gzmlhzmkwq7w3の日記

 自分の趣味とか雑感その他を、気が向いた時に書き連ねる予定です。【2023/12/20追記:昨今の問題について筆者のスタンスを書きましたので、ブログトップに表示しています。】

315プロダクションのアイドル46名を宝塚に組配属してみたい・1<Jupiter & DRAMATIC STARS>

 以前HiHi Jetsの組配属を空想した際に、「好きなソシャゲに登場するアイドルでも同じようなことを考えた」と書きました。それがアイドルマスターSideMです。
 宝塚音楽学校(以下「音校」)の合格発表が終わったので、315プロ所属アイドル46名についても書き出してみようかなと思います。「波瀾爆笑!?わが人生 III」*1も1月に発売されたことですし。

 

※4~5年前の空想(年表形式)がベースになっています。筆がのって文章量が多い部分もあります。
 せっかくなのでトップになるならどんな感じになるかについても全員について考えました。相手役はこんな人が合いそう、みたいなことも書いておりますのでご注意ください。やって欲しい作品も考えましたが、具体的なタイトルはあまり挙げていません。同じユニットのメンバーは同じ時空にいる設定で、タカラジェンヌだったら互いにどんな関係になるかも書き添えました。
 配属の決め手に一貫性がない気がしてきたので、筆者の各組に対するイメージを書いておきます。なお、全員このイメージ通りに配属した訳ではありません。
 花組 → 正統派、ダンスが上手い、トップスターみんな顔が良い、男役も娘役もよく育つ
 月組 → チャレンジング、芝居が上手い、フレッシュと職人の共存、不思議な人事が発生しがち
 雪組 → 情感豊か、日本物に強い、しっとり優美で大人しい、小柄で端正な美形か超絶スタイルの持ち主がスターになる
 星組 → パッション、サービス精神旺盛、貴族から体育会系まで振れ幅が大きい、自組への愛着が強い
 宙組 → のびのび自由、コーラスに定評がある、都会的で大人っぽい、モデルみたいな長身がたくさんいる
 普段の記事は敬体(です・ます調)が多いのですが、このシリーズは基本的に常体です。HiHiの組配属空想記事で登場しなかった用語には脚注を付けました。

 

 第1弾はJupiterDRAMATIC STARSの2ユニット。1つの記事につき5~6名ずつになるよう、アイドルファイル順から少し変えてお送りします。

 それでは独断に基づく組配属、いってみよう。

 

 

Jupiter

天ヶ瀬冬馬 → 花組

  • 真っすぐでストイックな冬馬くんに最も適性のある環境だと思うので。
  • 宝塚歌劇団の最初の組の1つとして、安定した実力と華そして誇りが求められる場所。冬馬くんには「男役の宝庫」とされる花組で学び、成長してほしい。学年を重ね、男役群舞をリードする冬馬くんが目に浮かぶ。
  • 小学生の時に全国ツアーを観劇したのをきっかけに宝塚入りを志してバレエと声楽を始める。中卒時の受験で1回落ちて、高1修了の受験2回目で音校受かってそう。初舞台は宙組
  • 歌・ダンスともに優れた若手男役として注目を集め、研6で新人公演(以下「新公」)初主演。そこから立て続けに3作主演して一気に路線に乗る。なお若手の頃は色気がないと言われていた。腰とか。
  • 海賊ものというか冒険もので主演する。イメージは【伝説の船長】天ヶ瀬冬馬*2
  • 組替えすることはなく、ずっと花組花組じゃないとしたら宙組だけど、どちらにせよ組替えはしない。
  • トップになるのも花組で、研12。相手役とは恋仲というより同志として背中を預けられるような関係を築き、学年差を感じさせない舞台を作る。退団作は洋物と熱いショーの二本立てで、何度も再演される。退団後は梅田芸術劇場*3に所属してそう。
  • 「冬馬」は過去の花組男役に居たし、天ケ瀬は居ないけど「天瀬」は他組に居た(それぞれ99期生の亜蓮冬馬さん、天瀬はつひさんのこと)。

 

御手洗翔太 → 月組

  • 下級生の実力者が台頭しやすい月組の気風が似合う。
  • フレッシュな愛らしさと身体能力の高さで一気にスターに躍り出るタイプ。自身の魅力を的確に理解しアピールできる賢さがあるのも強い。周りを気にせず自分らしくやっている間に上級生をごぼう抜きしてそう。
  • もともとバレエとダンスを習っていて、母と姉の影響で何となく受験して中卒一発合格。居眠りしている姿がよく同期に目撃されていた。初舞台は雪組で、ロケットのピックアップ*4でバク宙した。
  • 芝居よりショーのほうが好き。ダンサーとして起用されるうちに着々とファンを増やし、研5で新公初主演して計3回主演する。本人は主演にさほどこだわりがないけど、やるからには一番がいい派。配役をオーディションで決めることになった場合はだいたい意中の役を手にしている。
  • 2幕構成のショーで宝塚バウホール*5公演の主演してほしい。1幕が芝居仕立てのショーで、2幕が翔太くん中心に様々なジャンルのダンスを踊りまくるショー。
  • 組替えはせずにずっと月組。そうじゃなければ花組雪組かな?星組宙組だと身長がもうちょっと欲しい。
  • トップになるのも月組で、研11。相手役は体格や得意分野が近いダンサーで、マイペースな翔太くんに健気に笑顔でついていく相手役という構図になる。翔太くんが割とクールなので不仲説が流れるけど言われているほど仲は悪くないし、ダンサーコンビの舞台は見応えたっぷり。退団作はガンガン踊る系。退団後は不定期でダンスリサイタルすると思う。
  • 「〇〇〇た」という芸名はなかなか居ないですね。

 

伊集院北斗 → 星組

  • 伝説の星の王子様。
  • 315プロでバビロン配役の時にも書いたように、1990~2000年の星組を感じるアイドルなので。スーツの似合うスマートな色気の持ち主で、正直花組と迷った。でも長い手足で貴公子みたいなフリフリ衣装着こなす北斗くん見たいじゃないですか?
  • 美しいものを見るのが好きだったという理由で誰に勧められるでもなく自主的に観劇していたら隣の席のご婦人に「あなたも受験生なんでしょ?受けてみればどうかしら?」って声かけられたのがきっかけで受験する。ピアニスト志望だったのでピアノの経験は豊富だったけど、バレエ歴は短い。高2修了1回目の受験で合格、初舞台は月組
  • 「貴族の星組」を思い出させる正統派の若手として出世し、研4で新公初主演。最終的に4回主演するし、新公を卒業する頃には組内外問わず娘役の憧れの的になっている。色男的な意味で。バウも東上*6も早めに手にした。
  • 全国ツアーか何かで「ベルサイユのばら」のフェルゼン役演じてそう。個人的に見てみたいのは光源氏や匂宮。実際に星組でトップスターが演じた在原業平もまた良し。
  • 組替えはせずずっと星組。普段から男役っぽい髪型とファッションなので、組替えしたらしたで異動先にフィットしそうではある。でも雪組は何か違うと思う。
  • トップになるのも星組で、研13。星組生どうしキラキラコンビもありだけど、他組からお妃をお迎えするのも大いにあり。複数名の相手役を迎えるのもありだけど、プレイボーイが1人の相手役と添い遂げるのも燃えますよね*7。輪っかのドレス*8が似合う娘役と組んでほしいし、3作目くらいで現代劇のライトなラブコメやってほしい。退団作は、コスチューム物とどこか毒々しさもある耽美的なレビューの二本立て。退団後はファッションモデルなど被写体になる仕事を選ぶ。似合う。
  • こういう芸名の生徒居そう。

 

<Jupiterタカラジェンヌだった場合の関係>
 接点はほとんどない。北斗くんが4年間くらいトップ務めてくれたらトップ期間がかぶるので、他組とはいえ戦友であり仲間みたいな関係であってほしい。そしてこの3名は属性カラーと組カラーが同じ(冬馬くんはフィジカル、翔太くんはメンタル、北斗くんはインテリ)。

