gzmlhzmkwq7w3の日記

 自分の趣味とか雑感その他を、気が向いた時に書き連ねる予定です。【2023/12/20追記:昨今の問題について筆者のスタンスを書きましたので、ブログトップに表示しています。】

315プロダクションのアイドル49名を宝塚に組配属してみたい・9<C.FIRST>

 このブログではアイドルマスターSideMに登場するアイドルが宝塚歌劇団にいたらどんなタカラジェンヌ人生を送りそうか、という空想のシリーズ記事を更新しています。
 第1弾を投稿した頃に宝塚音楽学校(以下「音校」)に合格した第109期生が先週4月22日に初舞台公演を迎えたと思うと、時が過ぎるのは本当に早いものです。

 というわけで、遅くなりましたが315プロ所属アイドル49名の空想組配属・第9弾です。

※ここ数か月の空想(年表形式)がベースになっています。筆がのって文章量が多い部分もあります。
 せっかくなのでトップになるならどんな感じになるかについても全員について考えました。相手役はこんな人が合いそう、みたいなことも書いておりますのでご注意ください。やって欲しい作品も考えましたが、具体的なタイトルはあまり挙げていません。同じユニットのメンバーは同じ時空にいる設定で、タカラジェンヌだったら互いにどんな関係になるかも書き添えました。
 配属の決め手に一貫性がない気がしてきたので、筆者の各組に対するイメージを書いておきます。なお、全員このイメージ通りに配属した訳ではありません。
 花組 → 正統派、ダンスが上手い、トップスターみんな顔が良い、男役も娘役もよく育つ
 月組 → チャレンジング、芝居が上手い、フレッシュと職人の共存、不思議な人事が発生しがち
 雪組 → 情感豊か、日本物に強い、しっとり優美で大人しい、小柄で端正な美形か超絶スタイルの持ち主がスターになる
 星組 → パッション、サービス精神旺盛、貴族から体育会系まで振れ幅が大きい、自組への愛着が強い
 宙組 → のびのび自由、コーラスに定評がある、都会的で大人っぽい、モデルみたいな長身がたくさんいる
 普段の記事は敬体(です・ます調)が多いのですが、このシリーズは基本的に常体です。過去に考えたアイドルの組配属空想記事に登場しなかった用語には脚注を付けました。

 

 

 第9弾はシリーズ更新中に追加が発表されたC.FIRSTの1ユニット。
 更新が後の記事になるほど文章量と脚注が多くなった反省をふまえ、初心に返り第1弾<Jupiter & DRAMATIC STARS>をベースに書き進めました。

 それでは独断に基づく組配属、いってみよう。

 

 

C.FIRST

天峰秀 → 宙組

  • サラッとした芸風の男役になりそうなので宙組っぽいかなと。
  • 宝塚歌劇団最新の組で、都会的なイメージの強い宙組秀くんのいまどきの子っぽい柔軟さと意志の強さが、そうした環境に合っている気がした。
  • 幼少期から何でもできる天才肌で、学業と趣味を難なく両立していた。高1の夏休みになんとなくミュージカルスクールのワークショップに参加したところ未経験ゆえに厳しい評価を貰ったことがとても新鮮で、せっかくならここで習いたいと思い、通うことにした。そのまま受験し高1修了の1回目で合格。初舞台は月組
  • 主に歌唱力で目を引く存在になり、研4で新公初主演。最終的に3作主演する。ちなみに新公の相手役は上級生が1回と、同じ下級生が2回。
     3回目の新公主演では長の挨拶*1も務め、1つの公演を全員で作り上げる達成感を経験した勢いそのままに宙組男役スターの一員になる。
  • 弁が立つ役が多い。推理物の演目も多めに巡ってくる。本人が個人的に楽しかったのは小劇場で演じたゲーム原作の演目。あと助演で「もう1人の僕」みたいな役を演じてはまり役と言われてそう。
  • 情報収集は得意で、良いと思ったことはじゃんじゃん取り入れるタイプ。トップスターになってからは細かく組子と情報共有しながら組内の習慣を決めたり無くしたりしていた。また、研1の時に「宝塚おとめ」で趣味・特技に「作曲」と書いて一部のファンをざわつかせたことがある*2
  • 組替えすることはなく、ずっと宙組。意外とインプロ*3とか楽しんでやりそうだから月組もいいかもしれない。
  • トップになるのも宙組で、研13。相手役は月組出身の8期下で、一切組んだことのない個性派ダンサー。フレッシュな感性を持ったトップコンビに合う斬新な演目が多く回ってくるようになる。退団作はSF冒険譚の芝居とこれまでにない感じの世界巡り系ショーの二本立て。
     退団後はアーティストとして演技だけでなく作詞作曲や歌手活動を繰り広げる。
  • ひらがな表記にすれば「しゅう」はたまにある芸名。ちなみに「天宮」は複数名いたが「天峰」はいそうでない。惜しい。

