gzmlhzmkwq7w3の日記

 自分の趣味とか雑感その他を、気が向いた時に書き連ねる予定です。【2023/12/20追記:昨今の問題について筆者のスタンスを書きましたので、ブログトップに表示しています。】

2023年も橋本涼さんの誕生日を祝いたい

 10月30日は橋本涼さん(ジャニーズJr./HiHi Jets)の誕生日です。おめでとうございます。
 はしもっちゃんに関してこの1年で印象に残った出来事について書くことにします。過去3年の誕生日祝い記事は文章量がヘビーになりすぎたため、今年はさらりと。

gzmlhzmkwq7w3.hatenablog.com

gzmlhzmkwq7w3.hatenablog.com

gzmlhzmkwq7w3.hatenablog.com

 

 この1年のはしもっちゃんのお仕事で印象的なのはテレビドラマです。4月クール放送の「墜落JKと廃人教師」(毎日放送)主演のお知らせが飛び込んできた時の驚きは忘れられません。
 この作品は同名の少女漫画が原作で、彼が演じた灰葉仁は教師としてはどうかと思うほどダメな大人で、掴みどころのない言動で生徒・落合扇言を振り回しながら距離を縮めていきます。原作コミックスを読んでいて思ったのが、灰葉って割と年齢不詳で生徒といっても違和感のない容姿なんですよね。教師役はあまりに若すぎるのではという心配の気持ちがそこで1つ軽くなりましたし、筆者の一番の驚きはドラマ本編で彼が全体的に台詞の発声をやや低めに調整し続けていた点。キャラクター造形の手段の1つとして声を灰葉に寄せに行き、過去のどの役とも違う声を作っていたように映りました。贔屓目抜きにいうとその作戦を貫くには技巧以外の余地もあったと思いますし、全編に渡ってその試みが成功していたとはいえない気もしますが、この作品が何か手ごたえを得られるものになればと願ったのが今年の6月の終わりです。
 そしてまさか4か月弱後に声優学校が題材のテレビドラマ「Maybe 恋が聴こえる」(TBS)に出演とは考えていなかったですね。現在放送中ということで、引き続き頑張ってもらいたいなと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=R-Nj11xAv8k ← 「墜落JKと廃人教師」のOP映像。理科室の机とシャボン玉の演出が面白いのでご覧あれ。
 個人的には、この作品を通して扇言役の髙石あかりさんの凄さを感じました。ドラマ放映後に原作を読み返すと扇言の台詞がすべて髙石さんの声で聞こえてくるんですよね。漫画原作の舞台に何度も立っている俳優の経験値を思い知りました。

 

 ただの胸キュンではないシチュエーションを経験してきたからか、HiHi Jetsテレビ東京系単独レギュラーテレビ番組のキャラ付けが割と特異な方向に行っている気がします。「1クールジャ終われない!」のどの回か思い出せないのですが罰ゲームとして作間龍斗さんの無茶振りに応えてドS変態を演じきったなあと思ったら、「HiHi JetsのHiしか言いません!」のカラオケ企画では歌いながら手錠を掛けるわ婚姻届を取り出すわ。ジェッツの中ならはしもっちゃんに任されそうな役回りとはいえちょっと心配になった時に何故か思い出したのが、「HiHi Jetsのラジオだじぇっつ!」(JFN系)でした。
 彼のトークって時々アイドルではないであろう友人と何かをした、という話がちょこちょこ出てくるんですよね。特に第71回のはしもっちゃんソロラジオは具体的なテーマを決めた他のメンバーと異なりひたすらフリートークで、仕事の話だけでなく多趣味な彼らしいお話が聴ける30分でした。一介のファンが子供の頃から芸能界にいる人のことを理解できるわけはないのだけれど、好きなものを仕事につなげつつ、プライベートで自然体でいられる存在をいくつも持っている彼なら大丈夫だろうなと感じました。
https://audee.jp/news/show/109471

 

 先週10月22日、YouTubeの公式ジュニアCHANNELでアリーナツアーの表題曲『BOOOOOST UP!!!!!』のパフォーマンスが公開されました。
 ツアータイトル「BOOOOOST!!」を考えたはしもっちゃんがこの楽曲でキメのソロパートを何度も担いセンターに何度も立ちあのニーッとした笑顔を見せている様子に、大勢のファンが作ったステージという空間にいる彼の輝きはやはり良いものだなと思いました。
https://www.youtube.com/watch?v=keybVOVtSoM
 愛し愛されてステージで輝く彼の「細かいこだわりで青写真に描いた未来」がさらに広がっていく1年になりますように。

 

 読んでいただき、ありがとうございました!

2023年も作間龍斗さんの誕生日を祝いたい

 9月30日は作間龍斗さん(ジャニーズJr./HiHi Jets)の誕生日です。おめでとうございます。
 作ちゃんに関してこの1年で印象に残った出来事について書くことにします。過去3年の誕生日祝い記事は文章量がヘビーになりすぎたため、今年はさらりと。

gzmlhzmkwq7w3.hatenablog.com

gzmlhzmkwq7w3.hatenablog.com

gzmlhzmkwq7w3.hatenablog.com

 

 昨年の映画「ひらいて」に続き、今年は映画「ヴィレッジ」に出演した作ちゃん。筆者も劇場で鑑賞しました。救いのない人生を送ってきた主人公が一縷の望みを掴みかけながらも過去から逃れられず転落していくという儚いあらすじのこの作品で、作ちゃんが演じたのは主人公の幼なじみの弟・恵一。主人公の華麗な転身と並行してかつての主人公のように働く恵一の姿が描かれていく演出にゾワゾワし、主人公にできなかったある行動を取った恵一の行く末にドキドキし、そしてエンドロール後のシーンにいたのが恵一だけだったことに驚きました。主人公にとっての希望が幼なじみだったとすれば恵一にとっての希望は主人公だったことをふまえ、この映画の最後に恵一を持ってくる。そんな大役を彼が任されたんだなあとしみじみ思います。エンドロールの最中に席を立ったお客さん、もったいなかったなあ。
「ひらいて」も「ヴィレッジ」も彼の持つ翳や佇まいが活きる作風だったので、10月18日放送開始の連続ドラマ「コタツがない家」(日本テレビ系)でホームコメディに挑戦するのもそれはそれで楽しみです。今度はどんな作ちゃんを見られるのでしょうか。
https://www.ntv.co.jp/kotatsuganaiie/

 

