gzmlhzmkwq7w3の日記

 自分の趣味とか雑感その他を、気が向いた時に書き連ねる予定です。【2023/12/20追記:昨今の問題について筆者のスタンスを書きましたので、ブログトップに表示しています。】

2023年版・好きなジャンルの名前がどれくらい現役タカラジェンヌに近いかを調べたい・前編

当記事は2023年版です。2022年版もしくは2021年版をお探しの方は、お手数ですが「芸名統計2022」もしくは「芸名統計2021」カテゴリから記事をご確認ください。

 

 

 前回の記事では宝塚歌劇団の現役生徒の芸名に使われる字について調べたデータをもとに、それぞれの芸名に含まれる字を使っている延べ人数(以下「人数和」)を算出したり、字の傾向のみで研1生の組配属を予想したりしました。
 このデータを用いて、筆者の好きな人たちの名前はタカラジェンヌだとどなたに近くてどの組に近いかを調べました。

 なお今年度は集計対象が多いため、昨年度の集計対象とした3ジャンルを1記事にまとめ「前編」としてお送りします。

 

※この記事から読まれた方はおそらく筆者が何をやっているのかよく分からなくなると思われますので、前回の記事に一度目を通していただけると良いかと存じます。※
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 せっかくなので人数和算出ルールをタカラジェンヌ以外に適用した例がこちら。


 昨年の統計対象の秋月涼くんとともにTHE IDOLM@STER DearlyStarsでプロデュース可能アイドルだった水谷絵理さんは
+++」 = 6+0+1+1 = 8
となり、同じ人数和のタカラジェンヌ桃歌雪さん(月組)ら2名が該当します。また所属組別の使用人数を全て足したものに対する各組の使用人数の和の割合(以下「手法1」)では花組星組、所属組別の使用率の和を全て足したものに対する各組の使用人数の使用率の和の割合(以下「手法2」)では花組っぽい名前ということになります。出てこない文字はゼロ扱いです。
 なお、当記事の「現役タカラジェンヌ」は公式生徒名鑑である「2023年度版 宝塚おとめ」(刊:宝塚クリエイティブアーツ)に顔写真付きで掲載されている計426名を指し、その後の組替えや退団は反映していません。

 

 

 

ジャニーズJr. (主にHiHi Jets)

 まず調べたのは、筆者が応援しているジャニーズJr.内の5人組ユニット「HiHi Jets」。10代特有の青春・無敵感を残しつつ、軽妙洒脱もアグレッシブもいけるようになった彼らは今本当に面白い存在だと改めて感じています。テレビ番組でカバーした『Let It Be』(SMAP)や新曲『NEVER STOP -DREAMING-』なんてもう、「ちょうど5人いて個性がバラバラだけど目指すものは同じ、やっぱり宝塚歌劇団の各組スター揃い踏みじゃん!」と思わずにはいられなかったですね。

※筆者はHiHi Jets宝塚歌劇団5組の個性を定期的に見出しがちな人間です。参考記事↓

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 そんなわけでHiHi Jetsの5名、そして2022年度版でも検証を行い現在も事務所に所属しているジャニーズJr.8名をピックアップ。
 現役タカラジェンヌの芸名に使われている字の一覧を用いて人数和を、手法1あるいは手法2でどの組に偏っているかを算出。さらにそれぞれの氏名がタカラジェンヌだと誰の人数和に近いのかを(筆者の独断で2~3名選んで)併記しました。昨年と今年の2年連続で人数和の変動が一致したタカラジェンヌの芸名は太字で、3年連続で人数和の変動が一致した芸名は太字+下線で示しました。

 ピックアップの10名は以下の通りです。昨年計算して今年も事務所に所属する人を継続ということにしました。

  • 大西風雅くん(理由:現役で「風雅」姓のタカラジェンヌがいるため。)
  • 織山尚大くん(理由:全文字ランクインの尚大くんと瑛朝くんの差を確認するため。)
  • 川﨑皇輝くん・川崎星輝くん(理由:「輝」が相変わらず使用者数の多い字なので、集計対象中最大の人数和を狙える可能性がある。)
  • 鈴木瑛朝くん(理由: 全文字ランクインの尚大くんと瑛朝くんの差を確認するため。)
  • 千井野空翔くん(理由:昨年まで詩ちづるさん(星組)と2年連続同じ人数和を記録したので、近い人数和のタカラジェンヌを今年も確認したい。)
  • 矢花黎さん(理由:昨年は2年連続で同じ人数和のタカラジェンヌが3人いたので、今年も確認したい。)
  • 和田優希さん(理由:昨年は集計対象中最大の人数和39を記録したため。)

