんと林田真尋さん(白Tにグレーボトムス)が背中合わせになるのが大好き。何が良いって、林田さんが小柄な井上さんと並んだために生じる体格差。 - Dメロ
→『I-My-Me-Mine』と『媒介されたい運命ならば』に歌唱パートが分かれる部分。具体的な理由はうまく説明できないけど、後者を歌う林田さん・下村実生さん(全身黒でショートヘア)のバランスが良いなと思う。
そして『一瞬のシューティング・スター 君も』まで微妙に3対2の振付だったのが、『見ていたらいいな』から全員同じになるのにグッとくる。 - 大サビ前
→なんといっても伊藤萌々香さん(片方だけ半袖に七分丈ボトムス)のキレあるソロダンス。彼女は顔の角度なども工夫しているからか、サビでは特に目に入ってくる動きをしているのじゃないかと思う。「恋のロードショー」でも『大仰にさせといて』で首の動きにアレンジ入れていたのが印象に残っている。 - 大サビ終わり
→右手を上げる振付を真横から見ると、下村さんの手の伸びが美しい。
そしてぬるっと最後のフォーメーションに移動して伊藤さんがセンターに。ここの移動、野元さんが若干歩幅大きめになるけど全員同時に1歩動けば収まる移動になっているのがすごい。違うジャンルの話題を出すのもあれだけど、「Firebird」(Aぇ!group/関西ジャニーズJr. )の大サビの『焼かれよう』で全員同時に1~2歩移動することでフォーメーションが変わるところがあって、筆者は無意識にそういうところを好きになる癖があるのかもしれない。
もうフェアリーズの新しいパフォーマンスを見る機会がないのは残念な一方、こんなに前向きで強気に未来を誓い合う別れの歌は唯一無二だとも思います。
『必ずまた会える 意味ある別々の歳月 Synchronized』は、きっとメンバーにもファンにも、いつかこの楽曲に巡りあう誰かにも希望を与える言葉なのかもしれない。ひっそりとそう思いながら、記事を締めます。読んでいただきありがとうございました!
(気が向いた時に書くと言いつつハイペースな更新になっている。どこかで反動が来そう。)