 バラエティ番組での姿も印象的です。HiHi Jetsとして初の単独レギュラーテレビ番組として始まった「1クールジャ終われない!」で6月3日・10日に渡って放送された「作間を1番愛しているのは誰だ選手権!」企画。写真ヒントをもとに作ちゃんを探すという割とシンプルな内容でしたが、作ちゃんがその場所を選んだエピソードから膨らむ番組展開が面白くて、後続番組「もう1クールでハイ上がれ!」の最終回を飾るほどの人気企画になったのも頷けます。HiHi Jetsに興味を持った当初は、作ちゃんがこんなに健気な人だとは思っていなかったんですよね。作ちゃんを愛しているのは誰だ選手権なのに、メンバーへの作ちゃんの愛を思い知らされているような感覚でした。
第2回作間愛(略)選手権の見逃し配信は本日9月30日(土)いっぱいまで見られます。
https://tver.jp/episodes/epoddg80c4

 

HiHi Jetsのラジオだじぇっつ!」(JFN系)第74回の作ちゃんソロラジオも興味深かったです。「1クールジャ-」で自分が出演しないにもかかわらず橋本涼さんの主演ドラマの撮影を見学しに行ったと明かした時も思いましたが、作ちゃんの行動力のすごさの裏に親しい人たちへの優しい眼差しが覗くと、なんだか暖かい気持ちになるんですよね。藤井直樹さん(ジャニーズJr./ 少年)と旅行したら必ず藤井さんのMVを撮るとか、親戚の結婚式に参列できないのでウエディングムービーを制作しているとか、彼らしいトークをたくさん聞けて楽しかったです。「仕事で知った景色が苦手」という感想から始まる小豆島のお話も素敵でした。
https://audee.jp/news/show/110335

 

 俳優業への進出が目立つ作ちゃん。これからは人目を引く容姿やスタイルだけでなく、彼自身の感性も注目されていくのかなと筆者は思っています。HiHi Jetsの圧倒的美」たる彼の躍動と躍進がより多くの人々の目に触れる1年になりますように。

 

 読んでいただき、ありがとうございました!

2023年も猪狩蒼弥さんの誕生日を祝いたい

 9月20日は猪狩蒼弥さん(ジャニーズJr./HiHi Jets)の誕生日です。おめでとうございます。
 ガリさんに関してこの1年で印象に残った出来事について書くことにします。過去3年の誕生日祝い記事は文章量がヘビーになりすぎたため、今年はさらりと。

gzmlhzmkwq7w3.hatenablog.com

gzmlhzmkwq7w3.hatenablog.com

gzmlhzmkwq7w3.hatenablog.com

 

 すごくプライベートな嬉しいことから語らせてもらうと、特にアイドル好きではない筆者の家族たちがガリさんの存在を認識しつつあります。きっかけは「呼び出し先生タナカ」(フジテレビ系)と「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)の出演。突っ込まれたら逆に堂々と理論武装で突っかかりにいくポジションを確立していますもんね。筆者の母親なんて、1月13日放送の「さんま御殿」の謝罪の天才トークの立ち振る舞いがよっぽど印象に残っていたのか、4月11日放送の回を見て
「別の番組でこの子ともう1人が出てるの見たけど、こういうところがあるからさんまさんとか色んな人が目をかけて話題を振ってくれるんだと思う。だから良いと思うよ?」
と、筆者がチェックしていなかった番組を引き合いに出していきなり感想を述べだしたので本当にびっくりしました。
※筆者の母親が見たのはおそらく4月3日放送の「川島明の芸能界㊙通信簿3時間SP」です。ガリさんと作間龍斗くんがゲスト出演していました。
https://mdpr.jp/news/detail/3679990

 こうして筆者の家族がガリさんを認識し始めた理由には、長期間金髪をキープしていて視認性が高いこともあると思います。「よるのブランチ」(TBS系)で尼神インターの誠子さんに襟足を気に入られたり、別の番組で「あの襟足を切りたい」と出演者の誰かに言わせていたりしたのも印象に残っているんですよね。「ハイハイジェッツの金髪の人」を覚えさせるためだとすればクレバーだなと思うんです。人間って数回見たはずの顔と名前を案外と覚えてない生き物なので。実際HiHi Jetsを好きになるまで「ザ少年倶楽部」(NHK BSプレミアム)で何度も見たはずの5人のうち、井上瑞稀さんとガリさんしか顔と名前を覚えられなかった筆者は特にそう思います。


 それはさておき筆者のお気に入りのお仕事は、「HiHi Jetsのラジオだじぇっつ!」第72回のガリさんソロラジオです。ガリさん自身に刺さった楽曲パンチラインをランキング形式で紹介していくのも楽しかったのですが、何故どれくらい好きなのかの語り口が面白くてすいすい聞けたんですよね。それは彼自身が言葉を大切にしているだけでなく、芯にある哲学がブレないからこそなんだなあと改めて思いました。「もう1クールでハイ上がれ!」(テレビ東京)のギャンブラーガリなど、バラエティ番組で見せるちょっとした失敗要素もひっくるめて、これまでの人生で得てきたものをエンターテイナーとしての己で表出してなお揺るがない強さ。その2つがあれば考えは浅くならないし、どんなにへこみそうな時でもブレることなくいられる。年下の猪狩くんから、筆者は学ばされてばかりです。
https://audee.jp/news/show/109767



 2023年1月のメディア向けの成人式イベントに、ガリさんは彼が言うところの「仕立て屋」のおじい様から譲り受けたブラウンのスーツを着用して出席しました。初めて名前と存在を認識した時から10代と思えなかったガリさんが名実ともに大人になったと実感するとともに、これから彼はどうなっていくのだろうと勝手にわくわくしています。

 こちらの想像が残像になる速さで駆け抜けていく彼本人とその軌跡が、数多の人を惹きつけてやまない1年になりますように。


 読んでいただき、ありがとうございました!

宝塚歌劇団月組公演『フリューゲル』『万華鏡百景色』を現地で観劇できたので感想を書きたい

 約5年ぶりに宝塚大劇場へ行ってきました!


 2020年の『WELCOME TO TAKARAZUKA』『ピガール狂騒曲』観劇を諸般の事情により断念し、次に現地で観るのは月組公演だと心に決めていました。
 というわけで、念願叶った2023年9月7日(木)13時公演の感想を思いのままに書いていきたいと思います。

※実際に観てのお楽しみの部分に触れる記述を含みますので、これから観劇する方はご注意ください。

 

 

ミュージカル「フリューゲル―君がくれた翼―」

 ここ数作は再演や原作付きなど「お手本」があるお芝居が多かった月組の団結力が光っていました。というのも、お話の筋や演出は割と分かりやすく展開の想像も容易な一方で、齊藤吉正先生特有のてんこ盛り感や遊び心が強くてしかも群像劇に近いという、そのバランスが絶妙なんですよね。オリジナルの経験が少ないであろう研1~2の下級生にとっては特に挑戦が多かったのではないかと思いますが、「フリューゲル」が月組の今後の未来にとって大きな実りになってほしいと願っています。