 

 

DRAMATIC STARS

天道輝 → 星組

  • 所属ユニットがDRAMATIC STARS、未来に向けた決意として「一番星」という言葉をよく口にしていて、ソロ曲のタイトルが『THE FIRST STAR』。配属への外堀が埋められているのでは、と書きながら思うくらい星組である。
     そして星組は団体主義というか組子みんなで1つみたいな意識が特に強い印象があって、輝さんがユニットの団結を重んじて誰も置いて行こうとしないところにすごく星組を感じる。
  • 小学生の時に友達から借りた舞台のビデオがきっかけで宝塚歌劇を知り、近所のバレエ教室に通い始める。受験をなかなか許してもらえなかったが、学業成績で上位をとり大学受験と両立するという条件をクリア。高卒1回目の受験で合格する。音校時代は委員じゃないけど明るいまとめ役だった。初舞台は月組
  • 童顔に合った若々しい役ばかり振られ、壁にぶつかる。研5の新公で二番手の役を演じ包容力のある大人も出来るところを見せ、研6で新公初主演を掴み取る。最終的に2回主演する。
  • ヒーローもので主演してほしい。できれば大劇場で。
  • 新公卒業後は微妙な役付きが続いたところ、初バウW主演公演の千秋楽をもって花組に組替え。そこから二番手まで昇進し、年下の上級生トップをフォローするうちに星組への組替えが発表されて、研14でいわゆる落下傘*9でトップに就任する。本人は花組への組替えが決まった時点でトップになるなら花組だと腹を括っていたが、一定年数見続けている星組ファンにとっては「てんてるが星に帰ってくる!」と喜ぶ里帰り就任だった。
     相手役は星組生え抜きのパワフルな娘役で、特にダンスの相性はバッチリ。退団作はエネルギッシュな二本立てでショーのタイトルには「Star」が付くし、退団公演の千秋楽の挨拶で「一番星にしてくれてありがとう!」と叫ぶのが目に浮かぶ。退団後は新しい夢のために大学に入ったり事業を立ち上げたり、チャリティー活動をしたりする。

 

桜庭薫 → 雪組

  • 雪組以外は想像できなかった。
  • 秘めた情熱はあれど基本的に湿度の高い芸風の人なので、雪組がしっくり来た。クールでツンとした性格が氷や雪を連想させたのかもしれないけど、それを抜きにしても一番合うのじゃないかと。
  • 医学部進学を目指して勉強する一方、幼少期に姉に褒められた歌の実力を知りたいと思い声楽を習う。色白で背が高いことから講師に宝塚を勧められ、チャンスが今しかない音校受験を決意。学業に妥協することなくレッスンに励み、高2修了1回目は不合格、高卒2回目の受験で合格した。初舞台は星組
  • 長身と歌唱力の両方が揃った雪組の御曹司として育成される。ただし雪組歌唱*10は受け継がない。研5で新公初主演、最終的に4回主演するし、最後の新公では長としても挨拶する。
  • 番手がついてからはトップコンビを歌で支えつつ、情感の込め方やダンスを見習う形に。二番手としての最終公演(先代トップコンビの退団公演)ではトップコンビのデュエットダンスの時に舞台上でソロを歌う。
  • 組替えはせずにずっと雪組
  • トップになるのも雪組で、研12。相手役は気が強い体育会系でコンビ結成当初からバチバチやりあうが舞台にかける熱さや向上心は似通っており、理解を深めるうち互いに認め合う関係へと変化。ぶっちゃけ二人ともちょろい。薫さんが時々相手役にデレを見せるのを見て、もっと儚げな娘役と組んでほしかったファンも納得した。退団作は実在の人物の生涯をもとにした近代物とクールで情熱的なレビューの二本立てで、相手役も同時退団。その後は経歴と名声を活かして芸能界でお金を稼ぎ、医療の研究に投資する。
  • 桜庭姓の娘役が雪組にいたが、星組に異動し今年5月で退団予定(桜庭舞さん)。

 

柏木翼 → 宙組

  • 身も心も大きな人は宙組で伸ばしたい。
  • よくSR+で持ち前のおっとりした雰囲気からは想像できない表情や台詞をきっちり自分のものにしている印象があるので、芝居の月組も合う気はする。でもやっぱり宙組かな。背が高いしよく食べるし*11、何より「宙」という組の名前が似合う。
  • 両親の影響で宝塚ファンになり、家族全員協力的だったため早くから受験スクールに通う。合格するまでは時間がかかり、高卒4回目の受験で合格。音校時代に一番成績の良かった科目は演劇だったが、本人はあまり自覚がなかった。初舞台は雪組
  • 長身の多い宙組では埋もれてしまいすぐには路線に乗れなかったが、新人公演で難役を立て続けに演じて注目され、それ以降の役付きがめきめき上がる。研5で新公初主演して計2回主演する。
  • ふんわりしたビジュアルと迫力ある演技のギャップで人気を集めるようになり、歌やダンスに演技を乗せる感覚を身に付けショースターとしても花開く。二番手あたりの頃に芝居で悪役だったり宇宙人だったりの濃い役が集中的にまわってくる時期があり、お稽古が大変だった。
     個人的には何かの機会に源氏物語の柏木を演じてほしい。名前つながりもあるけど、秘密を知られて追い詰められる演技がすごいことになりそう。
  • 地方や海外公演で美味しいものを食べるのを毎回楽しみにしている。オフの趣味は海外旅行。生徒数名で行く時には引率や案内の役割で頼りにされることが多く、一緒に行った生徒が語る「頼れる」「素敵」といったエピソードがじゃんじゃん生み出されることになる。
  • 組替えはせずにずっと宙組。前述の月組だけでなく花組もありかもしれない。
  • トップになるのも宙組で、研13。相手役は抜擢を受けていた10期下で、容姿は清楚で可愛い系だがこちらも演技派の高卒入学コンビを組む。相手役はどちらかと言えば小柄で、相手役をすっぽり包み込める程の身長差にときめきを覚えるファンも数多くいた。正統派の現代物ラブストーリーと空をテーマにした雄大なショーの二本立てで退団。退団後は大手の芸能事務所に所属し、映像の世界に進出する。
  • 「柏木」も「翼」も実際にある芸名。

 

<DRAMATIC STARSタカラジェンヌだった場合の関係>
 全員高卒で音校に合格するため音校在籍期間も所属組も重ならないが、輝さんと薫さんの就任年は同じで、薫さんの初舞台公演に輝さんが、翼さんの初舞台公演に薫さんが出ていることになる。話はそれるが3名ともタカラジェンヌの芸名みたいな名前ですごい。

 

 こんな感じになりました。いわゆる信号機の2ユニットでもあるため属性がバラバラであり、互いになかなか接点のなさそうなタカラジェンヌ人生を歩みそうなところが「らしい」と思いました。ユニットを組んでアイドルをやっている時空で良かった。

 次回はAltessimoWそして神速一魂の3ユニットを予定しています。楽しんでいただけた方は是非ともよろしくお願いします。

 

 読んでいただきありがとうございました!