 

結果

基本データ

 HiHi Jetsは多い順に髙橋優斗さんと作間龍斗くん、橋本涼さんと井上瑞稀さん、猪狩蒼弥くん。人数和の最大値は17(1減)、最小値は3(不変)。平均値は11.4(0.2減)、中央値は10(1減)となりました。またHiHi全体では手法1・手法2ともに花組に偏ります。ちなみに昨年は手法1のみ宙組に偏っていました。

 筆者がピックアップしたジャニーズJr. は多い順に、川﨑星輝くん、和田優希さん、千井野空翔くん、大西風雅くん、矢花黎さん、川﨑皇輝くん、鈴木瑛朝くん、織山尚大くん。集計対象者が減ったので一概には言えませんが最大値は38(1減)、最小値は9(8増)となりました。平均・最頻・中央値は算出していません。

傾向

 髙橋優斗さんは「優」の宙組率が高いために5人の中で唯一宙組への偏りを示します。引き続きHiHi内で同率1位の作間龍斗くんも、同様に「間」の使用者がいる月組への偏りを示します。
 実は毎年2ずつ人数和を増やしている橋本涼さんがとうとう同率3位まで上昇し、「涼」の1字のみでどこまで突き進むかは非常に気になるところ。同率者がいるものの3年連続で5人中3番目をキープするすごさを見せたリーダー・井上瑞稀さんですが、現役生徒の高峰潤さん(花組)と字の重複が全くないながら3年連続で同じ人数和を記録しているのも面白いですね。猪狩蒼弥くんは昨年同様「蒼」「弥」の使用者がすべて異なる組所属ながら手法2で「弥」の使用者がいる花組に偏ります。

 ピックアップしたジャニーズJr. に関しては和田優希さんと入れ替わりに川﨑星輝くんが1位に躍り出ました。星輝くんそして兄の川﨑皇輝くんの「輝」が含まれている2人が人数和を増やし、千井野空翔くんと大西風雅くんが人数和不変、そして他の4人は人数和を減らした形です。川﨑兄弟の人数和の差は18で、現役タカラジェンヌ姉妹で同じ差の生徒はいませんでした。
 調べた8人の中で昨年と同じ人数和の挙動を示した生徒さんがいたケースは、千井野空翔くんに対する澄乃紬さん(宙組)だけでした。人数和が同じ生徒の人数は星輝くんや矢花黎さんのほうが多かったぶんやや意外な結果。
 鈴木瑛朝くんと織山尚大くんはともに姓名の4文字全てが使用されているアイドルでしたが、字ごとの使用者数が2人以上いるか否かが差を生みました。

 

アイドルマスターSideM

 次に調べたのは、筆者がプレイしているドラマチックアイドル育成カードゲームシリーズ「アイドルマスターSideM」。SideMのこの1年はなんとも激動ですが、アプリゲームの「アイドルマスターSideM GROWING STARS」で公開されている3DMVが全ユニット分完成していると発表されたり、ソーシャルゲーム版のストーリーの一部が「エムマスアーカイブ」として公開されたりしたこともあり、筆者にとっては変わらずマイペースに触れ続けたいコンテンツの1つです。このブログでは一昨年からSideMのアイドルたちを宝塚歌劇団に組配属してみたいという記事を数人分ずつ更新していて、今年とうとう完走を迎えました。

asobistory.asobistore.jp

gzmlhzmkwq7w3.hatenablog.com SideMには本名ではなさそうなアイドルも数名いるので、ゲーム内のアイドルファイルおよび恒常カードの自己紹介台詞をもとに芸名として調べました。つまり、アスランベルゼビュートさん(Cafe Parade)については下線部分が集計対象です。出てこない文字はゼロ扱いです。

結果

 ユニットごとに人数和の平均値と中央値も算出して表にしました。

基本データ

 人数和の最大値は83(不変)の渡辺みのりさん(Beit)、そして58の華村翔真さん()と続きます。最小値は0(不変)の神谷幸広さん(Cafe Parade)、硲道夫さん(S.E.M)、牙崎漣くん(THE虎牙道) そして古論クリスさん(Legenders)。人数和の平均値は13.8(0.1減)、最頻値は1(昨年は6・1・0の複数)、中央値8(不変)ですので、人数和が大きい少数のアイドルが平均値を押し上げていて、実際はやや小さめの人数和に集中していると考えられます。