 作品紹介を読みながら「東西ドイツを舞台にしてコミカルでハートウォーミングな作品になるのかな?」と不安だったのですが、実際にそう仕上がっていた点には少し安心しました。齊藤先生らしい細かい役付きだったり下級生に銀橋を複数回渡らせたりしたところ、東西ドイツの壁の向こう側を描くための盆のフル回転や、2幕のショーを思わせるセリフと映像(大劇場デビューの演出家へのエールでもある?)はさすが座付演出家だなあと思った次第です。「S10 時の波」で教会に集う学生たちが逮捕されて閉じ込められる演出の手法は月組生の手際の良さに唸りました。ヘルムート(演:鳳月杏さん)の結末には戸惑いましたが、周囲の喜びように対して追い込まれた彼の心情を思うと納得がいきました。
 どちらかといえば齊藤先生の作品は芝居の方が好き(ショーだと常にクライマックスみたいで時間経過が分からなくなる)なのですが、先生の手掛けるショーのいいところが芝居にもいい具合でミックスされていたように思います。

 気になった点を挙げるとすれば、セリフが聞き取りにくく感じました。詰め込み気味で全体的に早口なセリフが多かったせいか、「月組なのにセリフが聞き取れない?」とびっくりしたんです。コンサートのマイク問題をどうやって解決したのかたった1度の観劇では分かりにくかったし、一方でルイス(演:風間柚乃さん)の正体については曲に乗せると全然聞き取れなかったのでこちらはセリフでしっかり聞かせてほしかったです。ルイスの心の声やヨナス(演:月城かなとさん)とサーシャ(演:天紫珠李さん)を匿うナディア(演:海乃美月さん)の演出はそこまでしなくてもと思いましたし、文化・宗教の描き方も本当にこれでいいのかなとは感じました(『シルクロード』(2021年、雪組)の感想記事に同じ)。あとは挿入歌の歌詞にたびたび登場する「エンゲル」と登場人物のミク・エンゲルス(演:彩みちるさん)が関係あるのかと思ってしまってややこしかった気はします。

 千秋楽のライブ配信と異なり逐一メモを取れなかったため記憶違いもあると思いますが、ここから印象に残った役の生徒さんについて思い出せる限り書いていきます。

  • ポリーナ(演:妃純凛さん)……ソ連KGB諜報員の紅一点。「S3 ドイツ民主共和国」の去り際に髪をかき上げていくのがデキる女って感じで格好良かったです。
  • 東ベルリン市民女(おばあさん)とイルゼ・ベルクマン(演:まのあ澪さん)……市民唯一のおばあさんと、ヨナスの従妹でナディアにサインをねだるイルゼ。どちらもかわいらしかったです。
  • テオ・リヒター社長(演:空城ゆうさん)……ナディアのプロダクション社長。筆者が見た回ではテキトーな台詞が客席に笑いを呼んでいて面白かったです。
  • 二コラ・シューバルト(演:蓮つかささん)……彼の正体は初登場のシーンでなんとなく想像はつくのですが、その通りの暖かい人物像がにじみでる演技でした。ゲスト出演した「ビバ!タカラジェンヌ」(ラジオ関西、8月28日放送分)も聴いていたので、退団公演として注目していました。
  • ルドルフ・ルーク(演:彩音星凪さん)……ちょろい国境警備隊員さん。後からパンフレットを見直したら、あなたがあの彩音星凪さんだったのかと衝撃を受けました。
  • エラ・コッホ(演:咲彩いちごさん)……派手なブティック店員さん。あの髪色といい強そうな振る舞いといい、面白かったです。
  • アメリ・フォーゲル(演:天愛るりあさん)とリン・マイヤー(演:白河りりさん)……アメリのミーハーさが台詞や小芝居によく表れていていいなあと思いましたし、堅いキャラクターをしっかり作っておいての「S11 疑惑」のリンの私服のギャップにやられました。
    ヨナスの同僚たちの「S11 疑惑」での変わりようはパンフレットの漫画家・池田邦彦先生の寄稿文にあらかじめしっかり目を通しておくと分かりやすいと思います。
  • イワン(演:甲海夏帆さん)……おそらく「S13 危機一髪」でもっとも美味しい役。お化粧顔が綺麗だなあと宝塚おとめを読むたびに思っているので、次の公演でのスチール入りに期待しています。
  • ゲッツェ・バウアー(演:彩海せらさん)……板挟みになって揺れ動く青年の役がよく似合うなあと思って見ています。このまままっすぐ成長してほしい(どこ目線?)。
  • アンジー(演:桃歌雪さん)……初めて観に行った公演の研1さんだった100期生が今や研10で、こうして語り手の役割を担っていることに感動しました。メルケル前ドイツ首相がモデルともいわれる役柄。作中の年齢設定は不明ですが、落ち着きと茶目っ気を併せ持った大人をきっちり演じていたと思います。
  • ひときわ小柄でグレーのファッションをしていた東ベルリン市民女(学生かも?)……理由は分かりませんがオペラグラスで自然に追っていました。ル・サンクが出たらどの生徒さんか分かるかな?
  • たしか「S5 真夜中の教会」で軍人と1対1で組んだまま盆に乗って消えていったフリューゲルの誰か……すごい反り方していたなあと強く印象に残り、居姿も美しかったなあと思いました。この生徒さんについてもル・サンクで分かればいいな。

[2023/11/19追記:結局ル・サンクで分からなかったのですが東京公演千秋楽の配信で再確認して情報を集めた結果、

  • 一際グレーで小柄なファッションをしていた東ベルリン市民女(学生かも?)→一部条件は合わないけどおそらく花妃舞音さんか朱鷺あおいさん
  • 軍人と組んで反りながら盆に乗って消えて行ったフリューゲル→八重ひめかさん

のようでした。]

東京詞華集(トウキョウアンソロジー)「万華鏡百景色(ばんかきょうひゃくげしき)」

 和テイストで始まるけど和物ショーとはいえない中盤以降の展開といい、パレード以外を1曲で貫くフィナーレといい、こういうチャレンジングなことをショーのデビュー作でやる土壌といえば月組だなという謎の安心感すらあります。客席で眺めながら筆者の大好きな『バビロン -浮遊する摩天楼-』(2002-2003年、星組)を思い出さずにいられませんでしたが、それを抜きにしても興味深いショーだなあと感じました。
 作・演出の栗田優香先生は初の大劇場作品ということで、大筋のストーリーがあるために場面そのものを過剰に詰め込みすぎずまとまりのある作品になったのは良かったのではないでしょうか。情報量は多いけど、個人的にはショーならこれくらいが好みです。ロケットの構成上の都合もあるとは思いますが、中詰で研1を登場させているのも優しさを感じました。あとは映像化にあたって権利の都合でのカットがないことを祈るのみ。