 

記事作成にあたっては、「宝塚語辞典」(著:春原弥生、刊:誠文堂新光社 )*12、「波瀾爆笑!?わが人生 I」「II」「III」(刊:宝塚クリエイティブアーツ)および「宝塚アーカイブ | 舞台・演劇用語 | シアターリーグ」(http://www.moon-light.ne.jp/termi-nology/takarazuka/)*13を参考としました。

*1:「宝塚GRAPH」にて連載中の、スターたちの出生から音校入学までの人生を1人あたり3~4ページの漫画で紹介する同名コーナーの書籍版。作画担当はリアルアイドル業界でもお馴染みのますっくさん。過去の刊行分で一番衝撃的だったのはHiHi もお世話になった紫吹淳さんの回(「I」に収録)で、2ページ目から最後の一言まで衝撃の連続でした。

*2:2015年10月19日~26日にモバゲー版SideMで開催された期間限定イベント「パイレーツアドベンチャー」のランキング上位報酬SR+。

*3:昔の梅田コマ劇場。歌劇団出身者のマネジメントも行っており、ここに所属する者も一定数存在する。どちらかといえば映像より舞台畑っぽい人が多いかもしれない。

*4:初舞台生のラインダンス(通称「ロケット」)では、成績上位者や特技を持つ者が選抜されて踊るシーンがあることが多い。

*5:宝塚大劇場に隣接する小劇場。客席は約500席で、若手スターの主演公演が行われることが多い。

*6:関東と関西の両方で上演される作品の主演を務めること。トップスターになる重要な条件の1つ。

*7:「チャラ男」と呼ばれた元宙組トップスター・朝夏まなとさんがトップコンビを組んだ相手役は実咲凜音さんだけだったように……。

*8:エストから下の部分が逆さまのお椀のように広がっているドレスのこと。コスチューム物に頻出。

*9:次期トップが組外から異動してくること。なお、退団公演以前にあらかじめ組替えしてくるケースは含まない。

*10:独特の重厚なビブラートを特徴とする歌唱法。1990年代初頭の雪組路線男役(一路真輝さん、高嶺ふぶきさんなど)によく見られ、優雅で貴公子然とした美しいビジュアルから濃厚な雪組歌唱が繰り出されるギャップに戸惑った人も少なからずいるのでは。最近は全然見られない気がする。

*11:宙組の有名なルールで、所有者名の書いていない食べ物はみんなのものとされる。

*12:宝塚歌劇団に関する用語をファン目線の解説でまとめた辞典形式の書籍。1984年以降のロケット衣装の描き起こしをはじめとする多数のイラストの可愛さも絶品である。

*13:宝塚歌劇団に限らずあらゆる舞台・演劇用語の意味をまとめたウェブ辞典。「宝塚語辞典」と併せるとかなりの範囲を網羅できる。

アイドルマスターSideM LIVE ON ST@GE!の思い出を語りたい

 2021年8月31日をもってサービス終了予定のアプリゲーム「アイドルマスターSideM LIVE ON ST@GE!」。2015年にモバゲー版からSideMに足を踏み入れた筆者は、「LIVE ON ST@GE!」のほうもマイペースにプレイしていました。
 3月23日の更新終了には間に合いませんでしたが、しがないプロデューサーなりに「LIVE ON ST@GE!」での思い出話などを書いていきたいと思います。

 

リズムゲーム・絆パフォーマンス・MV

 リズムゲーム実装前は『和風堂々!~WAnderful NIPPON!~』(彩)や『オレたちの最強伝説~一世一代、破羅駄威棲!~』(神速一魂)あたりが難しそうだと思っていたのですが、『Never End「Opus」』(Altessimo)や『情熱…FIGHTER』(THE 虎牙道)のほうがコンボ切れやすくて難しかったです。『Eternal Fantasia』(Cafe Parade & Altesimo & Legenders)で初めてHARDフルコンボ取れたのも今月になってから。フリックが混ざるのが苦手でした。
 他のプロデューサーの皆さんがどうかは分かりませんが、筆者はデイリーミッションをに挑戦する際、315ライブで絶好調アイドルをセンターに配置してピックアップ楽曲(スコア20%アップ)を2回プレイしハイスコア更新を目指したあと、弊社最強性能の1凸315FES SSR+秋山隼人くん(High×Joker)をセンターに置いて日替わり課題曲を1回プレイする、というルーティンでやっていました。
 絆パフォーマンスというシステムは楽しかったです。アイドル46人から成るすべてのコンビのキャッチフレーズを書き下ろしたスタッフのかたには感謝しかありません。個人的には華村翔真さん(彩)による呼び名コレクションが潤っていく様が面白かったですね。九十九一希くん(F-LAGS)を「ももちゃん」と呼んでいることを知った衝撃は大きかったです。
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※絆パフォーマンスのキャッチフレーズで一番好きなもの。シンプル。
 MV機能の実装は時差がありましたが、歌って踊るアイドルをじっくり見られるのは幸せでしたし、途中からひとりひとり異なる振付を踊れるように進化したのも嬉しかったです。水嶋咲ちゃん(Cafe Parade)を『勇敢なるキミへ』(FRAME)に配置すると敬礼で軽く首をかしげるところとか、『ふわもこシフォンなゆめのなか♪』(姫野かのんくん)はもふもふえんのメンバーをセンターに置かないと「ずっと見守ってね いっしょにいてね!」のところでサイドのメンバーががっつり映り込んでしまうところとか、『眠らぬ夜にスパシーバ!』(神谷幸広さん、山下次郎さん、古論クリスさん)の2回目の「時が止まる日に」の腕が顔の前を通過する前と後で表情がガラッと変わるところが好きでした。筆者はSideMの手描き・スライドショー・MV使用動画をそれぞれ作成したことがあるんですけど、MV使用動画は制作期間がかからず一番作りやすくて、そういう意味でもとてもありがたい存在でした。

 

イベント・衣装・WORLD TRE@SURE・DRAMA ON STAGE

 一番印象に残ったイベントストーリーは「華麗なる紳士試験」。ユニット単位での活動が大前提と思っているプロデューサーですが本当にこの4人でドラマやって欲しいと思ったくらい。初めてイベント限定衣装を全員揃えた「お天気お兄さんの天気予報!」も思い入れがあります。
 衣装ついでにいうと、「315 ALL STARS WAY!」で属性別衣装だけでなくSSRパフォーマンスを無課金でコンプできたのがありがたかったです。
 3rdライブ初日のライビュ会場で突然WORLD TRE@SURE in FRANCEの告知がきたときは担当アイドルが選抜されていることに気付いた瞬間から戦々恐々、1凸恒常SR+咲ちゃんが一番強い編成のデッキで必死に走ったのも今となってはいい思い出です。ニコ生でワートレの最後は宇宙ってプロデューサーたちがいっぱいコメントしたら2020年のエイプリルフール限定で本当にストーリー付きで実装されたのは驚きましたね。
 DRAMA ON STAGEは性癖のままに投票していたので、ほとんどの場合で最終結果と違っていてなるほどと思っていました。例えばJupiterとF-LAGSの「君ともう一度出会う物語」。筆者の記憶が確かなら花屋の息子に天ケ瀬冬馬くん、悪魔に秋月涼くん、天使に伊集院北斗くん、死神に兜大吾くん、守護精霊に九十九一希くん、人外のモノを視る少年に御手洗翔太くんで投票しました。全然違う。

 

エイプリルフール・誕生日演出・バースデーパーティー

 エイプリルフールといえば、2018年にアイドル全員強制山村賢くんヘッドになった時のインパクトはすごかったです。2019年のホラーゲーム仕様は攻略方法が全然分からなくて、いろんなプロデューサーさんの情報を漁ったのが懐かしいです。今年はないと思うと寂しいです。
 誕生日に3Dモデルの特別動画が見られたのは、最初はびっくりしました。モバゲー版ではできない試みで好きでしたし、両者でどんなプレゼントを送っているんだろうって比べるのが面白かったです。
 バースデーパーティーでSideMiniを利用した誕生日会の画像を作れるのは楽しかったですね。モバゲー版のP名刺機能より自由度が高いのは魅力的でした。得られたアイテムをいい感じに組み合わせて新たなアイテムを作れたときは達成感がありましたし、いつも画面が混雑しがちだったのもいい思い出。お気に入りは、天井に靴下をぶら下げまくった2019年12月、紫陽花フラスタっぽいものを作った2020年6月、なかなかうまく活用できなかった蝋燭をかわいいオバケたちに持たせた2020年10月でした。せっかくなので貼ってみます。

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「#315バースデーパーティー」でTwitter検索かけるといろんなプロデューサーたちの遊びから本気まで見ることができます。

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※最後のバースデーパーティーで集合写真を作りました。なんだか文化祭の合唱みたい。

 

 新アプリをじっくり待ちつつ、モバゲー版を引き続き楽しみつつ、サービス終了まで遊び倒したいと思います。

 読んでいただき、ありがとうございました!