 

花園百々人 → 宙組

  • 組の育成方針と百々人くんの気質を考慮すると、彼が下級生時代を一番過ごしやすそうな組はここだと思う。
  • 個人的に雪組っぽさを感じるけど新公学年時代からかといわれると別問題なので、将来的な組替えを見据えて考えた。
  • バレエ、ピアノ、声楽、日舞などを習っていたがコンクールでの1位だけはどうしても取れず親の期待とのズレを肌で感じていた。そんな時にふらっと宝塚歌劇を初鑑賞。個人でなく団体で素敵な1つのものを作ればいいんだという希望を見出し、歌劇の世界に目標を定めることに。高2修了1回目の受験で合格、初舞台は月組
  • 宙組配属はファンからやや意外に受け止められたが、表現力に溢れる憑依型の男役が宙組に珍しかったため、下級生の頃から存在感を発揮する。研3で新公初主演。新公主演こそこの1回のみだったが歌やダンスを磨き続けて観客の目を引き、他組のファンも知る存在になる。
     研7でバウ二番手を務めて演技で称賛を浴び、研9の時に内省的でファンタジックな作品でバウ初主演を果たす。
  • あの湿度の高い持ち味とざらっとした声質が活きそうな作品を観たい。堕落した人間どうしで傷をなめ合うような恋愛みたいな作品とか。恋愛物の主演作では時代設定だけでなくハッピーエンド、バッドエンド、メリーバッドエンドなど多彩な結末を極めてほしい。
  • 冒頭でああいう表現はしたけど、意外とどの組にも居そうな気はする。ただ情熱的なタイプではなさそうなので星組パッション*4しているイメージは湧かない。
  • バウ初主演の実績をもって研9で雪組に組替えし、研14でトップになる。相手役は6期下で新公卒業のタイミングで就任し、確かな実力と愛らしい容姿に落ち着いた内面を持ち合わせた雪組生え抜きの娘役。互いにリードしたりされたりしながら組を引っ張っていく。
     退団作は苦しみながらも最後は幸せに終わるラブストーリーの芝居と、コンテンポラリーダンスもあるショーの二本立て。色のある衣装で階段下りをし、サヨナラショーでは真っ白な衣装を組子や客席のファンが様々な色の光で照らすという演出もあった。退団後は俳優業へ移行し舞台や映画、ミュージカルなどジャンルを選ばず活動する一方で、ソロリサイタルなど個人での催し物にも自分の意志で取り組むようになる。
  • 「花園」姓の生徒は過去に9人いる。

 

眉見鋭心 → 星組

  • 第一印象は花組だった。
  • じゃあそのまま花組がいいじゃんとも思ったけど、次郎さんの項目でも書いたように正統派に対するカウンターカルチャーというか「あの組がやらないことをうちの組はやりまっせ!」みたいな精神のファンが多そうな組で育てたほうが面白そうな気がしたので星組に。アイドルフォトを見ると雪組って感じもするので、この2組で迷った。
  • 俳優の父親と元タカラジェンヌの母親のもとで育ち必要な技芸を学ぶ機会は多かったものの、宝塚歌劇および芸能界に入る気はなく、周囲の勧めを全て断ってきた。しかし高校生になりそろそろケジメをつけないといけないと思い、1回だけの受験を決める。関係ないけど制服がセーラー服でスカーフがネクタイっぽい学校に通ってそう。白百合学園とか十文字中高みたいな。高卒1回目の受験で合格、初舞台は月組
  • 確かな実力と冷静沈着な性格で下級生の頃からまとめ役を務めることが多く、リーダーシップを発揮。新公主演後も常に課題を求めて鍛錬に励むが、組ファン以外からは距離感のある優等生2世イメージが先行する側面もあった。研5で新公初主演、最終的に2回主演する。最後の新公では組長の役を演じた。
     新公卒業直後に演じた役は今までのやり方が全く通用せず、それを契機に殻を破って一歩前進する感覚を得る。
  • バウ初主演作は古典の名作の再演で、この後も何かと再演が多くなりがち。個人的には、主演じゃなくていいから日本物でお殿様の役とか演ってほしい。あと下級生の頃は何故か変わったロケットに参加しがち。振付が独特で頭に箸を挟んでるみたいなの*5とか、タイツが左右の足で色違い*6とか男役だらけとか*7
  • なんだかんだで花組は通る。だって声帯が花組じゃん(?)。身長高くて姿勢もいいので宙組もありだなと思ったけど、せっかくなら宙組を全く通らないルートにして、楽屋に差し入れた食べ物に宙組生が名前を書く風景を見て「これが噂に聞く宙組のルールか」と納得してほしい。
  • 研9で花組に組替え。組配属の時点で花組っぽいという声も見受けられたが、2世でも優等生でもない鋭心くん自身の在り様を確立してからの組替えだったこともあり、プレッシャーのかかる環境でも自らの強みを見失うことなく発揮し続けて研13でトップになる。相手役は雪組出身の7期下で、どちらかといえば小柄で愛らしい容姿に力強く美しい歌声を併せ持つ歌姫。大劇場お披露目作は一本物の再演。
     退団作は自らの望みのために階級社会を抜け出して生きる青年が主人公の芝居と、ダイナミックなダンシングショーの2本立て。退団後は自らの芸能界への適性を感じていればそのまま芸能界入りするし、感じていなければ全然違う世界に行きそう。結婚引退とかじゃなくて実業家とか。
  • 「まゆみ」姓は複数名いるが表記まで一致する生徒はいない。改めて思ったけどキワミシン*8がいるならマユミエイシンがいてもおかしくないのでは?