 ショーについては、印象に残った場面を中心に書いていこうと思います。

  • 「S1骨董屋『序曲~問わず語りの唄』」……「知らざぁ言って聞かせやしょう」で1列に並んで座って歌うところでオペラグラスを覗いたら、最上手にいる付喪神のキリっとした表情が格好良くてこちらの気が引き締まりました。お化粧からいうと娘役かな?見分けに自信がないのがもどかしい。
    「S2 『万華鏡百景色』」……江戸の男女がみんな違う衣装を着て賑やかに動き回るプロローグらしい場面。この衣装でスチール写真を撮ってほしかったなあ(12人くらい付喪神姿になりますね)。
    「S3 吉原遊郭~足抜け」……主題歌の「この花火そこからは見えるだろうか 美し愛しき人よ」の歌詞から展開がつながっているのがいいですよね。ちょっとだけ『BADDY』(2018年、月組)を思い出しました。
  • 「S4 『点灯夫の唄』」……風間さんの出来上がったスターっぷりが楽しかったです。こういう場面をどーんと任せられる存在が3桁期にいる安心感たるや。
    「S5 鹿鳴館美しく青きドナウ』」……外国人の紳士淑女がやや甲高く歌っているのが場面に合っててよかったです。菊の精で素晴らしい回転技を決めていた菜々野ありさん。思い返せば『Rain on Neptune』でも『Deep Sea』でも目を引くダンサーさんだったなあ。
  • 「S7 『銀座煉瓦通り』」……モボ(演:礼華はるさんと彩海さん)とモガ(演:彩さんと白河さん)は作中唯一ハッピーなカップルで楽しそうでした。どこかで見た衣装の女学生3人だと思ってパンプレットを読んだら『夢千鳥』(2021年、宙組)と役名が同じ。栗田先生の遊び心かな。
  • 「S8 『地獄変』」……「地獄変」のおおまかなあらすじだけでも覚えたうえで観てほしい場面です。前の場面で芥川龍之介を演じていた鳳月さんが絵仏師・良秀役となり繰り広げられるこの場面。業S(演:夢奈瑠音さん)をはじめとした業たちのドレスや、娘(演:天紫さん)と猿(演:蘭尚樹さん)を包む炎を赤い布で演出する発想もさることながら、筆者は蘭さん演じる猿の登場シーンのしなやかな身のこなしに感嘆しました。今作での退団が惜しいです。
  • 「S12 『一瞬の邂逅』」……炎を媒介にして「地獄変」の世界観から闇市に転換という、場面のつなぎがすごいのもこのショーの魅力の1つです。幻想の男女担当といえば彩音さん・菜々野さんコンビというイメージがあったのですが、今回は幻想の女を美海そらさんが担当。筆者が唯一ファンレターを送ったことがある元生徒さんの面影を感じるダンサーさんなので少々思い入れもありまして、彼女の踊りをもっと見ていたいなあと思いました。
  • 「S16 『サファリ・ナイト』」……この場面で金髪ショートをアシンメトリーに仕上げてくる海乃さんのセンスすごくないですか?スチール写真が出た時に「トップ娘役だけ和モダンで他の娘役さんがほぼ同じ髪型なのずるくない?」って感想を抱いたんですけど、いざ本番ではベテランらしい的確なセルフプロデュースに脱帽で、むしろこっちでスチール写真出しても良かったんじゃないかな(S2の感想と矛盾することに目をそらしながら)。
    「S17 『万華鏡百景色Rep』」のロケット導入の掛け声も月娘らしいカッコよさでした。
  • 「S20 『Tokyo Rendez-Vous』」……『フリューゲル』のS10 でも思いましたが、四角形の空間に閉じ込められているだけで満員電車の中だと集団で表現できる生徒さんの表現力が素晴らしい。ここで早くも大階段が登場なのですが、渋谷のスクランブル交差点で大階段を使うのもいいなあと思いました。「FREE HUGS」のメッセージを掲げた渋谷の女に目が行ったのですが、どの生徒さんだったんでしょうか。個人的にはパンフレット記載の「死への誘いは災いか、それとも救済か…。」の解説文に、筆者がいま見ている連続テレビドラマ版の「なれの果ての僕ら」(テレビ東京系)を連想して、うっとなりました。
  • 「S22 目抜き通り」……導入の外国語パートを梨花ますみさんがソロで担当。組長さんすごい。そして鳳月さんを中心に娘役たちが集う華やかなフィナーレに突入し、男役群舞。初日のニュース記事を見た時にデュエットダンスの衣装がなんか独特だなあと思ったのですが、花火師と花魁のモチーフをもとにしていることに気付きました。
     そしてここからパレードまでの流れが好きです。デュエットダンスが終わってトップコンビのお辞儀で流れが止まるのは個人的にあまり好きではなくて、今回みたいにオーケストラが演奏している状態で大階段から降りてお辞儀してそのままパレードっていうのがめちゃくちゃストライクなんです。そしてエトワールを務めた麗泉里さんの危なげなく安定感あふれる歌声が良かったです。娘役の組長・副組長が並んで階段下りするのも割と貴重だなあと思って楽しみました。

 筆者は自らの好きなジャンルの楽曲で宝塚歌劇形式のショーのセットリストを組んだことのあるタイプの人間なのですが、正直いうと栗田先生が羨ましいんですよ!全編ストーリー仕立てとか、大階段を出すタイミングとか、フィナーレを1曲で通すとか、この一介のファンの叶わなかった願望と好みをすべて現実にして客席で見せてくれたんですから。もう羨望や嫉妬を通り越して尊敬ですね。
 次はお芝居で栗田先生の作品を観るのを楽しみにしています。

 

座席(1階22列R)の雑感

 筆者の今回の座席は1階22列R3番のA席でした。座席からの風景はこんな感じです(一部加工済み)。


 特にこだわりなく席を選んだのでどのように見えるか逆に楽しみにしていましたが、上手花道での演技が見づらい以外に気になる点はなかったです。『フリューゲル』だとS15のクララ・シュローダー(演:花妃さん)の原稿読み(本舞台にニュース映像が出るので何をしているかは分かる)、『万華鏡百景色』だとS6 の明子(老年)(演:白雪さち花さん)とモボ(演:彩海さん)があまり見えなかったかなと思います。

 とはいえ通路に面しているので前の観客の頭で見えにくいということはないですし、右にも人がいないのでなんとなくゆったりした気分で見られました。いわゆる蛍嬢さん(劇場内係員さん)の待機場所が右前方にあるので、開演前に2-3人組でどういう動きをしているのか観察するのも面白かったです。
 この席だと上演中に途中退席したであろう観客さんと係員さんたちが目の前をしゃがんで何度も移動していくので「そういう席なんだな~」くらいの感覚で流していたら、『フリューゲル』のS15で人民軍の男女が目の前を横切って客席から本舞台に向かっていく演出が始まったのは本当にびっくりしました。びっくりしすぎて誰が通ったか覚えていないくらいです。

 どうも筆者が観た回は他組の生徒さんが数名観劇されていたらしく『万華鏡百景色』の客席降りがなんだかすごいことになっていたようなのですが、筆者は座席の隣のブロックの正面に降りてきた英かおとさんと本舞台をちらちら見るのに忙しくて気付きませんでした。英さんは5列くらい後ろのほうに向かって楽しそうにファンサービスしつつ踊っていて、スタイルが良くてカッコよかった、という小学生みたいな感想しか浮かばなくて申し訳ないです。

 

 思いの向くままに書いたのでただの駄文乱文になってしまいました。

 実は今回の観劇には他の目的もあったので、そうした意味でも1泊2日の充実した旅行になりました。後日別の記事で公開する予定ですので、そちらもお楽しみいただけると幸いです。


[2023/12/25追記:他の目的についての記事を公開しました!

gzmlhzmkwq7w3.hatenablog.com]

 読んでいただき、ありがとうございました!