好きなアイドルをこれまで好きになった作品の絵柄で描いてみたい

◆おことわり(2021/4/18)◆    筆者の判断により、宣材写真の手描き模写画像を削除することにしました。
  本文はそのままで、動画の特定の場面を模写したものではない画像についても残してあります。

 

 何かを好きになるとクオリティはともかく絵を描きたくなる性分です。
 当ブログで何度も話題にしているHiHi Jetsについても昨年10月にそんな思いが沸き、宣材写真と公式YouTubeチャンネルの動画を模写したりデッサンに関する書籍を図書館で借りたりしたのですが、下書きの途中で挫折。
 そこで、好きなものと好きなものを掛け合わせたら上手くいくんじゃないか、という発想で挑むことにしました。

 今年1月に更新されたHiHi Jetsの宣材写真を参考に、筆者がこれまで好きになった中から選んだ4作品について古いものから順にその絵柄で手描きしたものを載せていこうと思います。画材は鉛筆、消しゴム、ボールペンそして色鉛筆。宣材写真はISLAND TVのプロフィールか1月24日以降のジャニーズJr. チャンネルの動画(最新回はこちら)の冒頭で見られます。左から作間龍斗くん(作ちゃん)、橋本涼くん(はしもっちゃん)、髙橋優斗さん(ゆうぴー)、井上瑞稀くん(みじゅき)、猪狩蒼弥くん(ガリさん)。基本的に愛称か敬称略。
 趣味遍歴を明らかにするので年齢どころか身元がばれる可能性もある気はしますが、もしもこの記事を読まれて「あれ?」と思ったかたがいらっしゃったら、どうか気付かなかったことにして心の中で笑ってやってください。

 なお、この記事の内容につきまして実在の人物・団体および関係者の皆様とは一切関係はありません。その点をご注意お願いします。

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1. 美少女戦士セーラームーン(アニメ)

 戦う変身ヒロイン作品の金字塔。筆者は第4シリーズ(SuperS)とその劇場版のVHSビデオを繰り返し見て楽しんでいた記憶があります。大学時代に住んでいた地域で何故か平日朝に第1シリーズから再放送が始まったので、それも可能な範囲で見ていました。ちなみにセーラームーンと迷ったのはおジャ魔女どれみでした。
 2014年から制作されたアニメ新シリーズ(Crystal)はあるのですが、今回は幼少期に親しみのある90年代アニメの絵柄で、なおかつ初期セーラー戦士5人を主にイメージしました。参考にしたのは制作会社の作品紹介ページです。

 

 ゆうぴーはムーン、ガリさんはジュピター(髪の描線はウラヌスを参考に)、作ちゃんはマーズ。みじゅきはヴィーナス、はしもっちゃんはマーキュリーなのですが、逆でも良かったかもしれないです。第2シリーズ(R)の作品紹介ページだとムーンは眉も瞼もしっかりめに描いてあって、ゆうぴーはやはりムーンっぽいなあと思いました。総じて頬や口元の描き方が特徴的です。そして筆者には色使いのセンスがないと思いました。

 

 

2. ミニミニペコちゃんシリーズ(不二家)

 お菓子のおまけのペコちゃんの人形をひたすら集めていました。復刻版があると知り不二家オンラインストアで購入したのですが、もったいなくて箱の中の袋から出せません。なおペコちゃんのみならず、不二家提供のペコちゃんスイーツ回で名前が出てきたボーイフレンド・ポコちゃんもラインナップに入っています。ローラー履いてるペコちゃんもいます。

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 筆者のコレクションの一部なのですが、キャラクターデザインが結構異なるんですよね。というわけで、「髪色の変更は可、瞳の色の変更は不可」という条件を課し、実際の人形を参考に描いてみました。まさか全長5cm足らずのペコちゃんポコちゃんをデッサン人形にする日が来るとは思ってもみなかったです。

 
 ペコちゃんとポコちゃんで髪型が全然違うので宣材の前髪で分類して描いたところ、みじゅき以外ポコちゃん型になりました。ただし舌は出していません。ガリさんもペコちゃんっぽいんですけど、いざペコちゃん風前髪で描くとしっくりきませんでした。頭の大きさがバラバラですみません。直接関係ないんですけど、はしもっちゃんの衣装ってどういう構造なのでしょうか。

 

 

3. HIGH SCORE(漫画)

 少女漫画誌「りぼん」連載のご長寿4コマ漫画。本誌を読まなくなってからもコミックスは数年前まで買い続けていました。最新刊のキャラクター紹介に人面瘡がいて少し驚きましたが、ちゃぶ台型の守護霊が既にいることを考えたらさほどおかしくはなかったですね。在りし日にスペシャルファンブック「HIGE SCORE」を部活動に持ち込んだところ、特別収録の読み切り「オヤジ女子高生☆」がよほどツボにはまったらしく楽しそうに感想を伝えてくれた部活仲間がいたのも思い出されます。元気かな。
 今回は手元にあった13巻(2014年刊)を参考に線を引いて、連載15周年記念カラーイラストの付いている9巻(2010年刊)を参考に色を塗りました。

 
 ゆうぴーはミッキーとかおり、みじゅきは泉水、ガリさんは松本兄妹、はしもっちゃんは嵐士、作ちゃんはレイジと沙夜を参考にしています。みじゅきがHIGH SCOREの世界に居たら泉水系のビジュアルだと思っているので、ある意味いずみずき?作ちゃんの沙夜は譲れませんでしたが、目の黒さが強すぎた気がします。白黒印刷の本編だとハイライトがはっきり描かれていない登場人物が多く、カラーだと瞳の上にハイライトが入るのですが、色塗りで消えてしまった部分がちらほら。

 

 

4. アイドルマスターSideM(ゲーム)

 当ブログで何度も話題にしているソーシャルゲーム。大学時代は卒業論文も試験勉強もアイドルたちの楽曲に励まされてきましたし、最近だとイベント「異世界桃太郎の甘味伝説」の劇中劇の入れ方にぐっときました。そしてありがとうLIVE ON ST@GE!。絵を描いていた頃はバレンタインキャンペーンで正直それどころじゃなかったのですが、どうにか担当2人分STEP4まで到達しました。筆者自身の画風に一番近いのはこの作品です。
 今回は2020年7月までのカードイラストが網羅されている5thアニバーサリーブックを参考に描きました。

 
 参考にしたアイドルを列挙していくと、ゆうぴーは大河タケル、木村龍、天道輝、秋山隼人と圧倒的フィジカル率。ゆうぴーフィジカルっぽいですからね。Visual特化フィジカルって感じです。みじゅきはベースが卯月巻緒でピエールと秋月涼です。みじゅきはバランス型でややVocal寄りメンタルっぽい。ガリさんは華村翔真8割御手洗翔太2割で髪は舞田類、利発さと幼さのある眼差しをどう表現しようか悩んだ結果「ラップが得意な冬美旬」のニュアンスで描きました。ガリさんはDance型のインテリ。はしもっちゃんを実写版若里春名と思っている節があるので、渡辺みのりの輪郭に春名のパーツを配置して髪は天ヶ瀬冬馬感を意識しました。はしもっちゃんはVisual型メンタル。作ちゃんは鷹城恭二の輪郭に山下次郎の鼻筋、神楽麗と牙崎漣の中間になるように目を描いています。髪はほぼそのまま東雲荘一郎です。作ちゃんはDanceとVisualの2極型ステータスのインテリっぽいですよね。髪のハイライトが色塗りで全員消えてしまったのが残念。

 

 

 顔に気を取られてアクセサリーが消えたり衣装の構造が分からなくなったりしながらどうにか描き終わりました。個人的には2. が彩色でぐっと良くなった印象ですし、1. は下書きが一番良かった気がします。久しぶりに鉛筆を握って絵を描くのはとても楽しかったです。
 おまけとして、1.~4.をふまえて筆者の画風で彩色までしてみたものと、色使いのセンスがなければ鉛筆だけでいいじゃないと思いアレンジジェンガ回を見ながら描いてみたものを載せておきます。

 

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 ご覧いただき、ありがとうございました!

