gzmlhzmkwq7w3の日記

 自分の趣味とか雑感その他を、気が向いた時に書き連ねる予定です。【2023/12/20追記:昨今の問題について筆者のスタンスを書きましたので、ブログトップに表示しています。】

2022年版・好きなジャンルの名前がどれくらい現役タカラジェンヌに近いかを調べたい・前編<主にHiHi Jets>

当記事は2022年版です。2021年版をお探しの方は、以下の記事をご覧ください。

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 前回の記事では宝塚歌劇団の現役生徒の芸名に使われる字について調べ、それぞれの芸名に含まれる字を使っている延べ人数(以下「人数和」)と、それぞれの字の所属組別の使用率を算出しました。
 このデータを用いて、筆者の好きな人たちの名前はタカラジェンヌだとどなたに近くてどの組に近いかを調べました。

 

※この記事から読まれた方はおそらく筆者が何をやっているのかよく分からなくなると思われますので、前回の記事に一度目を通していただけると良いかと存じます。※

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 今回調べたのは、筆者が応援しているジャニーズJr.内の5人組ユニット「HiHi Jets」。彼らがテレビ番組でカバーした『$10』(SMAP)を宝塚歌劇団の各組スター揃い踏みと思って見ているくらいには両者とも好きな存在。昨年11月に放送された別のテレビ番組では、宝塚歌劇団72期生で現在はメイクアップアーティストのCHIHARUさんにHiHi Jetsがメイクを施されて化粧品CM風の女性に大変身するという衝撃のクロスオーバーが発生したのも記憶に新しいです。橋本涼さんはステージに立っている時の姿に男役感があり、猪狩蒼弥くんは整った骨格かつさっぱりめの顔立ちなので宝塚歌劇メイクが映えそうなんですよね。特にディズニー作品を好きな蒼弥くんには、月組舞浜アンフィシアター公演「Rain on Neptune」*1が正式に映像化されたらフィナーレだけでも見てほしいです。『コンパス・オブ・ユア・ハート』をはじめとしたディズニー関連楽曲メドレーがあるので。

 

 そんなわけでHiHi Jetsの5名、そしてISLAND TVのJjおよびJemmy Channelから2022年5月8日時点で新着動画を2022年1月1日まで遡って見つけたジャニーズJr. のなかから10名をピックアップ。
 現役タカラジェンヌの芸名に使われている字の一覧を用いて人数和を、所属組別の使用人数の和および比率を算出。さらにそれぞれの氏名がタカラジェンヌだと誰の人数和に近いのかを(筆者の独断で2~3名選んで)併記しました。昨年と今年の2年連続で人数和の変動が一致したタカラジェンヌの芸名は太字で示しました。

 せっかくなので人数和算出ルールをジャニーズJr.に適用した例がこちら。

 
 前回の記事で例に出した苗字と同じということで選んだ佐々木大光くんは
++++」 = 0+4+3+6+7 = 20
となり、同じ人数和のタカラジェンヌ舞空瞳さん(星組)ら4名が該当します。また所属組別の使用人数を全て足したものに対する各組の使用人数の和の割合(以下「人数基準」)では月組宙組、所属組別の使用率の和を全て足したものに対する各組の使用人数の使用率の和の割合(以下「比率基準」)では宙組っぽい名前ということになります。出てこない文字はゼロ扱いです。

 ピックアップの10名は以下の通りです。昨年計算して今年も事務所に所属する人は継続ということにしました。

  • 大西風雅くん(理由:現役で「風雅」姓のタカラジェンヌがいるため。)
  • 織山尚大くん(理由:継続。全文字がランクインしていたはず。)
  • 川﨑皇輝くん・川崎星輝くん(理由:継続。昨年と今年で兄弟の人数和にどのような変化があるのか調べたい。また「輝」は今年増えたので。)
  • 川島如恵留さん(理由:継続。見返すたび「タカラジェンヌがいる……」と思っていた「ジャニーズカウントダウンコンサート2019→2020」の録画はテレビの故障で消失してしまいましたが、Travis Japan (ジャニーズJr. 内ユニット)で最もタカラジェンヌに近いのは如恵留さんなので計算し続けます。)
  • 鈴木瑛朝くん(理由:全文字がランクインしていたはず。)
  • 滝本海都くん(理由:使用者数上位かつ増加傾向の「海」を持っているため。また研1生しか持たない「滝」の影響を見るため。)
  • 千井野空翔くん(理由:継続。昨年はスゴツヨ娘役陣4名と同じ人数和だったので、近い人数和のタカラジェンヌを今年も確認したい。)
  • 矢花黎さん(理由:継続。昨年はタカラジェンヌの最頻値と同じ人数和を記録したので今年も確認したい。)
  • 和田優希さん(理由:「希」の強さを検証したい。)