映画館で観た映画にまつわる思い出を1つ書きたい

今週のお題「苦手だったもの」

 ちょっとしたことでいいから文章をと思ったので、さらりと書いてみます。

 筆者が苦手だったものは、「映画館で観る映画」。
 未就学児の頃に子供向けではない内容の映画を観てしまったことがきっかけで映画館そのものに対する恐怖心が生まれてしまい、映画館に行くことを全力で拒む子供になってしまいました(テレビで放送する映画だったり、地元のホールでの企画上映だったりは大丈夫でした)。
 映画館に行けないのはさすがにまずい、と思ったのか家族が無理やり何度も映画館に連れて行ってくれたのは、今にして思うとありがたいことですね。

 大学生の頃になると映画館に対する恐怖心はすっかり薄れ、社会人数年目の2023年は現時点で過去最多の4作鑑賞。グルメ、グッズ、予告編、オープニングロゴ……映画館という場所ごと楽しめるようになりました。

 

 そんな筆者が映画館で鑑賞して最も印象に残った映画は、「第二回・新午前十時の映画祭」というリバイバル上映企画で鑑賞した『砂の器』(1974年)。

www.shochiku.co.jp

 社会派の骨太なテーマや推理の行方も見応え十分でしたが、ピアノ協奏曲「宿命」にのせたクライマックスの演出に心を鷲掴みにされたんですよね。これを思いついた瞬間に制作陣はこの映画の成功を確信しただろうと感じましたし、コンサート会場で演奏されるという設定の「宿命」を映画館の音響で聴くという贅沢な体験ができて幸せでしたね。

 いつかこれを越える映画体験ができたらなあと思っています。

※「午前十時の映画祭」シリーズは今年も続いているようです。

 

 読んでいただき、ありがとうございました!

SideM9周年に向けてサイスタ的HiHi Jetsの編成を考えたい

  アイドルマスターSideMのプロデューサーかつHiHi Jetsのファンの筆者がHiHiをどうにかしてSideMの世界に落とし込めないかと思い、「サイスタ的HiHi Jetsのメンバー編成を考えたい」を書いてから約1年。
 サイスタが今月末で終了してしまう前に何かできることはないだろうかと考えた結果、もう一度この方向性でサイスタを遊んでみることにしました。

gzmlhzmkwq7w3.hatenablog.com

 

 ※サイスタこと「アイドルマスターSideM GROWING STARS」は、315プロダクションという芸能事務所で49人のアイドルたちとトップアイドルを目指すアプリゲーム。

www.youtube.comHiHi Jetsは、ジャニーズJr. 内で結成された5人組アイドルユニット。こんな若人たちです。 

www.youtube.com そして、当記事は実在および架空の人物、事務所等と一切関係はございません。

 

 

 

 

1.     Side:概念

 SideMのアイドルたちを既存の背景素材などと組み合わせて画像作成できるピクチャースタジオという機能があるサイスタ。互いに負けず劣らず個性派ぞろいのSideMとHiHiということで、SideMのアイドルの中からHiHiの5人のメンバーそれぞれに最も近いと思うアイドルを選び、ピクチャースタジオで概念Jetsを撮影しました。


 橋本涼さん(HiHi Jets)→若里春名くん(High×Joker) : 顔が良いのに自己評価が低いところが似ている気がします。ところどころ溢れるギャルみもポイント。
 猪狩蒼弥くん(HiHi Jets)→天峰秀くん(C.FIRST) : 自信にあふれた若きトラックメイカー、という一点突破で選択。ピクチャースタジオではアイドルの表情を8種類くらいから選べるので、蒼弥くんっぽい目つきの秀くんを選ぶのが楽しかったです。
 髙橋優斗さん(HiHi Jets)→秋山隼人くん(High×Joker) : どちらかといえば等身大っぽさのあるアイドル。野球が好きという共通点もあります*1
 作間龍斗くん(HiHi Jets)→鷹城恭二くん(Beit) : 長身で低音、機械に詳しい理系という共通点から選びました。心なしか声も少し似ていませんか?
 井上瑞稀さん(HiHi Jets)→北村想楽くん(Legenders) : 君こそがVocal型アイドル*2音楽番組でのパフォーマンスが9月13日まで公式YouTubeチャンネルで公開中の新曲『ロベリア』の瑞稀さんを見ていると花園百々人くん(C.FIRST)っぽさもあるので、ちょっと迷いました。

 ちなみにピクチャースタジオのスポットは「観光地」。先日最終回を迎えた(そして翌週から別番組としてサイスタートした)「1クールジャ終われない!」(テレビ東京)の「創業1000年分食べ歩きバトル」回の舞台になった清澄白河および門前仲町*3エリアを意識して選びました。
 この回は罰ゲームが斜め上に面白かったので、TVerで公開中の傑作選を是非とも見て下さい(なお優斗さんだけ不在)。筆者の一番好きな回は「作間を一番愛しているのは誰だ選手権」です。傑作選から漏れたのが解せぬ。
tver.jp
 これだけだと去年のSide:概念と同じことをやってるだけなので、今回はSideM楽曲のなかでHiHi Jetsに歌ってほしい曲を選び、パート分けも考えたうえで概念Jetsの2DMVを撮影しました。
 楽曲は『JOYFUL HEART MAKER』(High×Joker)HiHi Jetsを初めて知った頃の青春・無敵感って、High×Jokerのそれに近いんですよね。ハイジョはバンドアイドルなのでところどころ担当楽器のポーズが振付に取り入れられていて、綺麗に揃えるより個性重視なHiHiスタイルっぽく見えなくもないというのも理由の1つです。
 というわけで下記のパート分けと思って聞いてもらえたら筆者は嬉しいです。アンダーライン部は全員で歌うパートです。

youtu.be

[髙]BPM ハイなオト 響かせながら
[猪]書いて消して書いてまた消して(Write!)Q&A
[橋]陽 当たらないような 秘めた想いも
[作]書くべきだって悟った(Time)A.M.2時
[井]狭いハコん中じゃ息苦しいと バタつく心の声
[髙]押さえつけずに感じればいいさ
腕に、指先に、喉の奥に Come

(葛藤を)[猪]鳴らそうコードEマイナー
(反抗を)[橋]エイトに刻んで
(興奮を)[髙]歌え広い世界へと
さあ、臆せずに!!
 