「ビバ!タカラジェンヌ」今年初のOGゲスト回を聞いたので今のうちに感想を書きたい

 近畿地方に住んでいた頃、BSやCSの受信環境はなかったがテレビやラジオで宝塚歌劇団の番組を見聞きすることができた。その1つがラジオ関西の「ビバ!タカラジェンヌ」。現役の宝塚歌劇団生徒やOGをゲストに招いてのトークやリクエスト特集は、宝塚歌劇団のことをよく知らなかったファンにとって非常にありがたい存在だった。
 というわけで、2021年1月18日放送の「ビバ!タカラジェンヌ」、第67期生の燁明(よう・あきら)さんをゲストに迎えた回の感想を思いつくままに書いてみたい。
(こうして兵庫県のラジオ番組の感想を書けるのは、昨年の「ラジオっていいね」キャンペーンをきっかけにradikoのプレミアム会員登録を行って以来、地元に限らず全国のラジオ番組を楽しめるようになったおかげである。ありがとう、HiHi Jetsをアンバサダーに起用したradiko。そしてありがとう、HiHi Jets。)

 

 

タカラジェンヌはバイタリティーが旺盛

 ご存じのかたも多いと思うが、ゲストの燁明さんはSexy Zoneに所属するマリウス葉くんのお母様である。昨年ジャニーズの世界に足を踏み入れた筆者としても、宝塚とジャニーズとをつなぐ特異な存在であるマリウスくんを育てたお母様は一体何者なのだろうという気持ちがあった。だから、この番組に出演したと知って驚いたのも事実である。
 実際に聞いてみてどう思ったかというと、正直これほどまでに関西弁全開のお喋りをされるとは考えていなかったのだが、冗談も交えながら陽気にお話しされる燁さんの姿は見えなくても声だけでエネルギーが伝わってきて、とても面白い30分間だった。
 結婚以来22年間ドイツで生活し芸能活動どころか顔出しもされていなかったところから、トークショー(2020年開催予定も実現せず)、ブログの開設、宝塚音楽学校受験スクールのダンス講師そしてストレッチ教室の開講と様々な活動をされているのもすごいと思う。現役時代は芸名のように思われたいという気持ちがあったとのことだが、華やかな世界で煌めきを放っていた人は退団後も内面まで輝いている……。第67期生にちなんで6月7日のトークショー、実現を楽しみにしている。
 なお、「ビバ!タカラジェンヌ」の次に放送されている「風さやか 愛と夢♡永遠のタカラジェンヌ」も、パーソナリティの風さやかさん(第48期生)のなんかすごいエネルギーをビシバシ感じられる番組である。

 

宝塚に入れないならジャニーズか歌舞伎?

 お子様3人を宝塚歌劇に連れて行ったときに一番興味を示していたマリウスくんが「宝塚に入りたい」と言ったときに考えたのが、宝塚歌劇団の小道具・大道具・衣装係・振付・演出などの裏方、歌舞伎そしてジャニーズとのこと。それでジャニーズ事務所に履歴書を送って合格するのもすごい話である。思い返せば、何年か前の24時間テレビ女形に挑戦したマリウスくんは実に端正だった。歌舞伎役者のマリウスくん、想像できるようなできないような不思議な感じである。宝塚とジャニーズと歌舞伎って、近いような遠いような不思議な関係な気がする。
 そして日本を明るくしたい、幸せにしたいという思いで来日した決心の尊さたるや。タカラジェンヌになれたとしてもきっと多才で愛されるスターになったであろうマリウスくん。きっと宝塚ファンはみんなマリウスくんのことを陰ながら見守っているに違いない。

 

新人公演今昔、結婚退団とスター育成についての思考

 30分間の番組で名前が挙がった公演が、「はいからさんが通る」(2020年・花組)、「レビュー交響楽」(1986年・星組)そして「戦争と平和」(1988年・星組)。
 燁さんが在籍していた頃は1つの公演につき新人公演が2回あり、実際に新人公演で主演したのが「レビュー交響楽」。研8での退団作が「戦争と平和」。退団の理由はのちに夫になる男性の存在だったとのことだが、新人公演の主演者が結婚退団するというのは現代でも起こりうるのだろうかと思う。
 筆者が宝塚歌劇を見始めた100周年の少し前には、新人公演の主演を4~5回務めるかたが何人もいたらしい。だが、筆者が見始めてから4~5回主演したかたというと永久輝せあさん(第97期生)と暁千星さん(第98期生)が思い当たるのみである。個人的には、主演が偏り過ぎないことには賛成だ。特定の人間に何度も機会を与えて真ん中の極意を学ばせるのは育成の手法の1つではあるが、その人に何か不測の事態があったらと考えるとリスキーでもある。何せ生徒は理想通りに動く架空の存在ではなく、生きている人間なのだ。
 それ絡みでもう1つ思うのは、育成には不確定要素があるということ。どんなに短い人でも2年間はみっちり芸事を学んできたタカラジェンヌとはいえ、舞台ですぐ花開く人もいれば、時間がかかる人もいることだろう。そして、予想や期待とは違う方向に開花する人もきっといるはずだ。青写真通りにならなかった場合に進むことのできる余地は、一体どれだけあるのだろうか。
 実はいまHiHi Jetsの時と同じようにアイドルマスターSideMに登場するアイドルでも宝塚で組配属を考えたいと思ってこまめに書き起こしているのだが、SideMのアイドルは必ず前職持ちということでアイドル活動のスタートが20歳越えの人もおり、入団前の芸事経験が重要なタカラジェンヌへの置き換えが難しいのである。これが近年のジャニーズのアイドルだと10代のうちに事務所に入る人が大半で、事務所入りの前に何かしら習っていたという話を聞くことも多い点が、タカラジェンヌと性質が近いように思う。SideM組配属は少なくとも今年中には記事をアップしたいと思っているが、果たして間に合うか……。

 

 思いつくままに書いたので、年始の記事なみに散漫になってしまった。

 燁明さんの貴重なトークも、パーソナリティーの小山乃里子さんとの軽妙なやり取りもかなり仲が良さそうで楽しかった。radikoプレミアム会員のかたは居住地に関係なくタイムフリー聴取機能で来週月曜日の放送まで視聴可能なので、興味を持たれたら一度聞いてみてはいかがだろうか。

 次に見る公演は、どうにか宝塚大劇場で見届けたい……!

ファンレターにまつわる2020年の回想録を書いてみたい

 新年早々、空想も感想も祝福もない記事を初めて書くことにする。

 

 3年前、初めてファンレターを書きたいという気持ちを抱いた。
 その相手は、今のところ最後に宝塚大劇場で観劇した公演に出演していたタカラジェンヌのひとり。
「あのシーンの肩肘の張ったドレスの裾の持ち方が、△△という役のプライドの高さを表現しているようでとても格好良かったです」
ただこれだけを伝えたいと思った。
 だから躊躇した。そんな動機で書いていいものなのかと。
 そして油断していた。高い技量と存在感で舞台を力強く支えるその人は、きっと次にその組を観に行く時もいてくれるに違いないと。便箋も封筒も切手も持っていないし、またの機会で大丈夫だろうと。
 その人が、筆者が行けなかった次の公演で退団してしまうとも知らずに。
(なおその人自身は現在宝塚歌劇と少し違うフィールドで活躍されているのだが、もしもあの時のあの気持ちを今から手紙にしたためようとしても、きっと今の自分には再現できないだろうし、再現すること自体が今のその人に失礼だとも思えてくる。) 

 

 前置きが長くなった。

 