 なお、当記事の「現役タカラジェンヌ」は公式生徒名鑑である「2022年度版 宝塚おとめ」(刊:宝塚クリエイティブアーツ)に顔写真付きで掲載されている計424名を指し、その後の組替えや退団は反映していません。

 

 

 

 

 前回にならい、集計前に予想を立てました。

 

予想

HiHi Jets

 昨年と同じく1位は髙橋優斗さん、2位は作間龍斗くんで、順位の変動は一切ないと予想しました。2人使用者が居る「斗」の組別比率は割とばらけているはずなので予想が難しいのですが、「瑞」「蒼」「弥」「間」などの100%を記録しそうな字の偏りでHiHi Jets全体では雪組に傾きそうです。

筆者がピックアップしたジャニーズJr. 10名

 昨年と同じく1位は矢花黎さん、2位は千井野空翔くん、3位は滝本海都くんと予想しました。今年も川﨑兄弟の人数和の差は15のままだと思います。なんとなくですが矢花黎さんは雪組に傾いて欲しいです。

 

結果

HiHi Jetsの宝塚的人数和の一覧(多い順)

 早速ご覧ください。

基本データ

 多い順に髙橋優斗さんと作間龍斗くん、井上瑞稀さん、橋本涼さん、猪狩蒼弥くん。人数和の最大値は18(2減)、最小値は3(1減)。平均値は11.6(0.4減)、中央値は11(不変)となりました。またHiHi全体では人数基準だと宙組、比率基準だと花組に偏ります。なんか分かる。

それぞれの傾向

 髙橋優斗さんは「優」の宙組率が高いためにどちらも宙組に偏る形。ちなみにですが彼がはしご高ではない「高橋優斗」名義だったら昨年に同じ人数和を記録した鏡星珠さん(花組)、和波煌さん(星組)と同じ人数和になっていました。

 HiHi内で同率1位になった作間龍斗くん。全体的に昨年と比べると人数和は減る傾向があるのですが、彼の場合「間」「龍」の使用者がこの1年間で誰も退団しなかったために減少を最小限に抑えられたと考えられます。唯一の3文字使用ということでどの組に偏るかも気になるところでしたが、人数基準では「龍」「斗」で積み上げた花組、比率基準では1人しか使用していない「間」の月組に。

 井上瑞稀さんはある程度の使用者数がある「稀」と1人しか使用していない「瑞」それぞれの結果を反映し、人数基準では同率で星組宙組、比率基準では雪組に傾きます。5人の中では3番目をキープ。それどころか昨年と比べると人数和が全く変動していない、まさに「絶対的など真ん中」を証明したリーダー・瑞稀さんはすごいです。

 橋本涼さんのように使用字が1種類しかない場合は人数基準・比率基準の両方とも同じ偏り方になります。タカラヅカにおいて減少傾向にある片仮名を用いた芸名と並ぶのは彼らしい気がしました。涼さんがタカラジェンヌだったら片仮名入りの芸名にしそうじゃないですか(?)。

 昨年は神社仏閣にゆかりのある芸名と並ぶ強さを見せ、今年はタカラジェンヌの最小の人数和タイとなった猪狩蒼弥くん。「蒼」「弥」の使用者がすべて異なる組所属ということで人数基準は綺麗に3等分、比率基準は「弥」の使用者が所属する花組に偏りました。結果的に花組雪組星組になるのもなんとなく分かりませんか?