We are JOKER! 何度でも
君のもと 辿り着いて(いいかい?)
“喜び”って絆を ほどけないように結ぶよ
We are JOKER!誰ひとり
迷子になんてさせない(絶対)
星にも勝る輝きを 引き連れてどこへでも行こう
出し惜しみなんてしないさ 全力で
走って、走って、燃え尽きていい
夢がオレたちを呼んでる限り
サイコーのサウンドを!

[2023/7/17追記:『JOYFUL HEART MAKER』の3DMV映像が公開されたので是非ともご覧ください。特に「サイコーのサウンドを!」がHiHiっぽさ強いと思います。

www.youtube.com]

 

2.     Side:歌声

 さきほどの『JOYFUL HEART MAKER』は対象外ですが、サイスタに収録されている一部の楽曲にはリズムゲームおよびMVを編成中のアイドルたちが歌唱している音源にできる機能があります。
 理論上5人それぞれに近い歌声のアイドルを配置すれば5人が歌っているように聞こえるのでは?ということであらゆる組み合わせを検討し、前回と同じメンバーを選びました。


 橋本涼さん(HiHi Jets)→山下次郎さん(S.E.M) : そこまで歌い方が似ているわけじゃないけど、次郎さんの声って時々橋本さんに聞こえる瞬間があるんですよね。低音だけど筋肉から声出てるタイプじゃないですし*4
 猪狩蒼弥くん(HiHi Jets)→御手洗翔太くん(Jupiter) : 幼さのある声でちょっとひねた感じの歌い方をするアイドル、となると翔太くんかなと思いました。前回も書きましたが猪狩蒼弥はCV:猪狩蒼弥でしかないので難しかったです。
 髙橋優斗さん(HiHi Jets)→大河タケルくん(THE虎牙道) :どこを歌っても声の太さが一定なところが近いように感じたので選択。タケルくん自身は優斗さんみたいにでっかい声でチャハチャハ笑いそうにないので不思議です。
 作間龍斗くん(HiHi Jets)→榊夏来くん(High×Joker) : 地声低めの龍斗くんが高い部分を担当した時の歌声が、夏来くんの歌声に響きが近い気がしました。低い部分だと逆に似ていないんですよね。
 井上瑞稀さん(HiHi Jets)→冬美旬くん(High×Joker) :瑞稀さんの歌声を想像しながら重ねて聞いてみて最もしっくりきたのが旬くん。声自体が似ているアイドルは他にもいそうですが、歌声だと旬くんですね。

 というわけで、前回の記事のあとに歌い分け機能が実装された『Take a StuMp!』で検証します。

 

『Take a StuMp! 01』

『Take a StuMp!』はSideMの16ユニットを他のユニットが紹介していくパートがある、言わば「他己紹介」ソング。サイスタでは他己紹介パートが1番の『Take a StuMp! 01』と2番の『Take a StuMp! 02』に分けて実装されており、その他の部分もわずかにパート分けが異なります。
『Take a StuMp! 01』ではこのように配置してみました。


 下記のパート分けに聞こえるようにパート分けを決めました。HiHi Jetsの持ち歌『青にDIVE』2番の龍斗くんソロパート「曜日感覚も息も忘れるくらい」のエアリーな歌声を意識して、夏来くんに「知ることを恐れないでいいから」をあてています。あと、瑞稀さんの「ハッピースマイル♪」めっちゃ聞きたいし歌っている時の表情まで想像できる。

youtu.be

まだまだ通過点さ
[髙]ここからTake a stump! (Take a stump!)
[髙]進み続けるだけ
[橋・作]勝利も敗北も
[井・猪]欲しい明日へのロードマップさ
We Start!

C.FIRST! [髙]熱い想いが、Cleverな視線が切り開くWorld!
High×Joker![橋]楽しめ!アゲてけ!BEATで青春刻もうぜ!
神速一魂![猪]バーニンクールな魂で疾走してやんぜ!
彩![井]花咲いた未来の和の色彩!
F-LAGS![作]偽らないMYSELF!夢へとBON VOYAGE!
FRAME![橋]勇気がいるならCALL NAME!駆けつけてくBRAVE!
Beit![井]約束するのはあなたのハッピースマイル♪
Legenders![髙]今という時間、刻んでくSpirit

[猪]抱えた弱さ 強さになるさ(Just all  right))
[作]知ることを恐れないでいいから(Don’t be afraid))
[橋・井]突き進むから 道は拓いた
もうわかってる筈さ ここまでこれた理由は

さぁ、挑め!頂点まで(Yeah!)
ここからTake a stump!(Take a stump!)
そうさ We are challengers
[髙・作]置いていけない後悔
[髙・猪]持っていくなら誓いにしよう(Sing oath)
[橋・井]Challenge to chance
先へ 踏み出していけ(Yeah!)
このままBoost up!(Boost up!)
そうさ 辿り着けば
[猪・作]きっと見えてくるんだ 新しい目指すべきステージが
[髙]We are growing up fot the next goal.

We are challengers
[井・作]何度も
We are challengers
[橋・猪]繋いでいく
So we are growing up, Growing Stars!
一緒に

 

『Take a StuMp! 02』

『Take a StuMp! 02』は全員パートがやや減った構成なので、少人数パートと歌詞の組み合わせを意識して選択。星のチームを応援する優斗さんに「星座を描く」、ラッパーならではの豊かな語彙と機転を武器にクイズ番組によく出演する蒼弥くんに「学びの喜び」をあてられたので満足。01では船舶免許持ちの涼さんにBON VOYAGE!をあてなくてよかったのか等かなり迷った部分があったので、02のパート分けの完成度は01より気に入っています。

youtu.be

[髙・井・猪]まだまだ通過点さ
[井・作]ここからTake a stump! (Take a stump!)
[橋・井]進み続けるだけ
[髙・猪]勝利も敗北も 欲しい明日へのロードマップさ
We Start!

DRAMATIC STARS! [髙]飛び立っていく 星座を描く ドラマチックスタイル
S.E.M![猪]学びの喜び導き可能性をUp-date!
Cafe Parade![井]アラカルトな大好きウェルカム 幸福のパレード!
もふもふえん![橋]かわいいかっこいい世界へいこ!
Altessimo![作]感情のChoral 響かせるOpus
THE虎牙道![井]闘志を通し貫け 己を信じて!
W![猪]シンクロする鼓動 勝利への衝動!
Jupiter![髙]輝き放ち 惹きつけるGravity

[橋・猪]抱えた弱さ 強さになるさ(Just all  right))
[髙・作]知ることを恐れないでいいから(Don’t be afraid))
[橋・作]突き進むから 道は拓いた
[橋・井・作]もうわかってる筈さ ここまでこれた理由は

さぁ、挑め!頂点まで(Yeah!)
ここからTake a stump!(Take a stump!)
そうさ We are challengers

[猪・作]置いていけない後悔
[髙・橋]持っていくなら誓いにしよう(Sing oath)
[髙・猪]Challenge to chance
先へ 踏み出していけ(Yeah!)
このままBoost up!(Boost up!)
そうさ 辿り着けば

[髙・井]きっと見えてくるんだ 新しい目指すべきステージが
[髙・井・猪]We are growing up fot the next goal.