 2020年は、何かを応援するという行為に対するハードルが軽くなった年だったと個人的には感じている。
 Uターン就職と同時に広がった大劇場への距離も、東京のどこかで繰り広げられていることすら知らなかったコンサートへの参加資格も、予想だにしなかった形で近づいた。エンターテインメントに関わるあらゆる方々のおかげで、遠くに出かけることなく応援したい人たちのパフォーマンスを見られた。そうして得られた前向きな気持ちが、行われなかった別のエンターテインメントを引き続き応援することへのモチベーションになった。だから感謝と称賛の気持ちを、どうにかして伝えねばならないと思った。
 そんなわけで、人生で初めてファンレターを書いたことが筆者にとって2020年最大の出来事だった。しかも2人分。

 とはいえ勇気が必要だったのは間違いなく、1通目については、コンサートのMCで名前が挙がった場所で昔購入していたレターセットと劇中のパフォーマンスに関係のあるデザインの切手を持っていたという偶然がなければ書き始められなかったと思う。2通目を書く頃には、偶然はもう必要なくなっていた。
(幻のファンレターに対する後悔はふとした瞬間に筆者の頭をよぎり、旅行先でいろんなモチーフのレターセットを探してみたり、封緘に使えそうなシールを手に取ってみたりという行動に結びついていた。切手については仕事に関する申請のために購入する必要があり、何となく選んだ切手シートのテーマが合致するという奇跡が起こった。)

 

 こうした行為の裏には、「送った相手がいつかいなくなってしまうのでは」という不安を解消したいという気持ちも少なからずあった気はする。このご時世に見知らぬ人間からの贈り物という形をとって良いのだろうか、という気持ちは正直今もある。
 ただ何というか、窓口と衝動と実行力がある限りは続けても良いんじゃないかと思える。感情は刻一刻と変わって然るべきだし、その時の自分の気持ちを好きな見た目にプロデュースして誰かに届けられるって面白いなあとも思う。誰かを応援する人間として恥じない礼儀と人間性は必要だけど。
 黎明に有望な未来への軌道を描いて見せた格好いい人たちや、現地で観劇できなかったと正直に伝えたのに年賀状を届けてくれた素敵な人に思いを馳せるうち、取り留めもなくそんなことを元日の夜に考えたのだった。

 

 去年初めて届いたファンレターの送り主がこんな空想癖のある人間だと何かの間違いでバレていないか、それだけが心配である。

 

 

(もう日付変わりかけですが、2021年1月2日(土) 午前10:30~午後0:00にNHK BSプレミアムにて「新春・宝塚スペシャル WELCOME TO TAKARAZUKA」が放送されます。
 筆者が泣く泣く千秋楽ライブ配信での観劇に絞った宝塚歌劇団月組公演のショーが高画質で見られるチャンス。「お着物のショー?」と戸惑うことなかれ、まとまりの良い端正なショーです。しかも初舞台公演なので第106期生による口上がついている貴重な公演。受信できる環境のかたは是非ともご覧ください……!)

「年下彼氏」を315プロダクションでも見たい

 ジャニーズの世界に興味を持ち始めた頃に放送されていたのが、「年下彼氏」でした。
 メインキャストがアイドルで、オムニバス形式だけど世界観が共有されている連続ドラマというのが興味深く、SideMでもこんな感じの事務所総出演作品をやって欲しいと思いながら毎週見ていました。その願望はほぼ同時期に315シネマコレクション*1という形で部分的に実現したので、それはそれで驚きましたが。

 今年の空想は今年のうちにというわけで、何度目かの315プロ空想配役です。

 

※「年下彼氏」は、2020年4月クールに朝日放送ほかで放送されたテレビドラマです。年下の男性と年上の女性の淡い恋物語を、30分枠のA・Bパートそれぞれを活用したオムニバス形式で放送していました。メインキャストは関西ジャニーズJr.。番組公式ホームページはこちら
 そしてSideMもとい「アイドルマスターSideM」は、THE IDOLM@STERの世界をモチーフにしたソーシャルゲームです。315プロダクションという事務所に所属するプロデューサーとなり、前職持ちの個性豊かな男性アイドルたちとトップアイドルを目指すゲームで、リズムゲームをプレイできるアプリ「LIVE ON ST@GE!」も展開中。公式ホームページはそれぞれこちらこちら

 

 今回は全20エピソードで関西ジャニーズJr. が演じていた登場人物23人を、24歳以下の315プロのアイドルから1人1役で配役しました。その結果、配役に登場しないアイドルが複数名いますのでご注意ください。後半ほど文章量が多いです。ちなみに筆者は「恋の病と野郎組」見たさに登録したHuluで「年下彼氏」をもう一度見てから配役を考えました(「野郎組」のHulu独占見逃し配信は2020年12月時点で既に終了しています)。
 解釈違いがあればごめんなさい。それではいきます。

 

 

#1「年上のカノジョ」
 子供っぽい言動から年上の彼女とケンカしてしまう拓海(19)蒼井悠介くん(W)に。「野郎組」の空想配役記事にも書きましたが、これは心に決めていました。演じている大西流星くん(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)と声や背丈が似ているし、直球の恋愛物をする悠介くんが見たいです。

#2「ちゃん付けで呼びたくて」
 ラジオドラマの練習として憧れの部長と敬語抜きに話すことになった放送部員・洋平(17)は、伊瀬谷四季くん(High×Joker)に。演じている小島健さん(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)と雰囲気は大きく異なりますが、モノローグやひとり芝居のような場面が多くて、喋りのハキハキした四季くんに合いそうかなと。あと、タメ口慣れしてなくて読み合わせでヘロヘロになる場面がきっと可愛い。

#3「チェーン」
 通学路での先輩との出会いをきっかけに単調な毎日に変化が起きる高校1年生・篤史(16)は、悩みに悩んで天ヶ瀬冬馬くん(Jupiter)に。SideMにおいては頼れる先輩ポジションなことが多い冬馬くんが少女漫画の短編のようなテイストの作品で後輩を演じたらどんな風になるんだろうと思ったのと、自転車が似合うので。演じている道枝駿佑くん(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)みたいなアイドルが315プロには思い当たらなくて、めちゃくちゃ難しかったです。

#4「論理的な彼女」
 才色兼備な先輩に年下男性と付き合うメリットを伝えようとする情熱的な大学生・皆川真吾(21)は、舞田類さん(S.E.M)に。福本大晴さん(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)が瞳をらんらんとさせながら演じているのを見ているうちに、類さんを連想しました。あと、ドラえもんひみつ道具みたいなグッズが出てくる展開だったり、文系大学生という設定だったりが類さんと相性良さそうな気がして。

#5「机上の恋論」
 恋愛小説を書くために担当編集と疑似デートをする若き小説家・雲雀友也(19)は、北村想楽くん(Legenders)に。前職でいうと九十九一希くん(F-LAGS)のほうが設定に近いんですが、サスペンダーと眼鏡を想楽くんに身に着けてほしい気持ちが勝りました。未知の感情への動揺と大胆な行動を、想楽くんらしい芯の通った表現で見せてくれそうな気がします。あと、雲雀先生のヒット作「魔術師対完全犯罪」すごく読みたいんですがどこで読めますか?
 