 ユニット別平均値の最上位はBeit(33.7で不変)で、最下位はFRAME(3.3で不変)。中央値の最上位はF-LAGS(30で3増)で、最下位はS.E.MLegenders(1で不変)でした。315プロ全体だと手法1は雪組、手法2は宙組に偏ります。

傾向

 昨年と同様に平仮名を持つアイドルであるみのりさんと姫野かのんくん(もふもふえん)の間に翔真さんが入るという構図。人数和が大きいアイドルたちの顔ぶれはほぼ変わっていませんが、「希」と「輝」の競り合いで順位が細かに変動しています。「天」や「月」などSideMらしさもありつつタカラジェンヌに頻出の字を持つアイドルの名前が上位に来るのは納得の結果です。
 SideMのアイドル49人のうち人数和が増えたのは13人、変わらなかったのは19人、減ったのは17人。増えたアイドルの名前には「翔」「舞」「河」など研1である程度使われる字の存在が目立ちます。清見ひかりさん(研1)の入団により、眉見鋭心くん(C.FIRST)が昨年の人数和ゼロから唯一増えたアイドルとなりました。

 

大相撲力士

 続いて調べたのは、大相撲力士の四股名。大相撲力士は幕内から序の口までで600名以上が該当するため、「関取」と呼ばれる幕内と十両の力士が対象です。
 四股名はスポーツニュースなどで短縮して呼ばれがちですが、今回は四股名全体で人数和を算出することにしました。四股名の確認は、2023年5月21日時点で日本相撲協会ホームページの「力士を探す」機能を用い、番付の条件を「幕内」「十両」それぞれに設定してヒットする力士の情報から行いました。すなわち令和5年5月場所の幕内力士43名および十両力士28名が集計対象です。

結果

 今回は関取全体のみで人数和が大きい順の表を掲載しました。

基本データ

  関取全体では最大値60、最小値0。平均値11.4(3.5減)、中央値10.5(1.5減)、最頻値2(不変)。手法1、手法2いずれも宙組に偏ります。
 幕内では最大値36、最小値0。平均値12.4(0.7増)、中央値12(1増)、最頻値0(2減)。手法1、手法2いずれも宙組に偏ります。
 十両では最大値56、最小値0。平均値20.6(1増)、中央値10(2増)、最頻値は複数あり2・0(昨年は0のみ)。手法1では月組、手法2では花組に偏ります。

 幕内では朝乃山関十両では美ノ海関。関取全体では美ノ海関が最大となります。

傾向

 人数和の大きい順に美ノ海関、湘南乃海関空海、……と十両力士が1位から6位を独占したのは昨年度と同じ結果です。十両は「美」「海」、幕内は「輝」「翔」があると人数和が大きくなりやすいですね。それが手法1、手法2での偏りの違いにも表れているのではないでしょうか。関取全体を人数和の大きい順に並べると、人数和が中間~小さい力士は雪組星組に偏り、人数和の大小にかかわらず花組月組そして宙組への偏りが散見されるのがなんとなく分かるかと思います。

 十両および幕内の人数和が大きくなりやすい字の傾向から外れているのが、昨年度の幕内最大人数和を記録した宇良関をかわして今年度の幕内最大を記録した朝乃山関。ちょうど1年前は集計対象の番付ではなかった力士がこの位置に付けるのも、「朝」の字のアシストで上位に食い込むのも面白いところです。高砂部屋の「朝」のように相撲部屋に固有の字があるのは、それこそタカラジェンヌが恩師や憧れの上級生の名前から一字とって芸名に付ける文化に近いものを感じますね。  

 

 

 この記事で集計対象とした集団の人数和の分布については、5人と少人数のHiHi Jetsを除き、いずれも平均値より中央値が小さいという形をとりました。幕内力士のようにほぼ差がない場合もありますが、SideMのように差が5だったり十両力士のように10だったりすると、一部の人数和の大きい名前が平均値を押し上げていると考えてよさそうです。

 では、中央値が平均値を上回る集団はどこにあるのでしょうか?

 

 というわけで後編では、筆者が「中央値が平均値を上回るのでは?」と考えた別ジャンルでの調査結果を書いていきます。

 

 

 読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

※当記事に掲載している図表は予告なく修正・変更することがありますのでご注意ください。