We are challengers
[井・猪]何度も
We are challengers
[橋・作]繋いでいく
So we are growing up, Growing Stars!
一緒に

 

 この記事を読まれている兼任ファンの方がいらっしゃったら、「概念ならこのアイドルのほうが合ってる」とか「このアイドルをあてたほうがそれらしく聞こえる」とかご意見をいただけると筆者が喜びます。

 そしてどちらか単独のファンという方がいらっしゃったら、もし良ければこれを機に、

  • 今日から2日間(20237月16〜17日)Jr.合同公演に出演予定で単独アリーナツアー激走中、エンターテイナー精神あふれるおもしれー奴らなHiHi Jets
  • 明日(2023年7月17日)で9周年を迎えてもなお力強く歩み続け、新機軸の物語を紡ぎだそうとしているアイドルマスターSideM

を、少しでも気にかけていただけると嬉しいです。

 

 

 読んでいただき、ありがとうございました!

*1:優斗さんが熱烈に応援している横浜DeNAベイスターズの親会社はソーシャルゲームアイドルマスターSideMの配信プラットフォームだったモバゲーの運営元であるDeNA、というまさかのご縁もあります。

*2:SideMではアイドルのステータス値がVocal:Dance:Visualの3つで構成されており、プロデューサーたちは特定の値が高いアイドルを「〇〇型」、特定の値が極めて高いアイドルを「〇〇お化け」と形容しがち。

*3:実は門前仲町はアニメ版SideMの舞台でもあります。ソースはこちら

*4:SideMの筋肉質アイドルにCVが実装された頃、歌声を聞いたプロデューサーの1人から「筋肉から声出てる」という感想が飛び出しました。

2023年版・好きなジャンルの名前がどれくらい現役タカラジェンヌに近いかを調べたい・後編

 前々回の記事では宝塚歌劇団の現役生徒の芸名に使われる字について調べたデータをもとに、それぞれの芸名に含まれる字を使っている延べ人数(以下「人数和」)を算出したり、字の傾向のみで研1生の組配属を予想したりしました。
 前回の記事ではこのデータを用いて、筆者の好きな人たちの名前はタカラジェンヌだとどなたに近くてどの組に近いかを調べました。

 今回の記事では「人数和の中央値が平均値を上回るのでは?」と筆者が考えたジャンルの検証結果をお送りします。

 

※この記事から読まれた方はおそらく筆者が何をやっているのかよく分からなくなると思われますので、前々回および前回の記事に一度目を通していただけると良いかと存じます。※

gzmlhzmkwq7w3.hatenablog.com

gzmlhzmkwq7w3.hatenablog.com

 

 せっかくなので人数和算出ルールをタカラジェンヌ以外に適用した例がこちら。

 
 昨年の統計対象の秋月涼くんとともにTHE IDOLM@STER DearlyStarsでプロデュース可能アイドルだった日高愛さんは
++」 = 3+2+19 = 24
となり、同じ人数和のタカラジェンヌ天紫珠李さん(月組)ら3名が該当します。また所属組別の使用人数を全て足したものに対する各組の使用人数の和の割合(以下「手法1」)では雪組、所属組別の使用率の和を全て足したものに対する各組の使用人数の使用率の和の割合(以下「手法2」)では花組っぽい名前ということになります。出てこない文字はゼロ扱いです。
 なお、当記事の「現役タカラジェンヌ」は公式生徒名鑑である「2023年度版 宝塚おとめ」(刊:宝塚クリエイティブアーツ)に顔写真付きで掲載されている計426名を指し、その後の組替えや退団は反映していません。

 

 

 

イマドキガール(めざましテレビ)・ブランチリポーター(王様のブランチ)

 まず調べたのは、テレビ番組のリポーター。「めざましテレビ」(フジテレビ系)や「王様のブランチ」(TBS系)のリポーターは新人のモデルやタレントの起用率が高く、本名・芸名問わず夢夢しい名前のリポーターが多いな、と筆者は番組を見ながら思っていました。
 というわけで「めざましテレビ」からは「イマドキ」コーナーのリポーター・イマドキガールの17名、そして「王様のブランチ」からはブランチリポーター11名を対象に選出。
 現役タカラジェンヌの芸名に使われている字の一覧を用いて人数和を、手法1あるいは手法2でどの組に偏っているかを算出。さらにそれぞれの氏名がタカラジェンヌだと誰の人数和に近いのかを(筆者の独断で2~3名選んで)併記しました。 

結果

基本データ

 イマドキガールは多い順に入江美沙希さん、柚来しいなさん、青山なぎささんと続きます。人数和の最大値は67、最小値は2。平均値は27.4、中央値は22、最頻値も22。イマドキガール全体では手法1は星組、手法2は宙組に偏ります。

 ブランチリポーターは多い順に黒木ひかりさん、榎本ゆいなさん、鈴木美羽さんと続きます。人数和の最大値は84、最小値は10。平均値は40.6、中央値は33、最頻値はありません。ブランチリポーター全体では手法1は花組、手法2は宙組に偏ります。

傾向

 イマドキガールだと柚来しいなさんや麻丘真央さん、糸瀬七葉さんあたりがタカラジェンヌネームだなあと思っていたのですが、結果としては入江美沙希さんが「美」で競り合いを制した形ですね。全体的に星組への偏りが目立つのはこれまでに検証したどの集団にも見られない傾向です。
 ブランチリポーターイマドキガールと対照的に、鈴木美羽さんや長谷川美月さんのような「美」持ちを黒木ひかりさんや榎本ゆいなさんが抑えました。ひらがなオンリーのきなこさんが手法1・2ともに雪組に偏るのは、雪組の傾向を考えると納得です。
 どちらに対しても言えるのは、西原華音さん→天飛華音さん(星組)、鈴木美羽さん→美羽愛さん(花組)のように名前の一部が完全一致する組に引っ張られやすいことですね。

 