#6「優等生の苦悩」
 臨時担任への一目惚れがきっかけで迷走する学級委員長・白鳥(16)は、蒼井享介くん(W)に。小柄で真面目で綺麗好きな眼鏡っ子といえば享介くんです。ST@RTING LINEシリーズ06のドラマパートの享介くんと山下次郎さん(S.E.M)のやり取り*2を改めて聞いて確信しました。「あるのであーる!」も脳内再生できました。後から知ったのですが、演じている西村拓哉くん(Lilかんさい/関西ジャニーズJr.)の特技がサッカーなんですね。享介くんは元サッカー選手です。
 

#7「男らしいところあるじゃん」
 しっかり者の生徒会長と急接近するうっかり者の生徒会役員・山村旭(16)は、秋月涼くん(F-LAGS)に。2人きりになってから生徒会長に見せるギャップが、穏やかで優しく女子に間違われる容姿の涼くんだと一層際立つような気がしました。ちなみに筆者は旭くんが計画的に生徒会長の気を引こうとしていると思っているのですが、そうともとれる長尾謙杜くん(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)の細やかな演技を、涼くんでも是非見てみたいですね。
 

#8「笑いの女神」
 上京してできた初めてのファンに思いをぶつける駆け出しの漫才師・太一(22)は、円城寺道流さん(THE虎牙道)に。このドラマは意外と関西弁のキャラクターが珍しいので、関西弁を話してツッコミ担当する道流さんという意外性を持ってきてみたい。好きな人を悲しませた男を殴ってしまったり逆ギレしたりと太一さんのキャラクターにはおいおいと思うところもありますが、演じている草間リチャード敬太さん(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)とは違った味付けになりそうで、それもまた一興かと。

#9「最初で最後の告白」#10「最後で最初の告白」
 ずっと好きだったパティシエが店を辞める日にラブレターを渡そうとするバイト店員の大地(19)は、卯月巻緒くん(Cafe Parade)。そして元彼としてある思いを秘めてパティシエに会いに来た大学生の康祐(22)は、伊集院北斗くん(Jupiter)に。
 このエピソードは2話完結で大地と康祐のそれぞれの目線から展開していくので、雰囲気が全く異なる2人を配役しようと考えました。ラブレターを渡そうとドタバタするお芝居、そしてケーキとの組み合わせの良さで巻緒くんはすんなり決まりました。一方、康祐さんの配役は大人っぽさで神谷幸広さん(Café Parade)、ギャップ狙いで柏木翼さん(DRAMATIC STARS)も考えたのですが、巻緒くんと近い雰囲気があるのと広告代理店が似合わなさそうだったので最終的に北斗くんに。
 

#11「着せ替え彼氏」
 初デートにドクロのシャツを着たことが発端で彼女に着せ替えを提案される大学生・幸一(20)は、猫柳キリオくん(彩)に。共感してもらえる自信はないのですが、演じている大橋和也さん(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)を見ていると筆者は何故かキリオくんを思い出すんですね。ほわーんと捉えどころのない人に見せかけて自分のスタイルを譲らない芸達者なところでしょうか。ドクロの似合わなさとウキウキしたお芝居がキリオくんっぽい気がしたので配役しました。
 

#12クロネコの宅配便」
 いなくなった飼い猫だと名乗り、ケンカ別れした彼氏の代わりに恋人に立候補する少年・ユズ(推定11)は、橘志狼くん(もふもふえん)に。年齢がぴったりなこともありますが、動物が人間になったという設定と活発で少しやんちゃな振る舞いが馴染みそうなのが決め手です。演じている伊藤篤志くん(関西ジャニーズJr. )の可愛らしさは志狼くんと系統違いな気はしますし、志狼くんもこういう役を演じている印象があまりないので面白そうかなと。
 

#13「シュートを決めたなら」
 幼馴染の彼氏の座を賭けてバスケ部のレギュラー部員に3ポイントシュート対決を挑む補欠部員・工藤歩(16)大河タケルくん(THE虎牙道)に。バスケ部員としては身長が低いですが、低めの声質と台詞回しが高橋恭平さん(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)のそれと近い気がします。胸キュン作品で主演するタケルくんが夢だったんですよね。「本気。俺のほうが唯(ヒロイン)のことずっと知ってるし」って台詞、聞きたくないですか?
 

#14「できる彼女、できない彼氏」
 テレビ制作部の先輩プロデューサーとこっそり交際している半人前のAD・観月律(25)握野英雄さん(FRAME)に。英雄さんの笑顔ってすごくパワーがあると思っているので、後輩設定だとさらに破壊力が増しそうでそこに期待して配役しました。アドリブだったというラストシーン*3のやり取りも然り。カメラ持ってニコッてしているシーンも、あすなろ抱きするシーンも英雄さんで見たいです。
 

#15「オトナのオトコ大作戦」
 インターネットで知り合った社会人の女性に高2だとバレないよう同級生の力を借りてデートを乗り越えようとするジュン(17)は、木村龍(FRAME)くん。ジュンに協力する同級生のうち、鶴田(17)御手洗翔太くん(Jupiter)亀山(17)榊夏来くん(High×Joker)に。
 ジュンくんを演じている佐野晶哉くん(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)の大人っぽさと若さの絶妙なバランスを再現するのは難しく、高校生でも社会人でも通用するようなビジュアルかつ台詞を脳内再生できるアイドルを探した結果、龍くんになりました。そして3人は属性と所属ユニットをばらけさせたいと思い、台詞のイメージを膨らませて大西風雅くん(Lilかんさい/関西ジャニーズJr.)と岡﨑彪太郎くん(Lilかんさい/関西ジャニーズJr.)の役を決めていきました。
 

#16「にどめのはつこい」
 記憶が少女に戻ってしまった同級生の祖母に初恋の人のふりをして会う高校生の三﨑翼冬美旬くん(High×Joker)、祖母に会うよう彼に頼む孫で同級生の鈴谷光兜大吾くん(F-LAGS)に。
 恋をしたことのない少年が誰かを思う気持ちを知っていく、という設定と旬くんとの親和性が高い気がしました。そして光を演じている當間琉巧くん(Lilかんさい/関西ジャニーズJr.)のようにハキハキしたお芝居で物語を支えるおばあちゃん思いの大吾くんが見たい。翼くん役の嶋﨑斗亜くん(Lilかんさい/関西ジャニーズJr.)の透明感と繊細な演技力が輝くこのエピソード、個人的には一番心に残りました。斗亜くんが実写版の旬くんなんじゃないかと思えてくるほど(?)。
 

#17「アナログな夜に」
 帰省した社会人の彼女を自宅に呼んで誕生日を祝おうと張り切るもギクシャクしてしまう大学生・ミツル(21)若里春名くん(High×Joker)に。年齢以上に無邪気で陽気な部分と、いい雰囲気になった時の差異を自然に出してくれそうかなと。それと、演じている藤原丈一郎さん(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)がパーティーグッズの眼鏡をつけて「次のヒント、なーんて書いてある?」ってやってたところが春名くんで想像できました。
 

#18「あの頃から好きでした」
 10年前に会ったきりの初恋の人と運命的な再会を果たす居酒屋バイト店員の大学生・夏樹(20)は、鷹城恭二くん(Beit)に。等身大な役を演じる恭二くんってあまり見られない気がして、不器用な実直さやちょっと冴えない感じのある役を見たいと思いました。演じている正門良規さん(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)と持っている雰囲気が違うのも面白いかなと。他の候補としては、清澄九郎くん(彩)東雲荘一郎さん(Cafe Parade)が浮かびました。

#19「僕らの初恋物語 前編」#20「僕らの初恋物語 後編」
 父親から継いだ映画館を閉めることになった兄弟と突然帰郷した年上の幼馴染との初恋をめぐる物語で、消極的な兄の九十九一希くん(F-LAGS)、積極的な弟の秋山隼人くん(High×Joker)に。
 海を演じている西畑大吾さん(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)が姿勢や表情から徹底的にアイドルを消すお芝居をしていたのが印象に残っていて、自分ではない誰かに対する洞察力と表現力の高い一希くんはどんなふうに海を演じるんだろうと思って配役しました。思い出の映画をモチーフにしたやり取りをする場面も見たいし、海のぎこちない微笑みも一希くんだったらカワウソみたいになる*4のかなと。
 涼役については候補が浮かんでは消えを繰り返して最終的に7~8人挙がったのですが、「ビーストクロニクル~Risin’ Soul~」*5での演技に未知のポテンシャルを感じたので隼人くんに。大小関係は逆転しますが、海と涼の体格差は残したかったんです。次点は冬馬くんで、今にして思えば冬馬くんと隼人くんとを入れ替えたほうがしっくり来る気がしてきました。駿佑くんのようなタイプのアイドルは315プロになかなかいないので、何度も書きますが本当に難しかったです。

 

 こういうの考えるのとても楽しいんですけど、悔いがあるとすれば柏木翼さん(DRAMATIC STARS)を配役できなかったことですね。彼もまた演技力の高さが垣間見えるアイドルなので、ギャップのある役に充ててみたかったです。筆者の担当ユニットのアイドルもできればどこかに配役したかった。

 読んでいただき、ありがとうございました!