 

筆者がピックアップしたジャニーズJr. 10名の宝塚式人数和の一覧(多い順)

 

基本データ

 多い順に、和田優希さん、川﨑星輝くん、千井野空翔くん、矢花黎さん、大西風雅くん、滝本海都くん、川﨑皇輝くん、鈴木瑛朝くん、織山尚大くん、川島如恵留さん。ピックアップの人数が増えたので一概には言えませんが最大値は39(7増)、最小値は1(不変)となりました。平均・最頻・中央値は算出していません。

それぞれの傾向

 和田優希さんは堂々の第1位。実は「優」より「和」のほうが多いんですね。コンスタントに使用者を重ねた星組が強かったです。

 川﨑星輝くんは第2位に躍り出ました。名前に「星」が含まれていますが意外と星組は強くなくて、花組宙組に偏ります。予想通り川﨑兄弟の人数和の差は15で、現役タカラジェンヌだと涼香希南さん(花組)・甲海夏帆さん(月組)姉妹と同じです。

 千井野空翔くんは昨年と不変の人数和で、昨年囲まれていたスゴツヨ娘役の中では詩ちづるさん(星組)と同じ挙動となりました。姓の「千」「野」が多い雪組に偏ります。昨年は空翔くんのことをよく知らないままピックアップしたのですが、あの大東立樹くんと対称の位置で踊っている様子を時々テレビ番組で見るようになって、手足の長い子だなという印象を持つようになりました。

 矢花黎さんは昨年にタカラジェンヌの最頻値と同じ人数和を叩き出したためか、人数和の変動が一致した生徒が最も多いアイドルとなりました。宙組率の高い「花」、使用者が1人しかいない「黎」それぞれの影響が出た形です。

 大西風雅くんは「風」が圧倒的宙組率のため人数基準では宙組に偏り、比率基準ではコンスタントに使われていた月組に偏りました。同じ人数和の生徒も花組宙組のみ。現役に風雅奏さん(雪組)がいるため雪組に偏る可能性を考えていましたが的中せず。

 滝本海都くんは研1生しか使っていない「滝」の存在感が強く、比率基準では研1生に偏ります。「海」は月組生に多いんですね。作間くんと撮影したISLAND TVで名前を知り、背が高い大人びた子だなと思っています。

 人数和の減る人が多い中、川﨑皇輝くんは人数和が増えた貴重なアイドルです。今年使用者の増えた「輝」の力が大きかったですね。使用者が1人しかいない「皇」の影響で比率基準は月組に偏ります。

 鈴木瑛朝くんは姓名の4文字全てが使用されているアイドルの1人。比率基準に関しての決め手は意外にも「木」な気がします。「朝」は月組生に多く、人数基準では月組に偏りました。HiHiが主演しているテレビドラマに幼少期役で出演していた子ですね。

 織山尚大くんは前回に引き続き姓名の4文字全てが使用されているアイドルの1人。瑛朝くんより使用者の所属組がばらけており、人数基準では月組宙組の同率、比率基準はおそらく「山」の影響で宙組に偏りました。

 川島如恵留さんは前回に引き続き「留」1字のみの使用のため、人数基準・比率基準ともに宙組に。特に使用が難しそうな「如」は、2019年まで如月姓のタカラジェンヌが所属していたのでそろそろ再登場を期待しています*2

 

 昨年も検証したため予想が結構当たるんじゃないかと思いながら計算してみたところ、意外な結果の連続でした。やはり実在の芸能人の本名で人数和40を超えるのはなかなか大変そうです。タカラジェンヌジャニーズ事務所所属アイドルはどちらも歌って踊ってステージに立つ職業で、兼任ファンのかたが一定数いそうなところがまた興味深いんですけどね。ジャニーズJr. じゃありませんが「宝塚おとめ」の瀬央ゆりあさん(星組)の映りに藤原丈一郎さん(なにわ男子)を思い出すのは筆者だけじゃないと思っています。これは一度「おとめ」を見ていただきたいくらい。去年より丈一郎さん度上がってますもん(?)。

 話が逸れました。タカラジェンヌの芸名に使用される字の流行の変化を受けて、1人あたり1~3程度は人数和が変動し、大小関係もわずかに変わることがお分かりいただけたと思います。
 ならば昨年も計算した、いわゆる二次元のアイドルにも変動はあるのでしょうか?

 

 というわけで、検証はまだ続きます。次回をお楽しみに。

 

 読んでいただき、ありがとうございました!

 

※当記事に掲載している図表は予告なく修正・変更することがありますのでご注意ください。

*1:2022年5月14日~23日に開催された、宝塚歌劇団月組のコンサート公演。なお宝塚歌劇団は過去にも舞浜アンフィシアターでコンサート公演を数回開催しています。

*2:タカラジェンヌの芸名に関し、現役の生徒と同じ姓や、過去にあった芸名と近すぎるものは避けるルールがあると言われています。