THE IDOLM@STER

 次に調べたのは、THE IDOLM@STERのアイドル。筆者が数年来プレイしているドラマチックアイドル育成カードゲームシリーズ「アイドルマスターSideM」の源流にあたるゲームで、菊地真さんや水瀬伊織さんなど男役でも違和感のない名前のキャラクターが何人もいるのが特徴的です。余談ですが筆者がエムマスPになる前からニコマス等で存在を知っていた彼女達には親しみがありまして、高槻やよいさんがメインのお気に入りニコマス作品で「ポジティブ!」が音源に使われていたためにこの楽曲をやよいさんの持ち歌だと思い込んでいた頃もありました*1
 今回はインターネット上で閲覧可能なアイドルマスターシリーズの公式アイドル名鑑でジャンルを「THE IDOLM@STER」に設定した場合にヒットするアイドル13名を調査対象としました。

idollist.idolmaster-official.jp

結果

基本データ

 人数和の最大値は双海真美さんと星井美希さんが同数、そして三浦あずささん、双海亜美さんと続きます。人数和の最大値は80、最小値は6。平均値は39、中央値は29、最頻値は80。全体では手法1は花組、手法2は雪組に偏ります。

傾向

 SideM同様にひらがなを持つアイドルが最大値を取るかと思いきや、全て漢字のアイドル2名が同数フィニッシュです。かといって双子の双海亜美さん・双海真美さん姉妹のワンツーになるわけではないんですね。「星井美希」はなかなかタカラジェンヌっぽい名前なので納得です。
 上位候補として四条貴音さんを予想していましたが、「貴」や漢数字の「四」を使っている生徒がいなかったり、現役タカラジェンヌが使っているのが「條」のほうだったりという要因で小さめの人数和になりました。逆に菊地真さんは「真」だけで人数和をここまで稼ぐとは想定外でした。名前だけだと天海春香さんが雪組っぽいのはなんとなく納得です。

 

少女漫画家のペンネーム

 続いて調べたのは、少女漫画家のペンネーム。主に女性が10-20歳代に自分で考える名前という共通点があるからか、以前から秘かにタカラジェンヌの芸名との親和性を感じていたジャンルの1つです。

 少女漫画といっても対象年齢によって内容は異なりますし、各誌でたくさんの先生が執筆されています。そこで今回は小中学生を読者と設定している月刊少女漫画誌「なかよし」「りぼん」「ちゃお」の3誌それぞれの2023年6月号本誌を購入し、目次にて連載もしくは読み切り作品の作者として表示されているペンネームを検証しました。目次に表示されていれば復刻掲載は対象内*2、読者コーナーなど漫画作品以外や休載作品は対象外です。また原作と作画の担当が分かれている場合は作画担当者のみ、同一作者の別名義作品が同じ本誌に掲載されている場合は両方を集計対象*3としました。ちなみに筆者は元りぼんっ子です。

結果

 漫画雑誌ごとに人数和の多い順の表を作りました。なお記載は創刊年の早い順です。

基本データ

 なかよしの人数和の最大値はあべゆりこ先生、如月えみり先生、森さくら先生と続きます。集計対象15名で全体では最大値108、最小値0。平均値40.067、中央値31、最頻値64。手法1では雪組、手法2では月組に偏ります。
 りぼんの人数和の最大値はえちがわのりゆき先生、梨乃あり先生、いしかわえみ先生と続きます。集計対象21名で最大値116、最小値3。平均値52.048、中央値52、最頻値なし。手法1、手法2いずれも雪組に偏ります。
 ちゃおの人数和の最大値はおりとかほり先生、加藤みのり先生、おのえりこ先生と続きます。集計対象19名で最大値143、最小値3。平均値45.263、中央値42、最頻値はなし。手法1では雪組、手法2では月組に偏ります。

傾向

 なかよしは3誌の中で掲載作家数が最少なだけでなく、アルファベットや記号があるなど他誌に比べて個性的なペンネームが目立つ雑誌です。森さくら先生や雨宮理真先生あたりはタカラジェンヌの芸名で既にあってもおかしくなさそうですし、夏園豪華先生が星組っぽいペンネームなのは何となく納得ですね。
 りぼんは3誌で掲載作家数が最多。ひらがな入りのペンネームが特に多い雑誌ということもあってか、手法1・手法2ともに雪組に偏るという特徴があります。梨乃あり先生や中島みるく先生など、特に新公学年の生徒で姓名の名のほうにありそうなペンネームの存在感が強いですね。虹沢羽見先生はタカラジェンヌの芸名にありそうでなかったラインを絶妙に突いている印象。
 ちゃおもひらがな入りのペンネームは多めですが、手法1・2ともに月組に偏るペンネームがところどころに存在したのがりぼんとの分かれ目です。また今年度これまで集計してきた中で現役タカラジェンヌの最大人数和を超えた記念すべき最初の名前がおりとかほり先生でした。三ツ星しずく先生は星丘しずくさん(月組)とニアピンなペンネームですし、如月ゆきの先生も既にタカラジェンヌにいてもおかしくなさそうです。

 3誌共通の傾向として考えられたのは、キャリアが長くてメディアミックス作品を手掛ける先生は人数和が大きくなりやすいという点です。たかなし♡しずえ先生は「おはよう!スパンク」、あべゆりこ先生は「わんころべえ」、いしかわえみ先生は「絶叫学級」、おのえりこ先生は「こっちむいて!みい子」、おりとかほり先生は「ポケットモンスター~リコの宝物~」といったように、過去にアニメ化、映画化されたもしくはコミカライズ作品を手掛ける先生のペンネームって、ひらがなが多いんですよね。
 CLAMP先生や上北ふたご先生のような例外はいくつもありますしあくまで推測ですが、読者層が低年齢の雑誌という環境は作品の内容だけでなくペンネームの読みやすさもある程度工夫できる箇所なのかもしれません。デビュー年が古いほどペンネームひらがなが多いですとか、そういった形のバイアスを除去しきれていない考察で恐縮です。

 そしてこの項目だけ平均値を小数点以下3桁まで表記した理由は、ここまでしてやっとりぼん作家のペンネームの平均値と中央値が異なると分かるからでした。0.48という数値は平均値と中央値の差として幕内力士に匹敵するほど小さいのですが、惜しくも中央値は平均値を上回りませんでした。

 

 

 

 これにて今年度の統計は終了です。
 元データとなる現役タカラジェンヌ426人を含めて合計657人の名前を検証したのですが、ここまでしても中央値が平均値を上回る集団を見つけられなかったのは残念でした。全部ひらがなの名前もある少女漫画家のペンネームならチャンスがあると思ったんですがね……。
 しかしながら、統計をとるのはとても楽しかったです。来年も統計できそうならば、また検証したいですね。

 

 

 読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

※当記事に掲載している図表は予告なく修正・変更することがありますのでご注意ください。

*1:正しくは双海亜美さん・双海真美さん姉妹の持ち歌で、やよいさんの持ち歌は「おはよう!!朝ご飯」。

*2:コジコジ」第1話がりぼん2023年6月号に復刻掲載されていた故さくらももこ先生が該当。

*3:りぼん2023年6月号にて津山ちなみ先生の連載作品「HIGH SCORE」の登場人物が「マドモアゼルゆみこ」のペンネームで執筆したという設定のショート作品が掲載されているため、これに該当。