*1:インテリ・メンタル・フィジカルの3属性から選抜された315プロのアイドルが3部作の壮大な映画を製作するという、2020年のSideMゲーム内イベント。それぞれ「シャドウ・ナイン」(3月31日~4月10日)、「ランページ」(8月22日~8月31日)、「アンダーエッジ」(11月30日~12月9日)が該当します。

*2:5:15から「まるで小さいはざまさんだ」辺りまで。

*3:「年下彼氏」について出演者の側から語った「#AぇTV」の7:00頃~、演じていた末澤誠也さん(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)の発言より。

*4:モバゲー版SideMでの、一希くんと大吾くんのライブ掛け合い台詞より。一希くん自身がこう表現しています。

*5:2020年10月6日~18日に開催されたSideMゲーム内イベント、および同年10月21日に発売されたドラマCDのこと。

宝塚歌劇団の好きなポスターを語りたい

 宝塚歌劇で毎回楽しみにしているのが公演ポスターです。
 チェコの映画ポスターの展覧会を見に京都へ足を運んだくらいにはもともとポスターが好きで(専門的な勉強は一切していませんが)、何かの機会に語りたかった気持ちが、最近ふつふつと蘇ってきました。
 そういうわけで、筆者が観劇し始めた2014年以降の公演ポスターから筆者の趣味で10選してみました。実際の公演を見ていない作品が多く含まれており深いところまでは触れられない気がするので、あくまで一個人の感想としてとらえてもらえればと思います。クリックすると歌劇団ホームページのポスター画像に飛びます。
 早速いきます。

 

 

1. 「TOP HAT」 (宙組・2015年)

 新トップコンビプレお披露目公演ということで、華やかで明るい雰囲気が好きです。朝夏まなとさんのベストと実咲凜音さんのドレスがどちらも金色で素敵。後ろに紫色の大きなシルクハットが配置されていて、トップコンビが精巧なミニチュアみたいに見えるのも可愛いです。 

 

2. 「星逢一夜(ほしあいひとよ)」 / 「La Esmeralda(ラ エスメラルダ)」 (雪組・2015年)

 見ての通りお芝居が前面に出たポスター。夏の公演だったので、寒色でまとめたことによる清涼感も魅力。エメラルド色っぽい感じもあるので、ひょっとするとショーの要素も入っていたのかもしれません。深海のような色合いゆえに画像中央に散在する白い効果は泡だと思っていたのですが、もしや蛍だったのでは。既にどこかで解説されていたらすみません。

 

3.  「双頭の鷲」 (宙組・2016年)

 白と黒のコントラスト、硬質で美しい2人が強い。というかこの構図そのものが強い。筆者は「少女革命ウテナ」のオープニングを連想しました。このポスターについてはいくら言葉を探しても陳腐な表現しか出てこないので、多くは語りません。

 

4. 「不滅の棘(とげ)」 (宙組・2018年)

 ここまでは2人映りのポスターを紹介しましたが、1人映りの場合もあります。 真っ白な衣装に真っ白な背景、そこに投げかけられる灰色の陰影が、見る者の心を疑わせます。瞳が赤~茶色っぽいのにも引き込まれます。愛月ひかるさんのクラシカルかつ骨太さのある男役像をいかに押し出すかという点で、撮影者のこだわりも感じ取れる1枚です。

 

5. 「群盗 -Die Räuber-」 (宙組・2019年)

 物語の時代背景や設定が一切伝わらない珍しい公演ポスターで、芹香斗亜さんの耽美的なビジュアルを堪能できる仕様になっています。筆者としては時々こういうポスターがあってもいいんじゃないかと。芹香さんと4. の愛月さんとは同期生(93期)どうしで、白の愛月・黒の芹香といった対照的な仕上がりですね(それぞれの持ち味としては白の芹香・黒の愛月っぽい気がします)。

 

6. 「阿弖流為 -ATERUI-」 (星組・2017年)

 一言でいえば劇画。礼真琴さんと有沙瞳さんの勇壮な姿が印象的で、確かに森や土の匂いが感じ取れる画面作りとなっています。日本物のポスターでアルファベットがドーンと表示されているのはちょっと不思議かもしれませんが、文字の勢いが迫力の演出に一役買っていて、個人的には違和感がありませんでした。

 

7. 「MESSIAH(メサイア) -異聞・天草四郎-」 / 「BEAUTIFUL GARDEN -百花繚乱-」 (花組・2018年)

 日本物のポスターが違う方向に行くとこうなります。人物は劇画ではなくCGというかゲームのキャラクターのような仕上がり。紙でできているポスターに燃える炎をデザインし、余白を大きめに残しているのがなんか好きです。中央下に鎮座する「MESSIAH」がクール。この公演は芝居・ショーともにタイトルがアルファベット表記だったため、こうして見ると「日本物とは……?」という気持ちにはなりました。

 

8. 「WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-」 / 「ピガール狂騒曲~シェイクスピア原作「十二夜」より~」 (月組・2020年)

 公演ポスターのなかにはエフェクトがちょっと強いかなあと思うような作品も時折ありますが、それが良い方面に作用しています。赤紫色を基調にムーディーでお洒落に仕上がっており、初めて見た時に観劇意欲がぐっと沸いたのが思い出されます。公演ポスターの目的を再確認する1枚です。

 

9. 「龍の宮(たつのみや)物語」 (星組・2019年)

 初見での衝撃は未だに忘れられません。ノスタルジーを感じさせる色調と公演タイトルロゴ、そしてポスターに映る2名の構図が、物語への期待を掻き立てました。先行画像は水中を思わせるような背景で瀬央ゆりあさんが1人で映っているというものだったため、「陸に上がった!」という衝撃もありました。
 公演ポスターにありがちなのが、主演の男役はこちらを見ているのに、相手役の娘役はこちらでも主演の男役でもない方向を見つめているという構図。見ている方向が合わないことが、切ない心のすれ違いを予感させるんですね。宝塚歌劇団での演出家デビュー作でこのポスターを世に送り出した指田珠子先生が凄いです。

 

10. 「ダル・レークの恋」 (月組・2021年予定)

 ポスターを見てからしばらくの間「はわわわわ……」となったのは人生で初めてでした。当記事の執筆動機はこのポスターが公開されたからです。
 月城かなとさんの端正な美の万能性が本当に素晴らしくて、瞳に吸い込まれそうですね。海乃美月さんの往年の娘役を思わせる仕上がりのお化粧がとても良いです。公演案内をスクロールするとこのポスターだけ2021年とは思えない古典感を醸し出しており、それが非日常の夢の世界であることを際立たせていると思います。絵画かな?

 

 

 宝塚歌劇団関係のポスターのデータベースはこれだけではありません。なんと阪急文化アーカイブズにて、阪急文化財団の資料として検索および閲覧が可能です。1919年から2014年までの公演ポスターのみならず、毎年異なる生徒がモデルを務める阪急初詣ポスターが1967年の分まであるという充実度(いずれも筆者調べ)。もちろん阪急電鉄そのものや不動産・ショッピング事業からのお知らせポスターも多数所蔵されています。ポスター好きにはたまらないコンテンツ。

 2013年以前のポスターだと、「LUNA」 / 「BLUE・MOON・BLUE」(月組・2000年)横尾忠則さんによるアバンギャルドなデザインでビビりますね。宝塚大劇場版もなかなかですが、Takarazuka1000days劇場版でショーのタイトルを分断するように立つ紫吹淳さんと上部の月が強烈です。

 

 ディナーショーやミュージック・サロン、宝塚巴里祭のポスターが公演バックナンバーにないのは残念ですが、こうして振り返るといろんなポスターがあって興味深かったです。
 読んでいただき、ありがとうございました!