 

<C.FIRSTタカラジェンヌだった場合の関係>

  全員同期にするし、音校入学前に出会わせたい。元星組の汐美真帆さんが高校の先輩かつ後の同期になる朝宮真由さんに「まゆこ先輩もこのバレエ教室だったんだ!」と感激していたのが忘れられない*9ので秀くんには先輩呼びしてほしいし、同じ教室から同じ都道府県出身者が3人同時に受かった例としては小春乃さよさん・天華えまさん・星南のぞみさんがいる*10から、ありえる世界線ではある。秀くんと百々人くんは同組だけど、百々人くんのほうが意識してそう。

 


 こんな感じになりました。

 実はLegendersの組配属を考えるまでゲーム内イベント初登場から2年弱かかったので、「アイドルマスターSideM GROWING STARS」(略して「サイスタ」)で実装されてからの期間がより短く、アイドルフォト登場のスパンも長いC.FIRSTの組配属を形にできるだろうかと思っていたんですね。
 しかしながら考え始めるとこれが結構楽しくて。こうして完成に辿り着けて安堵するとともに、想像以上のペースで空想がはかどったのもC.FIRSTを315プロのアイドルとして形作った全ての方々のおかげということで、ありがたい気持ちでいます。サイスタが2023年7月31日を以て終了しても、SideMはまだまだ続きますよ!

 こんなタカラヅカファン兼任プロデューサーの空想を楽しんでいただけた方は、今後とも宝塚歌劇団およびアイドルマスターSideMをよろしくお願いいたします。

 読んでいただきありがとうございました!

 

 記事作成にあたっては、「宝塚語辞典」(著:春原弥生、刊:誠文堂新光社 )、「波瀾爆笑!?わが人生 I」「II」「III」(刊:宝塚クリエイティブアーツ)および「宝塚アーカイブ | 舞台・演劇用語 | シアターリーグ」(http://www.moon-light.ne.jp/termi-nology/takarazuka/)を参考としました。

*1:新人公演出演者のうち最高学年かつ組内首席の生徒は、新公終演後の挨拶および司会進行を担当する。

*2:なお公式生徒名鑑「宝塚おとめ 2023年度版」では、星組の桃李拍さんが趣味の一部に「DTMによる作曲・編曲」を挙げている。

*3:即興劇のこと。公式月刊誌「歌劇」2022年4月号の「えと文」にて、「芝居の月組」と呼ばれる月組では生徒が役を深めるためよくインプロを行っていることが明らかにされた。

*4:星組公演の千秋楽で恒例になった挨拶の1つ。舞台と客席でコールアンドレスポンスする。

*5:忠臣蔵~花に散り雪に散り~」(1992年、雪組)。

*6:「この恋は雲の涯まで」の1992年雪組上演版。第78期生の初舞台ロケットでもある。

*7:「ピガール狂騒曲」の2020~2021年東宝宝塚劇場月組上演版では、宝塚大劇場で初舞台生が担当していたロケットを構成の都合上研10の男役が筆頭メンバーで担当していた。筆者は見たことないものの東宝版はとにかく圧がすごかったと評されているよう。

*8:星組男役の極美慎(きわみ・しん)さんのこと。芸名の由来は極真空手。愛称はかりん。ほぼ同じことを書いたのがこの記事

*9:汐美さんの「波瀾爆笑!?我が人生」を参照。「I」に収録。

*10:星南さんの「「波瀾爆笑!?我が人生」を参照。「III」に収録。